秋のクロイツニュースから

ウェブ版で見る場合はこちら

秋風に誘われるように、ふと思い立ち
東山魁夷の「緑響く」の
絵のモチーフとして有名な、奥蓼科、
御射鹿池(みしゃかいけ)に出かけました。
中央道に入ると、間もなく雨が降り出し
蓼科の山道を走る頃には霧で何も見えず、
やっとの思いで宿に到着。    
一晩中、降り続いた雨も朝方には上がりました。
雨音かと思っていたら、宿の真横には大きな滝!    
早起きして、池のほとりに出かけると
紅葉した木々が水面に...(後に続く)   


 クロイツ+今月のおすすめ

ジュピター東海主催   
十二星座と人間・世界
星々のことばで謎をとく―
丹羽 敏雄津田塾大学名誉教授)
日 時
:2017年11月23日
(木・祝)
    第1部 10:30~12
:30
    第2部 14:00~16:00

会 場:ウィルあいち 会議室6
参加費:5000円
持 物:各自のホロスコープ 筆記用具
※現在キャンセル待ちです<(_ _)>  
詳細はこちら 



クロイツのカレンダーから

 BFRP東海は、東海地方で活動する
バッチ財団登録プラクティショナーたちのネットワークです
詳細は BFRP東海のHP ブログ等ご参照のうえ
問合せ・申込みは各企画の担当者名を書いて、
BFRP東海メール
bach38tokai@yahoo.co.jp へお送りください

 

第18回 レメディ研究部(対象:BIEPレベル3以上)
日時:10/17(火)10:00~12:00
場所:日進市岩崎公民館 2F和室
参加費:300円 今回のテーマは「ハニーサックル」
担当:田中美帆子(要予約)

 

★バッチフラワーカフェ オープン!   

日時:10/26(木)10:00~15:00

場所:SALONE DI MK カフェ&ワインバー&ギャラリー

カフェの飲食代に500円追加で、バッチフラワー体験ができます。

名古屋市瑞穂区内方町1-29-2 

担当:牧野宏江 (予約不要、どなたでもお気軽にどうぞ)


第17回 植物観察会(対象:どなたでも)

日時:10/31(火)10:30~14:30
場所:名古屋市東山動植物園 植物園エリア
参加費:各自入園料500円を払い入園
持物:スケッチブック・色鉛筆・お弁当・ピクニックシート、ルーペ
担当:嶋崎真由美(要予約)

 

バッチのおしゃべりランチ会(対象:どなたでも)
日時:11/6(月)12:30~14:00ごろまで
場所: 自然の薬箱 2階カフェ&キッチン
参加費:各自の飲食代のみ
担当:井神七子(要予約)

第87回 バッチの読書会(対象:どなたでも)
「なんじ自身を癒せ 第1章」(11R)

日時:11/10(金)10:00~12:00
会場:岩崎公民館2階 和室
参加費:500円 (当日集めます)
持物:バッチの遺産、マイドリンク、お菓子など
担当:岩田千亜紀(要予約)

BIEPレベル3、プラクティショナーコースの名古屋開催のご案内
過去3か月以前にレベル2までを修了された方が対象です。

4日間の学びを通して、国際登録の可能なプロフェッショナルとしての知識と実践を学びます。

英国バッチセンターに認定されている、日本で唯一、世界共通の正規のプログラムです。
レベル3 2017/11/3-6(4日間) 会場:ウィルあいち
お問合せ・お申し込みは  (社)バッチホリスティック研究会


10月の声を聞いて、矢も楯もたまらなくなり、ひとり奥蓼科に車を走らせました。目指すは御射鹿池~蓼科は私の家族にとって思い出深い地です。かれこれ30年ほど前になりますが、子どもたちが幼いころ、夏を過ごすのは決まって蓼科の山荘でした。諏訪インターで下りて、久しぶりに走るビーナスラインも、見覚えのある信号も、懐かしさで胸がいっぱいになります。数年前、御射鹿池を見たいと地図を調べた時、それが蓼科にあることを知って驚きました。なんだ、こんなに近くだったのか。あの頃、知っていたなら、と思わないでもありませんが、こうして一人で訪ねてみようと思えるのも、記憶の糸を手繰り寄せるように、蓼科という場所に近しい気持ちがあったからでしょう。

「ため池百選」に選ばれているこの池は、強酸性で魚は生息できず、水底に酸性水を好むチャツボミゴケが繁茂していることから、木々が水面に美しく映るのだとウィキペディアには書かれています。その朝は風もそよがず、水面は静謐そのもの、まるで一枚の鏡のようです。周辺はフェンスでぐるりと囲まれており、池に近づくことはできませんが、その分、美しさは保たれるのかもしれません。白樺、落葉松、秋の深まりとともに、水面は紅葉を映しさらに華やぐことでしょう。魁夷さんはこの辺りで「緑響く」を描いたのかしら、と思しきベストポジションには、三脚を据え、カメラを構えた人が数名。車のナンバーを見ると大阪、千葉、岐阜...平日の朝の5時半、なぜ人はこうも美しい風景に引き寄せられるのかしら。

バイオグラフィーワークでは、自分の人生の軌跡をもとに、テーマに沿って絵を描いたり粘土を使ったりしながら、記憶の一場面を切り取りつつ、そのつながりをみていきます。そこに現れる風景は、決して美しいとか、壮大とか、心地いい場面ばかりではありません。けれど、私たちの記憶の海の底から、泡のように浮かび上がってくる風景を越えた向こうにある懐かしさは、御射鹿池が持つ静謐さにあるのかもしれません。

今日のバッチの読書会は、10巡目の最終章、8章でした。そこにはちょうどこの御射鹿池を表しているかのようなくだりが出てきます。穏やかな湖のような心、さざ波すら立たず、どんな出来事も、どんな環境も、どんな他の人格も、いかなる状況でも、その湖を波立たせることはできない...安らぎの原風景は、きっと誰の中にもある、平安を愛するこころなのでしょう。

それでは皆様、秋の夜長をお風邪など召しませんように。
 

  * * *

最後まで読んでくださり有難うございました。愛と感謝をこめて。

このメールはクロイツにご縁のある方、BIEPを学ばれている方にお送りしています

配信不要、アドレス変更の場合はご遠慮なくご一報ください

 

クロイツ 中村かをる
* * *
愛知県日進市岩崎町石兼56-72

Tel/Fax:0561-72-9612  info@kreuz7.com

KREUZ+ https://kreuz7.com

2017秋の植物観察会

紅葉にはまだ早く、ちょっと華やかさに欠けるこの時期の植物園ですが、BFRP東海の2017年秋の植物観察会がスタートしました。今回で16回目を迎えます。

 

前夜から、スマホでお天気を何度も確認、リュックにスケッチブックと色鉛筆を入れたり出したり、朝になったら、おにぎりと水筒をもって…とワクワクしすぎて眠れない。 

 

にもかかわらず、結局遅刻してしまう私ってなんでしょ。15分遅れでみんなに追いつきました。これくらいの時間差なら、まだみんなほとんど動かず、植物園門に近い「オーク」の前にいることは分かってます。あんなに雌花がたくさんあったのに、ドングリはわずか、2個、3個。あゝ、もっと広々とした場所に移してあげたい。

オークの和名はオウシュウナラです。オークといえば樫(カシ)とずっと思っていましたが、調べているうちに、樫というのは常緑樹で、オークは落葉樹、つまりナラなんですって。


 宿根草園では、秋の七草、ススキに萩、シュウメイギクなど、たおやかな花に混じって、白花曼殊沙華が群生していました。赤い彼岸花~リコリスと同種です。

 

GONSHAN. GONSHAN. 何處へゆく、
赤い、御墓の曼珠沙華(ひがんばな)
曼珠沙華(ひがんばな)
けふも手折りに來たわいな。

 

GONSHAN. GONSHAN. 何本か、
地には七本、血のやうに、
血のやうに、
ちやうど、あの兒の年の數(かず)

 

GONSHAN. GONSHAN. 氣をつけな、
ひとつ摘(つ)んでも、日は眞晝、
日は眞晝、
ひとつあとからまたひらく。
GONSHAN. GONSHAN. 何故(なし)泣くろ、
何時(いつ)まで取つても曼珠沙華(ひがんばな)
曼珠沙華、
(こは)や、赤しや、まだ七つ。

          北原白秋「曼殊沙華」


東海の森には、アサギマダラが好むフジバカマがたくさん植えられています。まだ今はホンの少ししか開花していませんが、10/8には、ここでマーキング調査が行われるらしい。


 

今日は蒸し暑く、蚊もスズメバチもたくさん、飛んでいました。虫たちも来るべき冬に向けて忙しそうです。いつもなら、東海の森でおにぎりを食べ、ビートにラーチ、パインやチェストナットなどをスケッチするのですが、予定を変更して、花畑のほうに移動することに決めました。春から観察しているトチノキの小枝を横目で見ながら、次くるときはしっかりスケッチするね、と声をかけながら。


今回のスケッチのテーマに、私はスィートチェストナット(クリ)を選びました。少し離れたところから、樹形全体を眺め、近くによって枝ぶりや葉の形状を詳しく見ます。バッチ博士は、スィートチェストナットを、「苦痛が余りにも大きく、耐えがたいと感じられるときのためのものです。…眼前に崩壊や破滅以外の何ものもないように見える時のためのレメディです」と記しています。イガイガに包まれた大きな丸い実をいくつも付けて豊かさを感じますが、樹木の形姿全体、また葉の広がり方を見ると、上昇するよりも、大地に引っ張られる下降するエネルギーを感じます。今回、対照的だったのは、オリーブをスケッチしたグループのシェアでした。若々しい滑らかな樹肌、剪定されたところから幾つも上昇する枝を出し、復活、再生のエネルギーが溢れている。樹木のスケッチを通して、バッチフラワーレメディの指標を学び直したような観察会となりました。


 

次回の植物観察会、深まる秋をご一緒しましょ。 

スケッチブックとおにぎりをもって。

第17回植物観察会

10/31(火)10:30~

名古屋市東山植物園門に集合

お問合せはBFRP東海

bach38tokai@yahoo.co.jp 

(担当嶋崎)まで

 

参加費(入園料500円を各自で払い入園)
持ち物 スケッチブック・色鉛筆・お弁当、ルーペ(持っている方)
バッチフラワーの近隣種など、植物を観察しスケッチします。

歩きやすい服装・靴でお越しください。

初秋のクロイツニュースから

ウェブ版で見る場合はこちら

日差しが和らいで
空気が澄んでくると
遠くの音がよく聞こえます

吹き抜ける風に乗って
どこかから人の声
揺れる梢、鳥のさえずり    
嘘みたい
もう秋になりました

お元気ですか?    

 

クロイツのおすすめ

 第12回 バッチフラワーシンポジウム
 
 老年学のすすめ
    と バッチフラワー

~親を見守る眼差し、自分の将来~
日時:2017年10月22日(日)13:00~17:00
会場:アットビジネスセンター渋谷東口駅前503
    
主催(社)バッチホリスティック研究会

 

 



クロイツのカレンダーから

 

 

 

BFRP東海は、東海地方で活動する
バッチ財団登録プラクティショナーたちのネットワークです
詳細は BFRP東海のHP ブログ等ご参照のうえ
問合せ・申込みは各企画の担当者名を書いて、
BFRP東海メール
bach38tokai@yahoo.co.jp へお送りください
 

第85回 バッチの読書会(対象:どなたでも)
「なんじ自身を癒せ 第7章」

日時:9/15(火)10:00~12:00
会場:岩崎公民館2階 和室
参加費:500円 (当日集めます)
持物:バッチの遺産、マイドリンク、お菓子など
 ※読書会後 英国研修報告会へと続きます
担当:岩田千亜紀(要予約)

第17回 レメディ研究部(対象:BIEPレベル3以上)
日時 9/19(火)10:00~12:00
場所:日進市岩崎公民館 2F和室
参加費:300円 今回のテーマは「パイン」
担当:田中美帆子(要予約)

第16回 植物観察会(対象:どなたでも)
日時:9/27(水)10:30~14:30
場所:名古屋市東山動植物園 植物園エリア
参加費:各自入園料500円を払い入園
持物:スケッチブック・色鉛筆・お弁当・ピクニックシート、ルーペ
担当:嶋崎真由美(要予約)

バッチのおしゃべりランチ会(対象:どなたでも)
日時:10/2(月)12:30~14:00ごろまで
場所: 自然の薬箱 2階カフェ&キッチン
参加費:各自の飲食代のみ
担当:井神七子(要予約)

 

11月23日に予定しているジュピター東海の『12星座と人間』の企画には、早々と、受付はまだですか?先に予約できますか?など、たくさんのお問い合わせをいただきうれしい悲鳴を上げております

講師としてお迎えする丹羽敏雄さんは、そのひと月前の10月22日、東京のバッチフラワーシンポジウム2017でもお話をされます。今年のシンポジウムのテーマは「老年学のすすめとバッチフラワー」~親を見守る眼差し、自分の将来~。私自身、親の介護の際に家族全体でバッチフラワーを多用して、その真価に目覚めたところがありますから、このテーマは待ってました!!と言いたい。また丹羽さんの著書『シュタイナーの老年学』は、私の愛読書のトップ10に入ります。

行く道は帰る道

年上の方とお話しているとき、まど・みちおさんの詩のように、今の私の地平からでは見えないものが、見えているのだな、と思うことがよくあります。そんなことができる長生きって素晴らしい。幾つになっても、探究心や好奇心を忘れないでいられたら、それこそが、永遠なる魂の若さなのかもしれません。

シンポジウムでのプログラムは以下の通り

「アンチエイジングの虚構」林真一郎
「シュタイナーの老年学~老いて観える人生の秘密」丹羽敏雄
「青年期の心の教育とバッチフラワーレメディ」神村有紀
「バッチフラワーの老年学~汝自身を知れ~」林サオダ

どのテーマも興味深いですね。
皆さま、東京でお会いしましょう。
そして、そのあとにはぜひ『12星座と人間』にお出かけくださいね。

ところで、バイオグラフィーワーカー・ジュピターのメンバーは、たまたまかもしれませんが、なぜか乙女座だらけ。加えて山羊座も多くて「地」の人ばかり。これってどんな意味があるのでしょう。ちなみに、私の回り、東海のメンバーには、不思議と蟹座、魚座、蠍座が多く、よくいえばしっとり、でもびしょびしょかも。私が「水」だから、水を引き寄せるのでしょうか?それにしても、BFRP東海の協同作業が、いつも柔軟、かつ結束が強いのは、ある種の水の要素が助けになっているのかもしれません。

とはいえ、どんなに仲間と一緒で居心地がよくても、それだけでは個と全体の成長にはつながりません。現に、火、風、水、土の4つのエレメントだけを見ても、偏りがあったりするわけです。でも偏りこそが、個性であり魅力。ただ偏りを魅力に変容させるには、きっと他者との関係、他者の力を活かしバランスをとる力が必要なのでしょう。

それでは皆様、夏のお疲れが出ませんよう、長くて美しい秋を楽しめますように。


 * * *

最後まで読んでくださり有難うございました。愛と感謝をこめて。

このメールはクロイツにご縁のある方、BIEPを学ばれている方にお送りしています

配信不要、アドレス変更の場合はご遠慮なくご一報ください

 

クロイツ 中村かをる
* * *
愛知県日進市岩崎町石兼56-72

Tel/Fax:0561-72-9612  info@kreuz7.com

KREUZ+ https://kreuz7.com

 

バッチ博士が住んだ家

アガサ・クリスティの終の棲家、ウォリングフォードのウィンターブルックハウス 

かなりのミーハーを自認している私ですが、まさしくその通りです。住所を辿って訪ねたのは、1917年、バッチ博士31歳、ロンドン、ユニバーシティカレッジ病院で激務に追われていた頃の住まい Canonbury Square 42

 

当時のままかどうかは分かりませんが、目の前は小さな公園、木立の向こうに見える黒い扉がバッチのかつての住まい。扉の番号を確かめて公園からパチリ。

 

今からちょうど100年前、この家からバッチ博士は病院に通っていたことになります。1917年といえば、最初の妻、グィンドリンが亡くなり、バッチ博士は間もなくキティ・ライトと再婚します。

 

メゾニックホール内部

アガサ・クリスティの終の棲家、ウォリングフォードのウィンターブルックハウス 

再婚後、居を移したのはこちら。瀟洒な住宅街、89 Calabria Rd です。前の家と同様、イズリントン地区ではありますけれど、半マイルほど北にあたり、病院から遠くなります。

 

バッチ博士、忙しいのに遠くなって大丈夫?

この転居から2か月後、バッチは生死をさまようことになるのですが...。

 

こちらも黒い扉、左側の家です。家を見ていると中から人が出てきました。慌てて何気ない素振りをする自分が可笑しい。

 

同じ並びの、数件離れた家では改築の真っ最中。外観は全く変わらず、中身だけごっそり取りかえです。日本では家の寿命は短く、同じ土地に住んでいても新築~つまり人は変わらず、家が変わりますが、ここイギリスでは、家は変わらず人が入れ代わるというわけです。とても美しい住宅街ですが、これらの建物はすべて100年以上前からあったということですものね。

 

念願のバッチ博士のロンドンの家も制覇(?)しました。2017年の夏、バッチ三昧の旅もそろそろ終わりです。

バッチ博士がキティと住んでいた家
カラブリア通り イズリントン

アガサ・クリスティの終の家

アガサ・クリスティの終の棲家、ウォリングフォードのウィンターブルックハウス 

聖書とシェークスピアの次に、世界中で愛読されているといわれる、ミステリーの女王アガサ・クリスティが、85歳の生涯を閉じたのは、ウォリングフォードの中心部から少しはずれたところにある、ウィンターブルック・ハウスでした。引っ越し大好き、数多くの家を同時に所有したクリスティですが、この家につけられたブループラークには、はっきりと「lived here1934-76」と記されています。

メゾニックホール内部

ウォリングフォードの町のサイトには、アガサ・クリスティが、町の名士みたいな感じで、誇らしく紹介されています。素敵なサイトだから見てみてね。バッチ博士も、ノラ・ウィークスと、この町にしばらく住んでいたようです。ノラが、とことこ隣村のソットウェルまで散歩に行って、その後、移り住むことになるマウントバーノンを見つけたのだとか。ノラさん、かなりの健脚ですね~

 

https://www.wallingford.co.uk/home

サイト内のVsterをクリックすると、アガサ・クリスティのページがあり、そこをまた入っていったら、なんと只今、9月8日から10日まで「アガサ・クリスティ ウィークエンド2017」を開催中とのこと。そう聞いても、行けないけど。

ウィンターブルック・ハウスで寛ぐアガサ・クリスティとマックス・マローワン 

かの有名な失踪事件の2年後、クリスティは14歳年下の考古学者マックス・マローワンと出会い再婚します。その後、ウォリングフォードに家を買ったのは、ロンドンにも出やすく、マックスがオックスフォードに通うにも便利、レディングまで出れば、ダートマスのグリーンウェイ・ハウスにも行きやすかったということだったのでしょう。それにしても、アガサ、あなたはもうこんなおばあちゃんだったのね


バッチとフリーメイソン

エドワード・バッチ博士がフラワーレメディのシステムを完成させた翌年の1936年、ウォリングフォードのメゾニックホールで催したフラワーレメディについての一般講演の記録が残っています。

 

私がまだBIEPの受講生だったころ、バッチ博士がフリーメイソンだったことを知って、少し驚きました。というのも、フリーメイソンって、なんだか怪しい秘密結社であるかのような印象があるでしょう。

 

でも、かのゲーテやシラー、モーツァルトやハイドンなど、名だたる芸術家をはじめ、米国歴代大統領など多くの著名人もメンバーだったことは知られていますし、ボーイスカウトとのつながりなどからは、健全な慈善団体という印象も受けます。

 

そもそも、中世から存在するフリーメイソンは「自由な石工」を意味し、大聖堂や城壁を設計、建築する人々の集まり、石工の職人組合だったことに端を発するといわれています。(諸説あり)それが、年月を経るうちに、王侯貴族や知識人が参加するようになり、中・上流階級のクラブ、社交の場、精神修行の場、友愛組織へと変化していったようです。

 

フリーメイソンの基本理念は、自由、平等、友愛、寛容、人道の5つ、「すべての人が同意することのできる宗教」に従って「真実で善良な人間」になることが求められている(吉村正和『フリーメイソン』講談社現代新書)と書かれています。 

フリーメイソン メゾニックホール

ウォリングフォード、メゾニックホール入口

メゾニックホール内部

ホール内部


 

バッチ博士がフリーメイソンに入会したのは1918年、第一次世界大戦も終わりに近づいた32歳の時でした。その前年、彼は大きな試練に見舞われます。妻の死、再婚、そして病に倒れ手術、余命3カ月と宣告を受けます。ところが、人生の仕事に邁進するうちに不死鳥の如く甦り健康を取り戻していきます。そうした経験とフリーメイソン入会とは、何か関係があるのでしょうか。

 

一人の人間として、バッチが抱えていた葛藤なども含め、バッチ博士の著書『汝自身を癒せ』の中に描かれている世界観や健康観を貫いている、古代と近代、神秘と科学、見えない世界と見える世界をつなぐホリスティックな視点が、バッチ博士の人生を辿るうちに、さらに浮かび上がってくるようです。

 

講演をしたのは、儀式をするホールではなく、おそらくこちらでしょう、と案内してくれたのが、右のホールです。舞台の青い幕を開けるとフリーメイソンのコンパスとマークが大きく描かれていました。しかも、このホールではバッチ博士ばかりか、この近所に住んでいたアガサ・クリスティが、作品の上演をしたのだとか。5分も歩けば家があるよ、という言葉に大興奮→クリスティの家

 

今も昔も、こういったホールは人が集まる場所。フリーメイソンのセンターが今やバランスボールのエクササイズの会場だなんて。

ウォリングフォード メゾニックセンター外観

バッチ三昧の旅5

バッチセンター2017

 私が初めてバッチセンターを訪れたのは、2007年の初秋のこと。当時、ストラウドに住んでいた二女と一緒でした。その静謐な佇まいは、それまで訪れたどの場所も霞むほどの衝撃を受けました。

 

 あれから何度訪ねたことでしょう。今では日本からのバッチセンターツアーに合わせ、東海や関西の仲間たちと、またロンドン在住の長女(バッチセンターでBFRP取得)とともに、2年毎に訪れるのが恒例となりました。


 毎回、ほぼ同時期に来ていますが。年毎に気温も違えば、微妙に花の時期もずれ、前回は満開だったのに、今回は少しだけとか、その反対のこともあります。確かこの辺に咲いていたはずなのに、全く違うところから出ていたりなどなど。

 2年前、ガーデナーが変ったばかりの庭は、意気消沈して見えましたが、今回はすっかり息を吹き返し、植物は驚くほど元気で丈高くなっていました。建物の奥にあるアスペンの木の前で。現在のガーデナー、アランさんのガーデンツアー。


 

バッチフラワーの学びの中で、欠かせないのはバッチ博士の宇宙観、人間観。1930年代、この場所でバッチ博士は、人間の心身の健康について思いを巡らし、フラワーレメディのシステムを完成させました。ここにいると「場」の力というものを感じないではおれません。知識や頭ではなく、感覚、さらにもっと奥深い精神性が見える形となって、この場に息づいていることをすべての人に味わってほしいと願っています。

 

 


あわせて読もう2年前のバッチセンターツアー

バッチセンター2015 バッチセンター2015の2

真夏のクロイツニュースから

あれよあれよという間に8月になりました。
はやくも立秋、暑中お見舞いから残暑お見舞いへ

先日、思いついて阿智村に行き
何となく夜のゴンドラに乗って、
標高1400メートルの星空を見てきました。
宿が貸してくれたマットの上に寝転がり、
ブランケットに包まってもまだ寒い。
夜風は冷たく、夜露がしっとりと降りてきます。
待つこと30分、一斉にあたりのライトが消されると
突然、浮かび上がる天の川、夏の大三角。
思わず知らず涙がこぼれます。
それにしても、折角の星の饗宴
ライトのみならず、マイクも消してほしかったなぁ

 


クロイツのおすすめ

「BIEPレベル1 名古屋2日間コース」
日程 2017/9/17-18日・月祝)10:00~17:30
会場 ウィルあいち
受講料 
38,000円(教材、消費税含)
バッチ国際教育プログラム(BIEP) は、バッチフラワーの創始者エドワード・バッチ博士から直接継承された教えを体系的に学ぶ世界共通のプログラムです。あなたも正規のコースで学んでみませんか?2日間でBIEPレベル1が取得できます。

名古屋レベル1*2日間コースへGO!



クロイツのカレンダーから
夏の名古屋オイリュトミー集中講座
名古屋オイリュトミーの会主催で、毎年夏と冬に開催しています。
初めての方もどうぞご参加ください。
日時:8/19-20(土日)10:00~12:00、13:30~15:30
会場:イーブル名古屋(地下鉄東別院徒歩2分)
講師:横山守文(オイリュトミスト)/ピアノ(鈴木里美)
参加費:1コマ3,000円、1日5,000円
持物:底の薄いシューズ、動きやすい服装(女性はフレヤースカート等)
お申込・お問合せ 090-1097-0230(鈴木)/kreuz706@gmail.com(中村)
.......★.......
BFRP東海
は、東海地方で活動する
バッチ財団登録プラクティショナーたちのネットワークです
詳細は BFRP東海のHPブログ等ご参照のうえ
問合せ・申込みは各企画の担当者名を書いて、
BFRP東海メール bach38tokai@yahoo.co.jp へお送りください


レメディ研究部(対象:BIEPレベル3以上)
日時 8/22(火)10:00~12:00
場所:日進市岩崎公民館 2F和室
参加費:300円
担当:田中美帆子(要予約)

バッチのおしゃべりランチ会
日時:9/4(月)12:30~14:00ごろまで
場所: 自然の薬箱 2階カフェ&キッチン
参加費:各自の飲食代のみ
担当:井神七子(要予約どなたでも参加できます

第85回 バッチの読書会
「なんじ自身を癒せ 第7章」
日時:9/15(金)10:00~12:00
会場:岩崎公民館2階 和室
参加費:500円 (当日集めます)
持物:バッチの遺産、マイドリンク、お弁当、お菓子など
担当:岩田千亜紀(要予約どなたでも参加できます

★読書会終了後、引き続き7月のバッチセンターツアーの
報告会があります。お楽しみに!
「バッチ三昧の旅」は ブログでぼちぼち更新中です。

アストロロジーライターのSayaさんによれば、占星術を意味するアストロロジーという言葉には「星の会話、星の言葉」という語源があるそうです。この夏、冒頭で書いた通り天上の星々に感激し、 前回のメールで取り上げた、タウマゼイン(存在驚愕)、存在することへの賛美、畏れを改めて実感した私は、以前から星読みに関心があり、いつか星の言葉が読めるようになりたいと思っています。最近では単なる星占い、またマニアックな西洋占星術の域を越えて、一億PVを誇る、大人気の星読みライター、石井ゆかりさんのような存在もあって、アストロロジーの世界もずいぶん裾野が広がりました。

 バイオグラフィーワークでは、人間に働きかける諸力として、惑星や12星座も学びに含まれますが、惑星に比べると12星座は~宇宙の真夜中~まだまだ未知の分野で、情報が決して多くありません。せめてオイリュトミーの、12星座は子音として動くことを足掛かりに探ってはみても、総合的に捉えるのは難しい。占星術は実際に宇宙を運行する星々、天文学がベースにあるわけですから、ここはひとつ占星術の基本を学ぼうと、ジュピター東海(バイオグラフィーワーカーの東海グループ)で話し合った結果、秋も深まる11月23日(木・祝)『12星座と人間』というテーマで、『星々と木々』『百合と薔薇』でおなじみの丹羽敏雄さんを招き、1日講座の計画を立てました。一人ひとり自分のホロスコープを手にしながら12星座に親しもうというわけです。
 星々を巡る旅をご一緒しませんか?ご案内は後日サイトにてお知らせします。

 今日は立秋、明日8日は水瓶座で満月が起こります。そしてお天気次第ですが、午前2時22分ごろから1時間ほど掛けて、月が欠ける部分月食が見られるそうです。また13日は、夏の夜空のハイライト、ペルセウス座流星群が見頃を迎えます。条件がよければ1時間に30個も!? 睡眠不足が続きそうです。とはいえ、今はその前に気になる台風5号、こうして書いている間も、時折、激しく雨が窓を叩きます。あちこちで雨風の被害が出ていますが、どうぞ大過なく通りすぎますように。

それでは皆様、名残の夏を健やかにお過ごしくださいませ。
* * *

最後まで読んでくださり有難うございました。愛と感謝をこめて。

 

このメールはクロイツにご縁のある方、BIEPを学ばれている方にお送りしています

 

配信不要、アドレス変更の場合はご遠慮なくご一報ください

 

 

クロイツ 中村かをる
* * *

 

愛知県日進市岩崎町石兼56-72

 

Tel/Fax:0561-72-9612  info@kreuz7.com

 

KREUZ+ https://kreuz7.com

 

バッチ三昧の旅4

クリックハウエル界隈

ウェールズ2日目、見事に晴れました。清々しい風が川面を渡っていきます。見どころはいろいろあるものの、残された時間はわずか。タウンセンターのそばにある古城と、ミムラスがあったと記述があるクリックハウエルハイスクールのグランドを探してみます。

ハイスクールから、St.Edmund's Churchの塔を見る

木立に隠れて見えないけれど、眼下にはアスク川

クリックハウエルハイスクールは私立校ではなく、公立校です。ぐるりを山に囲まれて、こんな素晴らしい環境の中にあるなんて、なんと贅沢・・・。ここは国立公園ブリコン・ビーコンズの中に立地しているのですから景色がいいのは当たり前でした。

 

このあとは、クリックハウエル城へ。ドラゴン・インでサンデーランチを食べたら、ウェールズともさようならです。また来られるかな。

クリックハウエルキャッスル

一部を残すのみとなっている、クリックハウエルキャッスル。周辺にはワイルドフラワーガーデン、グラウンドやのどかな公園となっています。

古城の城砦の一部が通りの中に。

通りの名前はタワーストリート

タワーストリートにほど近いドラゴン・イン

ガーデン最高!お料理もおいしくてお値打ち。



あわせて読もう1年前のウェールズの旅 

バッチ三昧の旅3

オークの木の下で

前回訪れた時、アスク川の対岸には入れませんでした。

遠目に、あの大きな木はなんだろう、と思っても

近づいて見ることができません。

ところが、幸運にも、今回はイベント会場の駐車場として

門が大きく開かれていました。

 

ヤッタァ~巨樹に向かって走り出したものの、

ゲッ! 気づけば足元は馬の糞だらけ!

草か糞かというほどの凄さです(苦笑)

 

こんなことで怯んでなるものか、顔を上げて走る私!

 綺麗な芝生に見えますが、実は糞まるけ。

それにしても、樹形が見えるっていいなあ。

日本では木が多すぎて樹形が見えないのが普通ですから。

―あの木は、オークでした―

立派な木には、称賛の言葉をかけよう。

なんて堂々としているの。素晴らしい。

聞かせてください。これまで何を見てきたのか。



あわせて読もう1年前のウェールズの旅 

バッチ三昧の旅2

インパチエンス、見つけた!

アスク川のほとりへ

ウェールズ語らしいホテルの名前が発音できませんが

このリバーサイドレストランは、

アバガベニーとクリックハウエルの中間に位置し

移動に車がないと少々不便。

ハードネゴシエーターの我がツアコン娘は

どんどん交渉し、時間も金額も思いのまま。

 

チェックイン前だけど、部屋に案内され、荷物を置くと

私たちは再び7人乗りのタクシーを駆って

クリックハウエルのセンターへ。

 

インフォメーションセンターで地図をもらい、

てくてく歩いて川まで下ること10分足らず。

途中の生垣にクレマチスを見つけ、洒落た窓辺や

ドアを彩る薔薇や藤に歓声を上げながらやってきました

アスク川。

ここまで来ると、昨年、途中まで登って恐怖を味わった

テーブルマウンテンがすぐ近くに見えますが

騙されちゃいけない、目の錯覚です。

 

ウェールズで最古の石橋の上を車がどんどん通ります。

計算外だったのは、河岸の広場がイベント会場に!?

物珍しそうな視線を浴びつつ、7人の小人たち

(いや大人ですが)は、並んで川岸に沿って進みます。


 

ドキドキ ない? ない? 

あっ、あった~!!

光る水面に照り映えてインパチエンスが、

あちこちいっぱい、咲いているではありませんか。

あ~うれしい。

濃いピンクのインパチエンスに混じって

バッチフラワーレメディに使われているという

優しい藤色のインパチエンスも咲いています。

向こう岸にも、沼地の小道にも、

あ~~神様、ありがとう。


 

野生のインパチエンスは、これまでイギリスでは何度か見かけました。

デボンやコッツウォルズの小川のそばで、いずれも水辺に群生していて狂喜乱舞したものです。

けれど、このアスク川の岸辺に咲くインパチエンスは、私たちBFRPにとっては特別です。

何といっても、この場所で、このインパチエンスたちの先祖(?)が

インスピレーションとなったかもしれないのですから。


あわせて読もう1年前のウェールズの旅 

バッチ三昧の旅1

ウェールズ再び

ロンドンからアバガベニーへ

1年前、アバガベニー(Abergavenny)へ向かった日は

EU離脱の可否を問う投票日で、イギリスは異様な興奮に包まれていました。あれから1年後、今もテロや火災などの渦中から抜け切れていないイギリスですが、今年も同じ季節に訪れることになりました。

 

南ウェールズ、アバガベニーからクリックハウエルを

流れるアスク川の畔は、かつてバッチ博士が何度も訪ね、バッチフラワーの源泉になった場所です。

 

エドワード・バッチの『オリジナルライティング』の中に挿入されているノラ・ウィークスのスケッチには、アスク川の岸辺、クリックハウエル橋のあたりにインパチエンスやミムラスの咲いている場所が描かれており、昨年その場所をしっかりと歩いているにも関わらず、その気配を感じられなかった私としては、今度はもうちょっと違う季節に来よう、と思っていたのでした。

 

けれど、今年は2年毎に催されているバッチセンターツアーの年、東海からも関西からも知った顔がイギリス・バッチセンターに集います。この機を逃してはみんなとウェールズに行くことは叶いません。昨年より10日ほど遅く、しかも今年のイギリスは暑い、きっと開花期を迎えているに違いない!

 

そう念じて、BFRP東海勢と関西勢、ツアコン役の長女に私の7人で野生のインパチエンスを見ようと、渡英2日目の早朝、ロンドン・パディントン駅に7人が集合、顔合わせもそこそこに、電車は西へ西へとひた走る。

 

ニューポートで乗り換えて約30分、アバガベニー到着。

とりあえず今夜の宿へ向かいましょう。

バス停で待つこと20分遅れ、

コトコトコト、バスがやってきました。

まもなくバスの窓外は、Brecon Beacons 国立公園らしい

壮大な風景が広がっています。

 

バスの運転手さんが、急にこちらに声をかけました。

どこのホテル? 長女が名前を告げて、しばらくすると、

ここで降りるといいよ、とバス停でもないところで

停まってくれました。

笑顔のお礼で、ぞろぞろ降りる私たち。

 

わ~~い!眼下にアスク川! 山並みの広がり!

リバービューの可愛いお部屋。興奮度数マックス!!!

 

何といっても素晴らしい眺め。レストランも美味しい。

昨年泊まったBears より、私はずっと気に入りました。

おまけに安い。

Llanwenarth Hotel & Riverside Restaurant

 

但しこの時のバス以外、移動はすべてタクシー

しかも7人乗りが確保できて、交通費も割安。

この辺りの交渉は、やはり優秀なツアコン(?)娘の

存在があって可能だったかも。つづく

アバゲベニー駅
窓の外に広がる壮大なウェールズの風景
ホテルの窓からの風景
Llanwenarth Hotel & Riverside Restaurant
Llanwenarth Hotel & Riverside Restaurant

あわせて読もう1年前のウェールズの旅 

梅雨のクロイツニュースから

6月も終わりに近づきました。
2017年が明けたのはついこの間だったような気がするのに、
時の流れの早いこと。
「時」の使い手になりたいと願いつつ、
すっかり使われているのが日常です。

甲斐信枝さんの『雑草のくらし』に描かれている
空き地のスケールには、はるか遠く及びませんが、
クロイツの庭はさしずめ雑草の王国、
6月に入る頃には草の勢いは日に日に増して
今やもうお手上げ、草抜きではなく草刈りが必要です。
それでも木漏れ日の中で、
胸元まで伸びたヒメジョンの白い花が
ゆらゆらと揺れている様は、えも言えず美しく、
まぁいいか、という気になっています。
窓辺の向こうはコナラの木、
雨間に鳥のさえずりが聞こえてきます。

あまりにも有名で、今更の感がなくもないのですが、
谷川俊太郎さんの処女詩集『二十億光年の孤独』の集英社文庫(2008)に
収められている「自伝風の断片」のなかに、
父親である谷川徹三(哲学者)の
「妙に記憶に残っていること(昭和34年)」という一文があります。

「…その時私は、そういう気質に俊太郎が生まれついたことを、
なかば嬉しく、なかば気がかりに思って、それを母親に話したものだった。…」 
当時5,6歳だった俊太郎さんが、庭で急にジダンダを踏んで泣きだしたので、
どうしたかと見たら、犬にちょっかいを出されたカマキリがかわいそうで、
何とかしてと訴えており、それで犬を追っ払ったらすぐに泣き止んだ。…
大人になったあとも、家の中に入ってきた蟻やハエ、クモさえも殺さず、
家の外にそっと出していた、と続きます。
 
このくだりを読んで、私はふと、まど・みちおさんを思い出しました。
そして二人の非凡なる詩人に共通していたのが
「いきているもの」に対する眼差し、
その根底にある「驚異(タウマゼイン)」だったことに、
激しく胸を打たれました。

タウマゼイン(驚異、驚愕)というギリシャ語は、ウィキペディアに出ている例を出すと
「 ふと空を見上げた時、そこに無数の星々を見る。何とはなしに、こんなことを考える。
「この星々はいったいどこから来たのか、この世界はどこまで広がっているんだろうか、
この広い宇宙の中で、なぜ私はここにいるのだろうか、そもそもなぜこういう世界があるのだろうか」
こうしたことを問うた時、そしてそこに自分の知的理解の及ばない問題があると気づいた時、
人はある種の「驚異」を覚える。こうした驚異のことを、哲学者たちはタウマゼインと呼んできた。

哲学も化学も文学も、すべて驚き「A」「ああ!?」から始まったのかも?

ここでいう驚きは、単に珍奇なこと、未知への好奇心や興味を指すのではありません。
もっと本質的で根源的な「存在することに対する驚き」です。
まど・みちおさんの詩には、その「存在驚愕」が、分かりやすい言葉で、たくさん出てきます。
かつて、朝日新聞の天声人語で取り上げられて一躍有名になった、
「ぼくが ここに」は、その代表かも知れませんが、
それ以外にも「カ」とか「木」とか、動物、植物を問わず、
それらの詩を貫いているのは、存在することへの畏敬の念です。

《りんごが ひとつ/ここに ある/ほかには/なんにも ない//
ああ ここで/あることと/ないことが/まぶしいように/ぴったりだ/》「りんご」

今、世界中で起きている天災、人災、争い、複雑に絡み合った問題や困難等々、
それらは見方を変えれば、多くの犠牲を払いつつも、
私たちを成長へと導くものかもしれません。
そしてそのほとんどは遠くの出来事であり、我が身に降りかからない限り、
真剣に向き合うことも少ないのです。
来週半ば、EU離脱、続発するテロ、火災等々、熱波に揺れるイギリスに出かけます。
日常のロンドンは下の画像に見られるように、6月には稀な暑さの中、
子どもたちがボートの練習に励む風景もありのどかですが、
当然周囲からは、大丈夫?という声がかかります。
けれどそこは恐怖や不安ではなく、
畏敬の念、タウマゼインという言葉を思い出しながら、
異国を旅してこようと思います。そのご報告はまたブログで。
皆さま、どうぞよい時をお過ごしください。
蟹座新月の日に

初夏のクロイツニュースから

5月、まばゆいばかりの新緑、木々の梢は、高みへと伸び、私たちの眼差しを空に誘います。普段、空を見上げることの少ない人も、この季節ばかりは、ついつい遠くを眺めてしまうのではないかしら。
 GWに娘たちがイギリスの自然遺産、ジュラシック・コーストを訪れたと、青い海の画像が届きました。冬並みの寒さと曇天が続いていたにも関わらず、奇跡的に晴れたのだそう。
こんな深い青を見ると、谷川俊太郎さんではないですが、あゝ、ふるさとは海のかなた、なんて言葉が浮かんできます。周辺ではアンモナイトの化石がいっぱい見つかるのだとか。三畳紀やジュラ紀に生きた首長竜や爬虫類を想像しつつ、春から夏へ、桜、藤、栃、栴檀(せんだん)など、梢を彩る花を透かして見る空に、「我がふるさとは空のかなた」などとつぶやいてみたりしています。

目が覚めた時、ふいに、言葉とかイメージが浮かんでくることってありませんか?

私は、毎日じゃないけれど、割とあります。
決して夢の続きなどではなく、突然、ふっと、です。
眠っている間に、見えない世界で、お叱りを受けたり、励まされたりしているのか、
コトンと何かが落ちてきたように答えが出たり、
思ってもみなかったアイディアが浮かんだり、覚悟が決まったりします。
日程を決めかねているような時に「月を使え~」なんて聞こえてくるわけです。
かなり、あやしい話しですけれど、これホントです。

それで、私の「今朝のお告げ」(笑) は、
なぜか「セントーリー」という植物の名前でした。
その言葉に目覚め、微睡みながら、
それは「余裕がある」ってことだ、とぼんやり考えました。

バッチフラワーで、セントーリーと言えば、
「親切で優しく他者に尽くす気持ちが強すぎて、
自分のニーズを無視しているうちに、人の言いなりになってしまう」
ネガティブな状態を指します。

私は横になったまま、朦朧とした頭で、
相手を優先させることは、自分は切羽詰まっていない、
いいよ、と受容できるのなら、それは余裕ってものだなあ、と
とりとめもなく、思いを巡らしていました。
だからといって、いつもというわけにはいかない。
常に他者を優先していたら、相手の成長の機会を奪うことになるし
なによりも、自分で自分を虐めていることになる。
そう、献身の気持ちは持ちつつ、適切な自己主張がポイント!

そこまで来たとき、急にハッと覚醒しました。
え!?なんで、セントーリーなの?と、自分に問いました。
はて、今の私って、何か、言いたいことが言えないでいたかしら?

さしあたって、思い当たることはありません。

でも、まだ形を取ってはいないけれど
私の無意識の海の中から浮かび上がる泡のように、
何かが声を上げようとしているのかもしれません。

誰にでもあることだと思うけれど
たとえば、先送りしていること、
たとえば、諦めていること、
たとえば、状況を見過ぎていること、
たとえば、本来の目的から外れている責任や義務など、

ゆっくりと考えてみなければなりません。
振り返り、自分への問いを立て、ゆっくりと考えてみましょう。

何せ、これはお告げなのですから ね。
それでは、また!

下の画像はセントーリー(Centaury)
リンドウ科 シマセンブリ属 和名ベニバナセンブリ

ブラームスはお好き?

私が初めてブラームスという名前を知ったのは、多分、母が歌う子守歌からだったと思う。当時にしては珍しく西洋音楽好きだった母は、毎夜、子守歌を歌ってくれたが、それが日本の子守歌ではなく、シューベルト、ブラームス、モーツァルトなどなどだった。私はモーツァルトの子守歌の、♪~月は窓から~銀のひかりを~そそぐこの夜~♪、というところが特に好きで、しつこくリクエストをしたものだ。

 

1954年、フランス実存主義の影響を色濃く持つフランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」が、弱冠18歳の若さで世界的なベストセラーとなった。その5年後に書かれたのが、「ブラームスはお好き?」だった。中学生になっていた私は、なぜ、モーツァルトではなく、ブラームスなのだろう、と思いながら、むさぼるように読んだ。

 

それから何年経っただろう。1977年の春、サンフランシスコのオペラハウスで、アシュケナージ指揮のブラームスを聴く機会があった。ワクワクしていたのも束の間、演奏が始まると間もなく気分が悪くなり、もう聴くどころではなかった。ブラームスを聴く時は事前の食事をしてはいけない。気をつけようと思った。それにしても、もったいないことをしたものだ。

 

木曜日、豊田あげつまクリニックのホール、ノバリウムで、県芸の教授陣による「ブラームス室内楽の夕べ」のコンサートがあった。デュメイのCDを聴いて好きになった、ヴァイオリンソナタ第1番と、あまり知らないピアノ四重奏曲第2番だ。渋い...なんてカッコいいプログラムだろう。そうそうたる演奏者たちの奏でる響き、円熟、重厚、軽妙洒脱~教授、准教授ともなれば、後進の指導が大きな仕事であろう彼らが、表現者だけで生きていただろう若かった頃とは、おそらく違う世界を見せてくれている、なんて贅沢な至福の時間だろう。。。

参りました。

 

ブラームスはお好き?

もし、特別にお好きじゃなくても、

ぜひどうぞ。

 

ブラームス室内楽全曲演奏プロジェクト

2017/5/23(火)18:45

ザ・コンサートホール 名古屋伏見

フランソワーズ・サガン(1935-2004)

富裕な家庭の第3子(末子)としてフランスに生まれる。18歳のデビュー作で世界的名声とともに巨額の富を得る。莫大な収入を得たものの浪費も激しく、 酒、たばこの他、自動車事故で重症を負った時の痛み止めのモルヒネから麻薬中毒となり逮捕されたこともある。

 

ユーミンの「セシルの休日」に出てくるセシルは、サガンの「悲しみよこんにちは」に出てくる主人公の女の子、ということを知ったのは、ずいぶん後の話しです。


アガサ・クリスティーを訪ねる旅(3)

トーキィー アガサの生まれ故郷

先月、ミス・マープルのセントメアリーミード村はどこに?ということで、その候補の一つとしてあげられている「妖精の住む村、コッキントン」について書きましたが、そこへ向かうバスが出ているのが「イギリスのリヴィエラ」と称される海辺の町、トーキィーです。

 

トー(tor)は とがった岩山、キィー(quay)は波止場、河岸のことで、アガサは、アメリカ人の資産家の父と、その義理の従妹にあたるイギリス人の母の間の第三子として誕生します。引っ越し好きで家を買うのが大好きだったアガサですが、トーキィーにある「アッシュフィールド」と名付けられたその家を、生涯を通して「我が家」と呼んだそうです。

 

「スリーピング・マーダー」、「エンドハウスの怪事件」、「書斎の死体」などで登場する、インペリアル・ホテルは、海を見下ろす小高い丘の上にあり、だらだら続く長い坂道を登っていくと、眼下に広がる海がキラキラと光り、行き交う船も美しく、いかにもリゾートという感じがします。インペリアルホテル(作中ではマジェスティックホテル)のバルコニーのテーブルで、ミス・マープル、またはポアロとヘイスティングの気分で、海を見ながら、優雅なランチタイムです。

アガサ・クリスティゆかりの場所につけられているアガサ・マイル

 

またしても、雨の植物園

今年の春はやっぱり不安定、3回目の植物観察会(4/26)はまたしても雨になり、今度こそ中止になりました。でも、クラブアップルも気になるし、オーク(ヨーロッパナラ)の開花が、今を逃すと観られないかもと思い、大雨を覚悟して出かけました。で、オークの前にいくと、同じ思いに駆られた3人が集合(笑) 来てよかった! 

 

頂芽から勢いよく葉っぱが吹き出して、雄花も雌花も咲き始めです。こんなのを見せてもらえるなんて、うれしい!ありがとう

 

シュッシュッと音を立てているみたいに一気に目覚めました。まるでマジック!

 

 


オークの雄花と雌花

 

柔らかな若葉の縁は仄かに赤みを含んでいます。雄花は尾状花序で垂れ下がるように咲き、風の吹くに任せて、大量の花粉を飛ばすのです。雌花は痛々しいほど赤くて小さくて上向きです。花粉を上手に受け取れますように




私たちの定点観察では、歩くルートをほとんど変えず、順番に丁寧に見ていきますが、今日ばかりは、雨がひどくならないうちに、クラブアップルを先に見ることにしました。開花すると真っ白なのに、蕾や咲き初めは薄紅です。美味しいのでしょうか、虫食いが目立ちます。



雨がだんだん激しくなってきました。もう帰る、とは誰も言わず、いつものように、立ちどまり、観察し、話しかけては、歩きます。「雨の日もいいね」と言いながら。バイン(葡萄)、ハニーサックル、みんな蕾が膨らみはじめました。

 

池のそばのアスペンの花はどんなだろう。花が咲いている様子ですが、木が高いのと、建物の屋根に邪魔をされてよく見えません。ところが、ふと地面を見ると、花が一杯落ちているではありませんか! アスペンの花を見るのは初めて。

バッチフラワーのアスペンの画像では、ちょっと不気味な印象を抱いていたのですが、ここのアスペンの花は白くてふわっふわの綿毛のようです。


東海の森に入ると、雨のせいか、よりひっそりとしています。冬の間は、葉を落として明るかったブナの森も、もうこんなに繁ってきました。これからさらに緑陰も深まっていくことでしょう。私がずっと観察しているブナの小枝、去年は一年間、全く様子を変えなかったのに、今年は、葉を出していたので、びっくりしました。今年は変化が楽しめそうです。雨脚が強くなり、スケッチできるような状況ではありませんが、次回に期待をつなぎます。もう、カメラを構えることもできないほどのひどい降り。それでもいつものコースをずぶ濡れになりながら楽しそうに歩く3人でした。あ~~寒い、何か温かいものを食べに行こう!!


 

次回の植物観察会は、きっと晴れる! ぜひスケッチブックをもってご一緒しましょう。

第15回植物観察会

5/17(水)10:30

名古屋市東山植物園門に集合

お問合せはBFRP東海

bach38tokai@yahoo.co.jp 

(担当嶋崎)まで

 

 

参加費(入園料500円を各自で払い入園)
持ち物 スケッチブック・色鉛筆・お弁当、ルーペ(持っている方)
バッチフラワーの近隣種など、植物を観察しスケッチします。

歩きやすい服装・靴でお越しください。

4月のクロイツニュースから

4月、いつものメール配信からメルマガへの切り替え作業が手間取り、クロイツニュースのお届けが遅くなりました。皆さま、ごきげんいかがでいらっしゃいますか? この辺りでは桜も咲き終わり、芽吹きの季節となりました。痛々しいほどの新芽が、日に日に普通の若葉になっていくのを見ると、その鮮度を留められないことに、なんだか切ない思いがしてなりません。生きているものは、みな移ろっていくのは当たり前のことですが、生命が溢れる春ほど、それを感じさせられるときはないのかもしれません。ホリーの花に蜂が集まり、スターオブベツレヘムの花も開き始めました。植物たちとともに、春をしばらくとどめ、楽しみたいものです。 

4月、新生活が始まった方も多いことでしょう。引っ越しを重ねていると、自然に身の回りの取捨選択がされていきますが、私のように同じ場所に30年以上も住んでいると、いつしかどっさり、暮らしの澱のようなものが溜まっていきます。家族が増えては、またやがて減っていくプロセスで、その都度、整理整頓をしていかねば、決して片付かないわけです。とはいえ、独立していった子どもたちの、物置部屋みたいなところもあって、一家を抱合している実家のような存在は、私個人だけでは決めきれないものも多く、なかなかすっきりとはいきません。

私自身、整理が嫌いなわけじゃないですが、正直に言うと、断捨離を掲げることにはちょっと抵抗があります。無駄も捨てがたい。無駄があってこそ、味があろうというもの。箪笥の肥しには安心感があるし、捨てられないメモ書きも、時には重要な意味があるかもしれない。働かないアリ理論なんてものもあるじゃないですか、というようなことを考えていたある日、ここ何年か、折にふれ、思い出そうとして出てこない言葉がありました。それは「回心」、確かメタなんとかって言うんだったよなあ、とおぼろげな記憶を辿っても、どうしても出てこなかったものが、ふと会話の中に入ってきて、それが糸口になってググってみたところ、「メタノイア」という言葉だと分かりました。ああ、すっきり。

その翌日のことです。毎日使っているファイルの引出しに、古い手帳が入っているのに気づき、何気なくしおり紐の挟んであるところを開けてみたら、な、な、なんということでしょう。そこには 私の字で、「メタノイア 回心 ギリシャ語」と書いてあるではありませんか!

それは2000年の手帳でした。私ったら、17年前の手帳をいつも使うところに入れていた、かつ、しつこく思いだそうとしていたことになります。今でこそすぐに答えは得られそうですが、17年前のことですから、その過程ではググるという言葉も発想もなかったのです。それにしても興味深いのは、答えが分かった途端に、それまで隠してあった答案用紙が、ひらりと出てきたみたいな感じです。いったい誰が隠して、誰が出したの?と思わず聞きたくなります。もちろん、この手帳を処分していたら、この面白さは味わえませんでしたけれど。

4月、何か新しいことを始めたくなる季節でもあります。自分の身辺を見回して、捨てるもよし、まだまだとそばに置いておくのもよし、すべてそれらにはベストなタイミングがあって、その「時」を捉えることの方が重要な気がします。

アガサ・クリスティーを訪ねる旅(2)

ミス・マープルの住む村?

バッチホリスティック研究会では、2年毎にプラクティショナーを対象にバッチセンターツアーが行われています。私は今年も参加予定です。これまで何度か個人的にも訪れていますけれど、なんといってもこのツアーのいいところは、バッチセンターのレクチャールームでジュディ・ハワードさんやステファン・ボールさんと親しくお話ができ、実際にガーデンを歩きながら、植物やレメディのお話が聞けること。バッチも通ったパブ、レッドライオンで食事をしたり、お墓参りをしたり、最後に講演をした隣町にあるメゾニックホールを訪ねたり、とお馴染みのコースでも、やはり毎回違う印象を受けて楽しめます。

 

ソットウェルの隣町は、ご存知アガサ・クリスティが最晩年を過ごしたウォリングフォードです。2年前にバッチセンターを訪ねた際もここのB&Bに泊ったので、ぜひ、クリスティの家を訪ねようと計画を練っていたのですが、実行に及ばず。今度こそ、彼女の終の棲家ウィンターブルック・ハウスを覗いてみたいなあと密かに思案中。

 

以前、デボンを訪ねた際、どうしても行ってみたいと思っていたところに「コッキントン村」があります。アガサ・クリスティのミステリーに登場する主人公にはエルキュール・ポアロとミス・マープルがいますが、この村は、ミス・マープルが住むセント・メアリー・ミード村のモデル候補の一つになっているところだとか。トーキーの海沿いのバス停で、直通のバスに乗ると、あっという間に両側から生い茂る緑のトンネルの中に迷い込み、パッと開けたら別世界。そこはおとぎの国です。イギリスの村々は、だいたいどこもかしこも美しいのですが、なかでもここ、コッキントン村は「超」を10個くらいつけたくなるほど素敵です。

 

下の画像を見てください。可愛いでしょう。ずっと時が止まっていたかのような、妖精の国に迷い込んだみたいな錯覚にめまいが起きそうです。 大きなお屋敷は、コッキントンコート、アガサの幼少時代には村の領主のお屋敷だったとか。中に入るとクラフトセンターやギャラリーになっています。日陰でアイスクリームを食べ、素敵なカードを買いました。かやぶき屋根の家々、大きな樹木、11世紀に建てられたという古いコッキントン教会。スィートチェストナットやオークの巨木もあり、歩いているだけで胸の奥まできれいな空気に満たされそう。平井杏子著「アガサ・クリスティを訪ねる旅」がなかったらこの場所には来れませんでした。お目にかかったことはないですが、平井さんにはよくぞ書いてくださったと感謝、感謝。

 

このコッキントン村を偲ばせる作品として

平井さんは「牧師館の殺人」、「鏡は横にひび割れて」「動く指」などを挙げています。

読みたくなっちゃいますね。またトーキーや、ダートムア―に関しても書いてみたいです。

関連ブログ アガサ・クリスティーを訪ねる旅 

 

雨の植物園

オークの冬芽

2017年春の植物観察会の2回目は、あいにくの雨になりましたが、先発隊情報によれば、チェリープラムが満開とのこと。これは何としてでも会いに行こう。

 

前日は20度まで上がったというのに、一気に気温も下がり、寒いことこの上なし。傘を持つ手が凍えるので手袋持参です。 

 

スケッチは諦め、いつものルートを、いつもの植物たちに声をかけながら歩きます。前回来たのが3月上旬でしたからほぼ3週間ぶり。オークやホワイトチェストナットは、見た目はほとんど変化がありませんが、なにやら、もぞもぞしているのが伝わってきます。

花畑のほぼ中央に立つ1本のチェリープラムは満開~散り初め。東寄りに2本並んでいるチェリープラムは葉っぱが花と一緒に出てくる種ですが、こちらは蕾がまだいっぱいついています。それにしても花の裏側までちゃんと五角形で美しいこと。誰がこんな風に設計したのでしょうね。

植物園内には、あちこちに屋根付きの休憩所があります。私たちが必ず歩く、「BFRP」東海の森のルートにもドングリ広場やロックガーデンには、そんな場所があります。そこでスケッチをしたり、お弁当を食べたりするのですが、雨宿りもかねておにぎりを食べ始めると、どこかから、ジョウビタキがすぐそばまで何度もやってきました。雨の降りしきる中、可愛い姿とさえずりに心なごみます。いつもは気付かないで通り過ぎていたアカシデ(ホーンビームの近隣種)が、驚くほどたくさんの花を咲かせていました。若葉が出そろう前の今が、花の見ごろです。エルムの花に負けず劣らず地味ではありますけれど。

からし菜(マスタード)も大きくなりました。花も咲き始めています。右は3週間前。次に来る時は花盛り!

3月上旬のからし菜(マスタード)



 

次の植物観察会は、春もたけなわ

スケッチブックをもって出かけましょう。

ぜひご一緒しませんか?

第15回植物観察会

4/26(水)10:30 名古屋市東山植物園に集合

お問合せはBFRP東海

bach38tokai@yahoo.co.jp (担当嶋崎)まで

参加費なし(入園料500円を各自で払い入園)
持ち物 スケッチブック・色鉛筆・お弁当など
    ルーペ(持っている方)
バッチフラワーに関する植物を観察しスケッチします。歩きやすい服装・靴でお越しください。

ハルニレ(エルム)の花

 

今、仲間うちでは、ハルニレ(エルム/オウシュウニレの近隣種)の開花の話題で持ちきりです。残念ながら東山植物園には観察できるようなハルニレがなく、名古屋大学構内とか、守山区の朝宮公園など、ラインやMLで、開花情報が回ってきて、それを読んでいるだけで、なんだかそわそわしています。このところ忙しくて東山植物園が精一杯の私のもとへ、ハルニレの小枝が届きました。もちろん花芽付きです。仕事の合間、夜な夜なデスクの前で、ルーペを覗いています。ハルニレは樹齢500年とも言われ、美しい樹形の堂々とした落葉高木です。秋に花が咲くアキニレ、ハルニレは春に花が咲きます。

ハルニレ エルム

札幌・北海道大学植物園のハルニレ


ハルニレの小枝が届いたのは3月初めのことです。朝、出かける前に赤紫の花芽をスケッチした後、夕方に戻ると、すっかり様子が変わっていて驚きました。その形や動きを言語化するのは、とても難しいのですが、まずは、見えるところで。

 

開花前の花芽は7ミリくらい、枝にくっついて束生、小さな球状をしています。筒状の花被、ひとつひとつに、花柱が2裂した白いモールのようなめしべと、細い花糸の先に赤褐色の葯を持ったおしべが4-5本入っています。軽く触れると白っぽい花粉が飛びました。

おしべが突き出たぶん、全体に少し大きくなりますが、それでも1センチに満たない大きさです。老眼の私には、ルーペなしに、めしべもおしべも見ることができません。そして、どんなに倍率の高いルーペを使ったとしても、外側はどこまで行っても外の世界。そこからどうやって植物の深みに入っていけるでしょうか。

 

「エピレマ」 ゲーテ

 

そうだ 自然の観察に際しては
「一と全」とに眼を注げ

内にあるものもなければ

外にあるものもない

内がそのまま外なのだ

さあ ためらわず掴みとれ

広く知られた聖き神秘を


さあ 眼をひらけ 真実の現象に

さあ たたえよう 真剣な戯れを

生きるものは「一」でなく

それはいつでも「多」からなる

こちらも北海道大学植物園のハルニレ、オイリュトミー仲間と訪れたからか、この時には木の回りをぐるぐる回り、踊り出したい気分でした。ニレは素早い動きのマーキュリーと関連付けられますから、その衝動はぴったりだったのかもしれません。巨樹のそばに行くと、なぜか笑えてきたり、崇高な気分になったりしますが、観察には、部分と全体を捉える眼差しとともに、自然に湧きおこるイメージも大切にする必要があるのでしょう。


新しい息吹の春に

オークの冬芽

今、仲間内ではハルニレ(エルムの近隣種)の開花が話題になっていて、そわそわしているところですが、恒例のBFRP東海の植物観察会が近づいてきました。

というわけで、今日はその下見です。今冬は鳥インフルのために動物園が一時閉園になっていた関係から、私の年間パスポートも、期限が2か月伸びました。それはちょっとうれしい。

 

まずは、植物園門から入ってすぐのところにあるオウシュウナラ(オーク)の冬芽にご挨拶。まだまだ固い。トップから見ると美しい五角形をしています。この芽がどんなふうに変化していくのか楽しみです。それにしてもこの場所は、巨大に成長するオークには全く似合いません。何とかしてよ。東山植物園~

フクジュソウの蕾は黒いって知ってました?毎年見ているはずなのに、私は初めて気づきました。積み重ねないと意識に残らないことってあるものです。葉っぱの間で黒く目立たなかった蕾が開くと、中は鮮やかな黄色!そのコントラストは見事です。まだ色味のほとんどない草むらでは、クロッカスがいい声で歌っていました。

 

宿根庭園の上にあるハニーサックル、昨年はバッサリやられて、勢いを失ったのかあまり伸びず、花もほんの少しで寂しい限りでした。どうしてここまで切り詰めてしまうんだろう。今年はどうか、このままそっとしておいてほしい。2年越しできっと沢山花を咲かせてくれるはず。

 

イギリスのバッチセンターにあるハニーサックルは、エドワード・バッチが住んでいた当時からあったとか。ということは、すでに80年以上の株ということになります。初めてバッチセンターを訪れた9月初旬、花が終わって透き通ったプルップルの赤い実をつけていました。東山植物園のハニーサックルは、バッチセンターのものに比べると、ちょっと小ぶりですが、日当たりがいいからでしょうか、長く花を咲かせて楽しませてくれます。今年はそのようでありますように。

「確か、この辺りにセンニンソウ(クレマチス)があったはず」と、その痕跡を求めて地べたにへばりつく仲間たち。次の季節が巡ってくれば、ちゃんと生えてきてくれますって!!ところで、我が家のクレマチスは1本は枯れたようになっていますが、もう1本は冬でも緑の葉を落とさずにいます。同じ種でも、環境によってまるで異なるのは、人間にも言えるかもしれません。東海の森の明るいブナ林(ビーチ)、芽吹きにはもう少し時間がかかりそうです。

トチノキ(ホワイトチェストナットの近隣種)の大きな頂芽。まるで銃弾のようです。芽鱗もはっきり見えていますが、まだ目覚めていないのか、水飴みたいな樹脂は少なくて余りべとつきません。数年前になりますが、初めて東山のトチノキを見て、その頂芽が樹脂でピカピカ光るということを知った時は感動しました。 葉痕は大きく、はっきり点々と維管束を見ることができます。西洋トチノキは、フランスではマロニエ(馬栗)と呼ばれますが、この葉痕はまるで馬の蹄鉄のようですね。昨冬に観察したトチノキの頂芽を、今春も継続してスケッチをする予定です。

写真に撮って、後からしげしげと眺めるのもいいのですが、スケッチにはスケッチにしかないよさがあります。上手には描けなくても、それはちっとも構わない(もちろん上手なほうが気持ちいいけど)。なぜなら描くことで、自分がその植物の中に入り込んでいけるから。直線的、曲線的、枝や葉にはそれぞれのリズムがあって、植物たちが、惜しげなく見せてくれる秘密に気付けるのは、スケッチ以外にはないのでは?と思うほどです。

イヌシデ(ホーンビームの近隣種)の種は、天使の羽がついているみたい。丸い種はモミジです。

落葉松(ラーチ近隣種)の芽吹きはこれからです。ドキドキするほど美しい雌花は、みんなの人気者

あと一か月もすれば、ここはカラシナ(マスタード)の黄色い花が一杯咲きます。これがマスタードってわかるのがエライでしょ!


 

春はスケッチブックをもって出かけましょう。

ぜひご一緒しませんか?

第13回植物観察会

3/9(木)10:30に名古屋市東山植物園に集合です。

お問合せはBFRP東海

bach38tokai@yahoo.co.jp (担当嶋崎)まで

参加費なし(入園料500円を各自で払い入園)
持ち物 スケッチブック・色鉛筆・お弁当など
    ルーペ(持っている方)
バッチフラワーに関する植物を観察しスケッチします。歩きやすい服装・靴でお越しください。

エドワード・バッチの人生

 

BFRP東海主催の木曜会では、バッチフラワーの「七つのカテゴリー」に再挑戦したわけですが、そこで改めてバッチ博士の人生を概観したことは、前のブログにも書きました。

 

ある意味、ゴシップネタも交えながら、人間バッチに迫るというのは、別段、目新しいことではなかったのですが・・・。

 

シュタイナーの七年周期の呼吸のリズムで作ったメタモルフォーゼのチャートからは、彼が50歳で亡くなったことの意味さえ、解き明かされていくのが、非常に興味深いところでした。

 

1935年、フラワーレメディのヒーリングシステムを完成させたバッチ博士は、そのレメディ発見の途上、それまで12ヒーラーと4ヘルパー(7ヘルパー)と分けてきた考え方を、完全に手放します。そしてシンプルに38種類全体を「7つのカテゴリー」に分類しました。

 

私がプラクティショナーになり、実際にレメディを選ぶ際に、バッチ博士が最終的に提示した「七つのカテゴリー」はとても役立つ、というのが実感です。感情には様々なグラデーションとバリエーションがありますから、確かに分類すること、そのものが難しいのは仕方のないことです。

 

例えばゲンチアナのレメディが示す悲観的な傾向は、感情としては落胆とか失望という言葉で表現されますが、なぜその人がすぐに、起こった出来事や自分自身を疑ってしまうのか、というところに注目すると、このレメディが「失意と絶望」に分類されず、「内心の不確かさ」に分類されていることに、なるほど!と、納得します。こうしたレメディの区分けは、バッチ自身が医療従事者として、また一人の人間として、様々に困難を抱える人々を観察することから、導き出していったと思われます。

 

30代に入ってすぐ、一度、死線をさまよったエドワード・バッチは、自らの研究に没頭することで、健康を取り戻していきます。そして、近代医学からホメオパシー、バッチフラワーの発見へと歩を進めるたびに、それまでの名誉や地位、経済的な評価を惜しげもなく手放していきます。

 

健康に生きるということはどういうことなのか。病にはどんな意味があるのか。1人ひとりの人生の課題と目的とは?人はどう生きるのか?という、誰もが一度は抱く根源的な問いに対し、バッチは自らの生き方を通して、未病、予防医学の分野を拓き、未来の医療の方向性を指し示したと思われます。

バッチセンター

19歳のエドワード・バッチ(ウェールズで)

若々しい白いシャツが目に染みる!

バッチはその血筋にウェールズの流れを汲み、

ウェールズの土地、自然から

様々な直観を受けていたようです。

クローマーの浜辺でバッチとノラウィークス

バッチ博士が愛したクローマーの浜辺で。

左端がバッチ、一人おいてノラ・ウィークス

エドワード・バッチ「オリジナルライティング」

画像は「オリジナルライティング」から

 バッチ博士が、レメディを発見した、

ウェールズ・クリックハウエル、

ノラ・ウィークスが描いたスケッチも載っています。


バッチフラワー七つのカテゴリー

 

あと数日に迫ってきたBFRP東海の木曜会

~七つのカテゴリーを紐解く~の準備に

頭のてっぺんから湯気が出そうな毎日です。

(の割には、こうしてブログを書いてます)

 

バッチフラワーの七つのカテゴリーについては

昨秋の関西で、一度テーマにしていますが

今回の参加対象が、レベル3以上ということで、

マニアック度をさらに上げています(笑)

 

今回は、新たにエドワード・バッチの人生を、七年周期に基づいてチャートを作り、あれこれ展開しています。とはいえ如何せん、人生前半期の情報が少なすぎです。もっと個人的なこと、バッチさん、教えて!

 

ただ、人生の全体図を俯瞰して、「なるほど」と思うところがあります。それは人生の呼吸が、とてもはっきりしていることです。あゝ、今は吸い込んでるとき、今は吐き出すとき、というメリハリがあり、晩年には前倒ししたかのように、後半分の呼吸をきっちり使い、メタモルフォーゼを完成しています。

 

意味、わかる?

わからないよねえ(笑)

 

調べたいことがあり、急きょ、ロンドンの娘からバッチの「オリジナルライティング」を送ってもらいました。その中に、ノラ・ウィークスが描いたウェールズ、クリックハウエルのスケッチがあります。そこにはバッチ博士が初めてレメディの植物を見つけたアスク川の橋のたもとに、はっきりとポイントが示されているのですが...昨夏訪ねた時には、残念ながらそこに植物は見つけられませんでした。スケッチに描かれている道路は変わらなくても、植物は生きやすいところへ移っていったのかもしれません。あゝリベンジしたい、ウェールズ。

 

さて、七つのカテゴリーにどこまで迫れるか。

う~む、私よ、頑張りましょう。

クリックハウエル橋
バッチセンター
バッチセンター内部 古い器具も
バッチ博士お手製のチェアにあなたも座れます

イギリス、バッチセンター 

週日は、誰でも庭や内部をみることができます。


伊雑宮から横山展望台へ

 

朝早く出てきたおかげで、たっぷり時間を過ごしたはずなのにまだ1時過ぎ。このまま帰るのも惜しいので、伊勢道路から志摩方面に抜けて、別宮、伊雑宮まで足を延ばすことに。伊勢道路は志摩に抜ける近道ですが、結構くねくねと曲っており、事故を起こさないように注意深く走る必要があります。道の途中、恵利原には、天岩戸という風穴があり(以前は、湧き水を汲みに行ったことも)海に向かって走るといつも思うのですが、なんだか明るいのです。167号線から鳥羽方面に向かってあっという間に到着です。

 

森の中にひっそりと建つ伊雑宮(いざわのみや)。こじんまりしていますが、毎年6月に執り行われる「御田植式」は、日本三大田植祭のひとつに数えられています。TVでしか見たことはないものの、古式豊かで華やかなお田植えの祭式を実際に見てみたいものです。その折には、この別宮も人で溢れることでしょう。

伊雑宮
皇大神宮 別宮 伊雑宮
伊勢志摩 横山展望台

ここまで来たら、旅の終わりにふさわしい、横山展望台は目と鼻の先です。昨年開かれたG7伊勢志摩サミットの会場となった賢島も、この展望台から臨めます。リアス式海岸と真珠筏の織り成す美しさ、初めてこの場所を訪れた時は、言葉を失いました。

 

午後から雲が出てきました。海の色と空の色は呼応し合って鈍い灰色に。それでも時が止まったような静けさに胸を打たれます。この風景を目の奥に焼き付けて、名古屋へ戻りましょう。

伊勢志摩 横山展望台

いざ内宮へ

 

地域的に内宮は、実家から、少し距離がありましたから、外宮ほど頻繁に行くわけではありませんでした。けれど、他所から人が来ると、やはりスケールを誇る内宮を案内しないわけにはいきません。というわけで、私にとって内宮は、ちょっとよそ行きです。

 

今日は平日のまだ早朝、お正月や週末のような混雑もなく、楽々と目の前の駐車場に停めることができました。よかった!

 

さあ、宇治橋を渡りましょう。柔らかな感触の木の橋は、歩く音さえ吸い込まれていくようです。

神苑に入れば、遠くのびやかに森が広がる様子に、思わず深く息を吸い込みます。

 

五十鈴川御手洗の清流を眺めた後、玉砂利を踏みしめ厳かな気分で正殿へ。

皇大神宮 内宮 正殿
内宮 宇治橋

冬至には宇治橋の大鳥居の真正面から日の出が…

猿田彦神社 方位石=古殿地

この橋を渡れば非日常の世界


おはらい町とヤドリギ

 

私が小学校の頃、学校へ通う道の「ほとす川」の縁にはヤドリギをつけた木が何本も生えていました。

子ども心にヤドリギって、なんだか不思議、と思いつつ、当たり前のように見てきたのですが、アントロポゾフィー医学では、がんの治療にヤドリギ製剤を使うことを知ってからは、ヤドリギに出会う機会があまりないことを残念に思っていました。

 

ところが数年前、内宮にお参りした後、おはらい町にある赤福の店の川の向い側に、たくさんのヤドリギをつけた木が生えているのを見て、びっくり。

 

伊勢ってヤドリギが多いのかしら。だから今回も楽しみにしてきたのです。ほら、こんなに。

皇大神宮 内宮 正殿
内宮周辺
おはらい町 赤福

そろそろお昼時。それなら「すし九」で、てこねずしでしょ。これまで、家族と何回も来ていますが、お向かいで相席になった老年のご夫婦はやっぱり、地元の方。そう、地元の人が来るお店は美味しいと決まっています。「いつもは並ばなきゃいけないのに、今日は空いていて、あなた方、ラッキーですよ」とのこと。

 

お腹が一杯なのに「赤福」の前は素通りできません。香り高いほうじ茶と一緒にいただく、出来立ての赤福餅は格別です。おかげ横丁に入り、お土産に私の好きな「糸印煎餅」や海産物を購入し、ひろこさんは「豚捨」で伊勢肉を奮発!

店内で赤福の実演も見られます。美味しさ倍増

猿田彦さん

 

同行のひろこさんが、

猿田彦神社は絶対外せないということから、

やってきました。猿田彦さん。

 

この大神さまは

ものごとの最初に現れ、万事よい方向へ

「おみちびき」になるのだそうで

建築、方除け、災難除け、開運、事業発展、五穀豊穣、大漁満足など、みちひらきの御神徳で知られていると、案内書に書かれています。

 

なるほど、そういえばオレンジ色の猿田彦の交通安全のお札をつけた車を時折見かけます。

 

拝殿の正面に昔の神殿跡を印し、方角を刻んだ八角の石柱がありました。みちひらきの力がいただけると、みんな触っています。猿田彦さんには、至るところに八角形があるとのこと。へえ~そうなんだ。初めて知ったことばかり。

 

実は、ここを訪れたのは、もう40年以上前のこと。

それっきり、来なかったには、わけがあります。

 

まだ20代前半の頃、

1つ上の仲良しの従姉の結婚式がここでありました。

角隠しに正装の従姉の綺麗だったこと。

花嫁の控室で、従姉と盛り上がっていた私でしたが

いざお式が始まる段になって

「私の席はない」ということでした。

 

今なら、勿論、諸事情が分かりますが、

当時の私は、あまりのおバカさんだったので、

がっかりを飛び越え、泣きだしてしまいました。

「おめでたい席で涙なんて」と母の叱責を受け

思わず飛び出した私…その愚かしさ、

自分でも信じられません。

 

今も思い出すたび、胸が痛みます。

 

ごめんなさい、ごめんなさい

というしかありません。

猿田彦神社

みちひらきの大神 猿田彦神社

猿田彦神社 方位石=古殿地

八角形の石柱の回りには人だかり

佐瑠女神社はあめのうずめのみことが御祭神

あめのうずめのみことが御祭神の佐瑠女神社は、芸能の神様とのこと。なるほど華やか!!

 

次は内宮へ

 

 


伊勢は私の故郷

 

私は伊勢で生まれ育ったから、多分、富士山の麓や、京都などの観光地生まれの人も同じだと思うのですが、当たり前のところにいると、外から見るほど、ありがたみを感じることもなく、大人になって、いいね、と言われて初めて故郷を誇らしく思うようになりました。

 

でも、高校の頃、学校帰りに友人たちとよく歩いた

外宮の梅林は駐車場になり、勾玉池周辺は整備され、

綺麗になったものの、あの頃の佇まいは薄れ、

私の記憶の中の「外宮さん」とは少し違います。

(鳥居から一歩入れば、今も昔と同じ別世界ですが)

 

実家から外宮は徒歩圏内だったし

当時、高校も外宮のすぐそばだったから、

(今では高台に移転してしまったけれど)

外宮は私にとって、普段着の馴染み深い場所でした。

 

とはいえ、親が老いてからの伊勢は介護一色。

7年の間、数えきれないほど、伊勢と名古屋を

往復しましたが、伊勢だからといって

その地を楽しむ気持ちに到底なれませんでした。

そのあいだも、そのあとも。

 

外宮、内宮をはじめ、市内に点在する別宮の月夜見宮、月讀宮、倭姫、また遙宮の瀧原宮、伊雑宮等々、家族で、また友人たちと訪れたこと、そして、折々に遊んだ従姉妹たちのことが偲ばれます。

 

久しぶりだし、今年は

新しいまなざしでわが故郷を眺めてみようかな。

 

近年の遷宮やパワースポットブームなどで

伊勢神宮の人気は急上昇、 

下の画像は「三つ石」

外宮のパワースポットで有名です。

誰もいなかったので、大急ぎでパチリ。

人が来ては皆、手をかざしていきます。

う~む、あったかい!?

外宮 三つ石
パワースポット 外宮
クロイツでのバッチ国際教育プログラム

朝日が差し込む手水舎、せんぐう館の向こうには勾玉池

同行のひろこさん、御正宮ど真ん中に収まってます

伊勢神宮外宮 別宮多賀宮

別宮 多賀宮

1のつく日の朝には、神馬見参に出会えるかも

 

 


年の初めに思うこと

 

2017年は酉年

あちこちに「飛翔」、「羽ばたく」などという

鳥にまつわる言葉が書かれている。

 

BFRP東海御用達、名古屋市東山植物園の

動物園エリアが鳥インフルによって

12月から閉鎖になってしまった。

動物たちにとっては、

きっと静かなお正月に違いない。

 

思えば私は鳥が大好きだ。

外国航路に乗っていた叔父からお土産に

体長30センチ位のキボウシインコをもらい

「ワイワイ」と名付けて、肩に乗せたり話をしたり、

よく遊んでもらった!?

(物まねがとても上手で、私の名前はもちろんのこと、母そっくりの声音で、電話の応対などお手のもの)

今ではワシントン条約で規制されているので

あの頃のように簡単に手に入らないかもしれない。

 

私のワイワイは風切り羽を切られていて

室内程度しか飛べなかったけど、

翼を広げて飛翔する姿に、

強烈な憧れを持ってしまうのは

いったい、どこから来るのだろう。

 

フィギュアスケートのジャンプ、

バレエや、パラグライダー然り、

トンボや蝶々などなど、

私たちは重力を克服することに

とてつもなく魅力を感じているらしい。

 

それは、人間の身体を超える、ってことだから?

 

いつか、どこかで

飛んでいた、いや、浮遊していた

意識の名残か...

 

身体を持った人間の私たちは

しっかりと蹴ることのできる大地があってこそ

飛ぶことが可能になる。

 

さあ、私よ、しっかりと大地を蹴って歩こう。

今、在ることを味わいながら。

 

 

クロイツでのバッチ国際教育プログラム

水星のマーキュリーは翼の生えたブーツと帽子が目印

 


最後のPTT6回コース

 

新着情報にも書いたとおり、2017年から

愛知県の講師は2人体制となり

BIEP・PTT(6回)コースは、

牧野宏江新講師が担当し

私はレベル1の2日間コースだけを担当します。

 

奇しくも 2016年9月~10月に開催した

クロイツでのPTTコース

この期が、私にとっての

最後の6回コースとなりました。

 

8年間、このログハウスで、

たくさんの方々が学んでくださいました。

皆さん、本当にありがとう。

 

私の願いは、一人でも多くの人が

バッチフラワーという

比類のないツールを使って、

感情を観る方法を学ぶこと。

 

自分自身を癒す、

こんな強力なツールを使いこなせたら

人生はどれほど異なった局面が

見えてくることでしょう。

クロイツでのバッチ国際教育プログラム

講師が二人体制になるということは

自ずと開催回数が増えますから

ご不便をおかけすることもなくなります。

 

今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

2日間コース 2017/2/18-19 豊田市

6回コース  2017/3月、5月開講 名古屋市


晩秋の植物観察会2016

晩秋の植物観察会2016~東山植物園で

 今日はとても冷えます。背中のリュックの中には小さなおにぎりが二つ。白湯を入れた水筒、スケッチブックに鉛筆、カメラ、ポケットにはすぐに取り出せるよう愛用のルーペを入れて、今年最後の植物観察会で東山植物園へでかけました。いつものコースをBFRP東海のメンバーたちと一緒に、バッチフラワーの植物たちに挨拶しながら歩きます。ピークを過ぎたとはいえ、紅葉が美しく、人もたくさんでいつもより賑やか。と言っても、植物園は動物園エリアに比べると静かです。 

ヤナギを見に今日はビオトープも回ります。ヤナギも小さな冬芽を抱いています。水辺に生えているガマの穂を見つけ、夢中になって遊ぶ仲間たち。ちょっと触ると、急にふわっふわの綿毛が勢いよく飛び出してきて、風に乗ってぱあっと飛んでいきます。みんな代わる代わる池の中の足場まで入り、子どものように歓声を上げています。私も、私も!もっともっと!!あゝ、楽しかったね!!!

 

東海の森に入る手前に、奥池があります。ここは植物園内で最も大きな池です。その休憩所のそばに立つのはヤマナラシ~バッチフラワーのアスペンです。ほら、真ん中の黄葉している木です。アスペンは、葉柄が長く、ちょっとした風にもちらちら葉っぱを揺らすのが特徴。その姿が表す通り、不安に襲われて激しく揺すぶられるような時に使います。


 

 2016年秋の植物観察会は、9月、10月、11月と3回。9月は雨が続いたせいか、ブナの森はキノコが至るところに生えていて驚かされました。スケッチをしている顔と言い、足と言い、蚊が押し寄せて描いていられないほど。10月には季節の移行が顕れ始めたものの、まだ密やかでもあり、準備途上の冬芽の姿に、我が身を重ね合わせもしました。11月、紅葉も進み、葉を落としてすっきりと骨格だけになった木々は、より本質的にその姿を見せてくれます。葉がある時にはわからなかったことが、顕わになってきます。同時にそこで準備されている姿も。それにしても、準備しているのが見える時には、もうできている時なのです。となると、準備って、いったい、いつするのでしょう。

 

BFRP東海のブログで、11月の植物観察の詳細をご報告しています


特別な時間

「茨木のり子の人生と詩の世界~おんなのことば」を終えて

2015年11月、ちょうど1年前ですが、

あいちトリエンナーレ2016パートナーシップ事業に選ばれた、

dialog7の企画「茨木のり子の人生と詩の世界~おんなのことば」は、

名古屋での開催に続いて、2016年初夏の東海、そしてこの度の関東と、計6か所で行いました。   

 

当初はモリコロ基金を受けて、などと計画を立てていましたが

申請の相談会では、基金がなくてもできるね、と言われ、

結果は、あえなく沈没...そこでめげることもなく

さらに多くの協力を得て、無事に全行程を越えることができました。

 

ずっしりと重い、実りの時間

 

バイオグラフィーワークとポエトリーリーディングのコラボレーション

「dialog7」は、ここでひとつのピリオドです。

 

日頃、表現者として活動していない私が

茨木のり子さんだけではなく、自分自身と向き合う日々は、

振り返り、その折々の道すがらがすべて感謝の日々でした。

 

参加してくださった方々、支えてくださった方々、

皆様、本当にありがとうございました。

    

不思議なご縁で、関東最終日の会場は、たまたま茨木のり子さんの終の棲家の近くでした。

東伏見駅から南へ、下野谷遺跡公園を抜けてすぐのところ、書籍にも掲載されていた見覚えのある建物が。

住み手が居なくなって10年、表札もそのまま、紅白の山茶花が咲き、夏蜜柑がたわわに実っておりました。

 

安曇野のウォルナット

突然降ってわいたような話ですが、こういうことは案外よくあることで、とんとん拍子に話が決まって安曇野でバイオグラフィーワークをしてまいりました。その前に立ち寄ったのが諏訪の富士見高原。八ヶ岳南麓のこの辺りは、富士山と、南アルプスと八ヶ岳に囲まれた、それはそれは風景の美しいところです。この空気感はやはりここまで来ないと望めない。

 

 「山派?海派?」は、「犬派?猫派?」と同じくらい、質問によく出るものですが、伊勢志摩の海を背景に育った割に、私はいつからか山派になってしまいました。水のある風景にも惹きつけられるますが、清明な空気感はやはり山のものでしょう。 いいなあ~こんな風景が毎日見られるなんて。って、さらに水辺があれば最高!イギリスの湖水地方の風景。どう? 日本vsイギリス?


 

中央道から長野道へ入り、安曇野に移動

 

厳かな雰囲気の山荘

針葉樹の林の中に

まっすぐ伸びた長いテラス

 

雨の滴がつくる無数の水の輪

 

渡る風

 

枝のなる音

 

鳥の声  すべてが一幅の絵のようです

 

 

お昼ご飯は新そばを食べに。

有名なお店らしく、なんと1時間待ち。

こんな地方でもまるで都会並みです。

待ってる間に散策をすると… 

 

素晴らしい胡桃(ウォルナット)の木が

畑の隅にどど~んと立っておりました。

 

少し枯れかけた葉っぱの間に、

緑の実がいっぱい成っています。

柵など巡らされておりましたので、

あんまり派手にはそばに行けなかったのですが、

そういいながらずんずんと近くまで。


 

バッチフラワーのウォルナットは

とても便利なレメディで、私は大好き。

カテゴリーは

「人や周囲に敏感すぎて影響を受けやすい」

に分類されています。

別名「鎖の断ち手」と呼ばれていますが

強い他者のパーソナリティや、周囲のしがらみに

ついつい影響を受けてしまうとき、

転居、転勤、入学、卒業、就職、結婚、更年期などなど

人生の、また心身の、様々な移行の時を、

やさしく守り、変容を助けてくれるレメディです。

人の多いところへ出かけると

すぐに疲れる私には、必携のレメディ。

お世話になってます。

お~ぃ、ウォルナットや~い

今度は花が咲いてる頃に来たいよ~~~


移行の季節

秋の植物観察会2016~東山植物園で

 来る日も来る日も雨か曇り空~これではイギリス人じゃなくても、お天気でゴース(希望を失くした時に使うバッチのレメディ)になっちゃう、と笑い話ではなく本気で思うほどでしたが、ピンポイントで雨が上がったのはスゴイ!

 今日で9月も終わり、夏でもなく、秋でもない。そんな移行の季節の植物たちはどんな表情をしているのでしょうか?

 新旧取り混ぜて集まった10人で、いつものコースを植物に挨拶しながら回ります。先発隊のチェックの通り、春までは、雑草扱いだったクレマチスが、観察者(私たちのこと)が押し寄せたからか、「センニンソウ」と小さな白い名札をつけてもらっていました。よかったね、エッヘン!名前が付くとちょっと格上げした感じです。オークはドングリをいくつかつけていますが、剪定のきつかったハニーサックルはちょっと淋しい。

それにしても、なんだかさえないのはお天気のせい?

いまいちジミ~な雰囲気が植物園内に漂っています。これって移行期だから?

 

季節ごと、当たり前のように姿を変える植物。花から種に、種から花にメタモルフォーゼ!(すべてクレマチス)

子どもでも、乳歯と永久歯とが生え変わる頃とか、ツクツク背が伸びていくときとか、縦横のからだのバランスがちょっと変に整わない時期、可愛いんだけど、妙に不細工になったりします。私たち現代人は、できるだけピーク(若さ)の丘を長続きさせたい、って思っていますが、それってホントにいいのかな、と時々自問自答します。特に植物の変化を見ていると、人間だけが同じところに止まっていられるわけがない、と思うわけです。つまり宇宙と呼応するように、植物は季節のめぐりを知っていて、ちゃんと次の段階に移行していくけれど、人間は特別で、外見は若さを保ったまま、内的に成熟できる? のかな。いやあ、そうじゃないでしょ。内的にも成熟したくない人もいるかもしれないけれど、昨日より今日がよくなろうとするのが自然の摂理。そのために次の扉を開けるには、何かを手ばなすというのは、浦島太郎に限らず昔からのお約束。


 

 一番きれいな時っていつなんだろう。花が咲くころ?

そう、花が咲くとみんな目が惹かれる。きれいな色がパッと辺りを染めて、香りもして、虫を呼び寄せる。植物は様々な方法で次の世代につながっていくけれど、受粉した途端に、色も香りも目的を果たしたかのように収縮へ向かう。

 誰もが知っている、花の美しさは永遠じゃない。

 永遠じゃないからこそ、美しい。

 それも誰もが気づいていること。

 

 

 

 じゃあ、移行期って本当にさえないのかな。ただ、見る目がないってことなんじゃないかな。私の中にある、きれいの基準が、花とか若さとか可愛さとか、スマートさとか、そういったものしか認めていなかったら、当然見落としている「美」があるってことだもの。

 そう思っていたら、今回、素敵な発見が、スィートチェストナット(栗)をスケッチしていた仲間から、もたらされました。ほら、栗のイガの頭のところ、雌花の名残が見えるでしょ。雌花の下が栗の実!!そしてイガイガの形の美しいこと。まるで1本1本が木のようで、みんな、目をキラキラさせて見入りました。見る目があれば、世界はどんどん美しくなるのかも。

 

BFRP東海のブログで、植物観察の詳細をご報告しています


関西の仲間たち

 

2016年春、満開の桜が祝福するかのように

発足した「BFRP関西」、

秋の勉強会にも、呼んでいただきました。

ちょっと顔見知りになって、

親しさが増した関西の仲間たち。

BFRPからレベル1受講済みの方々を対象に

「七つのカテゴリーを紐解く」と題して

バッチフラワーの世界に

ゲーテ・シュタイナー的アプローチで迫ってみました。

 

どう迫ったか・・・その謎解きは

1930年代、エドワード・バッチが発見し、

人間の感情類型に基づいて作った7つのカテゴリー、

そこに込められたバッチの伝言をどうしたら、

正しく受け取れるのでしょうか。

愛知県でバッチ国際教育プログラムを担当しながら

このカテゴリーの謎解きこそが、

バッチをさらに興味深い世界へと誘ってくれる、

と、私は思っているのですけれど、

まだまだ奥は深く、今の段階では、言葉足らずの感があります。

そのもどかしさもありながらですが、

 

関西の仲間たちには、どんな風に伝わったかしら。

 

またお会いしましょう。地域は異なっていても同じ空の下、

バッチフラワーの使い手として、伝え手として

大人の自己成長を目指して、日々研鑽していきましょう。

 

ウェールズ~5

狭いと怖い、広くても怖い

行きも帰りも

草の生い茂る道なき道を、かき分けかき分け登ったところは、まだまだ中腹。ちょっと一息つきましょうと、周りを見渡せば、ヒルトップから流れてきたらしい清冽な湧き水。ここでもワイルドローズがいっぱい咲いています。

気持ちいい~~~~!!思わず万歳をしたくなるのはなぜ?

 

花はまだ咲いていませんがアグリモニーも、そしてホリーもたくさんありました。もうちょっと歩いてみようか、と言っても、道はもうありません。ただただ草むらを風の通り道に従って上るのみ。オークの林の手前に、まるで拒絶するかのように高い柵が・・・めげずによじ登り、しばらく歩いていると、雨がぽつぽつ落ちてきます。さっき大喜びで写真を撮り合った時に姿を現していた大きな黒雲が、みるみる広がり、雷も聞こえてきました。狭い道も怖かったけど、広いところはもっと怖い。二人とも急に恐怖にかられ、帰ろうと意見が一致。さっきの道を通るのは憂鬱だけど、でもそれが一番安全。ということで、致し方なくまたしても柵をよじ登り、草原を突っ切り、ワイルドローズに別れを告げて、再び叢に閉ざされた道なき道、しかも今度は下り坂。顔も身体も、ビシバシと草や枝に叩かれながら、それでも何とか麓に到達できました。あゝ、ほんと恐かった。ネトルにやられたらしく、肘のあたりがピリピリしびれています。 

道なき道を上ぼりきると、広々と開けた草原、風に吹かれて私は凧~~思わず歓喜のポーズ!

クリックハウエル ドラゴンインで

雨に濡れながらクリックハウエルへ、身体も冷えてしまってまずは熱い紅茶を一杯。パラソル越しにテーブルマウンテンが見えます。あんな遠いところまで、私たち行ったんだね。但し途中までだけど(^^ゞ

昨日も食事をしたドラゴンインは私たちが泊まったベアースからもすぐ近く。見晴らしのいいガーデンがあって宿泊もできるみたい。日本にいる時よりずっと紅茶が美味しいのはやはり水が違うからかしら


ウェールズの旅

ウェールズ~4

テーブルマウンテンへ

バッチ博士の軌跡

エドワード・バッチは1928年9月、のちにバッチフラワーと呼ばれることになる植物のまずは3種類、インパチエンス、ミムラス、クレマチスを、アバガベニ―とクリックハウエルの間を流れるアスク川のほとりで見つけました。当時、バッチ博士は、すでにバッチの七大ノソードと呼ばれる経口ワクチンを発見、その効果は絶大で、彼の名はイギリス国内だけでなく、アメリカをはじめ海外にまで轟き、彼の研究所には世界中の医師から標本が送られていたようです。けれどバッチ博士は、七大バクテリアに代る野草を見つけたいと考えていました。ウェールズヘの旅は、人々の健康を願うバッチにとって、やむにやまれる思いに駆り立てられたものだったのです。

 

今回のウェールズの旅は、バッチゆかりのアスク川周辺を歩くこと、もちろんレメディの植物と出会いたい期待はあるものの、事前の準備も中途半端でちょっと衝動的でした。どこへ行こうかと、クリックハウエルのインフォメーションに入ると、案内の女性は興味津々で何人か?と聞いてきます。日本人だというと、急に目を輝かせてここに始めてきた日本人だと言われ(そんなはずはない、と思いながらも)記念にノートに日本語で名前を書いてきました。

 

その彼女のおすすめはテーブルマウンテン。ここなら軽装備でも大丈夫、道には植物がたくさんあってラブリーとのこと。バッチはこの周辺でヘザーとロックウォーターも見つけています。それはひょっとすると、テーブルマウンテン辺りだったかも!? と、その気になって、1ポンドで地図を買うと、勇ましく歩きはじめました。フットパスの道しるべ、清らかな流れ、牧場、あちこちの花を眺めながら最初は調子よかったのですが、草が覆い繁って道はなくなる、前が見えないほどの植物で、これ、本当に道?これで大丈夫?と不安になりながら、坂道を登ること1時間。やっと広々とした草原に出た時には、心底ほっとしました。汗びっしょり。ふ~こわかった・・・ 

振りむけば、眼下にはクリックハウエルの町。思わず歓声をあげました。吹き抜ける風が気持ちいい!!

アスク川へ降りていく道で見つけたクレマチス。「おじいさんのあごひげ」と呼ばれるとおり、花が終わった後に出てくる種子の綿毛部分

FOOTPATH TO TABLE MOUNTAIN と書かれた標識。この矢印に従って歩いたのですが・・・

右端の大きな木はワイルドローズ。沢山花をつけていました。こんな大きなワイルドローズの木は初めてです

ワイルドローズの木の脇に小さな石段があり、それを乗り越えると草原に出ます。さやさやと風に揺れる草、バターカップの黄色い花、秋の終わりには、アグリモニーやヘザーも咲くことでしょう。ところどころにある大きな木はオーク。

それにしても、もうヒルトップだと思っていたのに、テーブルマウンテンの頂上は、まだまだ先(涙)


ウェールズの旅 ・*・

ウェールズ~3

アスク川周辺

クリックハウエル橋

ホテルに荷物を置いて、お店が立ち並ぶハイストリートを

抜けると道はなだらかに下りはじめ、

ブリッジストリートに入ると急坂になって橋に出ます。

クリックハウエル橋は、ウェールズで最も長い石橋なんだそうです。今はその上を車がびゅんびゅんは知っています。一方から見ると橋梁のアーチは13なのに、もう一方から見ると12しかない、というのが特徴らしい。

 

アスク川の水は茶色に濁っていますが、悠々と白鳥が一羽

川沿いの道はオークやウィロー、アスペンがのびやかに枝を伸ばしています。けれど、バッチが見つけたという、ミムラスやインパチエンスの姿は見当たりません。やはり、あの頃の清明な流れは失われたのでしょう。それでも川べりの草むらには、ワイルドローズやバターカップ、アンジェリカなどが咲き乱れていました。


ウェールズの旅 ・*・

ウェールズ~2

クリックハウエルへ

アバガベニーからクリックハウエルへ

 

アバガベニー(Abergavenny)のタウンセンターのバスターミナルから、クリックハウエルにはバスを利用。

近くに教会の塔が見えます。ゆっくり過ぎてゆく時間。バスを待つ人の中には子ども連れもいますが断然、高齢者が多い。

この人たち、もう投票行ったかなあ。

どっち入れたと思う?(長女との会話)

絶対、離脱派だよね。ここはウェールズ

まわりはほぼ白人です。

 

数十分遅れでも、当たり前のように何の断りもなく、やっと来たバスに乗り込むと、アバガベニーのメインロードを抜けて美しい緑の中を走り抜けます。道はぐんぐん上ってクリックハウエルに到着。

 

なぜここに?

1928年、アバガベニーからクリックハウエルを流れるアスク川沿いで、エドワード・バッチは初めて後にレメディとなる植物を見つけたとか。

 

ホテルに荷物を預け、身軽になったら

さっそく川に向かいましょう。

 

今夜の宿はホテルベアー1432年創立というからかなり古い。実は次女が数年前、このホテルに宿泊。美味しかったよ、という言葉につられたというわけです。

ロンドンを出る時は大雨だったのに、よく晴れました。今夜の宿です

ロンドンを出る時は大雨だったのに、よく晴れました。今夜の宿はホテルベアーです。

家並の間に、壁だけになった古城のタワーの一部が今も静かに建っています


ウェールズの旅 ・*・

ウェールズ~1

アバガベニーで出会った木々

ロンドンからアバガベニーへ

アバガベニー(Abergavenny)へ向かう朝は

夜中から稲妻に大雨、おりしもBrexitの投票日。

すでに大荒れの予感。

カナル沿いの道で、雨に濡れながら

「Remain」の貼紙をしている人がいました。

この地域は残留派が多いところです。

 

この雨では投票の足が鈍るかもね、

地下鉄エンジェルからキングスクロスで乗換え

パディントン駅へ。

 

ロンドンから西へ向かう鉄道はパディントンから。

昨年バッチセンターへ行った時も

その前年にデボンへ行った時も

パディントン駅を利用したことを思い出しました。

 

パディントンからニューポートまで約2時間

そこで乗り換えて約30分でアバガベニーへ。

 

いつからか、雨は止み、駅を降りると山が見えます。

イギリスでは山を見たことがなかったので、

やはりここはウェールズ!!

アバガベニーはBrecon Beacons 国立公園の

南東に位置し、ウェールズの山々への拠点の町

駅を背に、右の道からタウンへ歩きはじめると、

目の前に大きなセイヨウトチノキとオークが

並んで立っておりました。

思わず、オオッ!と叫んで近寄る私。

立派~でもこれはほんの序奏。

トチノキの木肌は日本トチノキと全然違う、というか

樹齢によるものなのかしら。

かつて、ロックウォーターの泉があったかもしれない

ホーリーウェル通りも歩いてみましたが、その気配なし。

残念... なかなか美しい家並みが続きます。

Sugar Loaf(596m)ブレコン・ビーコンズ国立公園
Sugar Loaf(596m)ブレコン・ビーコンズ国立公園
駅のすぐそばにこんな立派なオークの木
駅のすぐそばにこんな立派なオークの木

ウェールズの旅 ・*

秋のPTTコース開催

今年の愛知県でのBIEPコースは、年明けにPTT6回コース、3月に2日間コースを開催したきりになっており、お問い合わせをいただくたびに、身の縮む思いで、申し訳ないを繰り返していたのですが、9月から10月にかけて25期の開催を計画しました。受講生の募集を開始します。受講をお考えの方、ぜひご検討ください。PTTコースは定員が少ないのですが、バッチフラワーをじっくり学ぶには、PTTコースは最高です! 久々にクロイツで開催するPTTコース、深まる季節、どんな方とご一緒できるかしら、と今から楽しみにしています。

 

第25期 バッチ国際教育プログラムレベル1 PTTコース

水曜日午前クラス 10:15~12:15 (毎回2時間×6回)

実施日 9/14,21,28 10/12,19,26 

講師  中村かをる BFRP BIEPレベル1(愛知県担当)

受講料 38,000円(教材費、消費税込み)

定員  5名(3名から開催)

会場  クロイツ

 

詳細は愛知開催のバッチ国際プログラムのページでご案内

ウェブ用フライヤーはこちら

 

PTTコースでは6回のコース中に毎回レメディの体験をします
PTTコースでは6回のコース中に毎回レメディの体験をします

予期せぬ出来事

子育てフェスタが終わって一段落

次に控えていることを考えていたからか、

昨夜からとてもハイパーになってしまった私、

睡眠時間が一気に減ります。

朝からテンションが上がり、仕事がはかどる!はかどる!

 

窓を開けることも、何か食べることも忘れて

夢中でPCに向かっていましたが

Hさんが出かけることもあって、作業を中止、

朝食をつくりはじめました。

 

朝のお決まりメニューは

まずはケールと林檎とバナナのスムージー、

キッチンの扉裏にある包丁入れから

ぺティナイフを取り出すと

パン切ナイフがひっかかって

アッと言う間もなく、垂直に私の足の上に!

 

イテテ・・・落ちたところが切れて出血・・・

あゝ、パン切ナイフで助かった!

大したことはありません。

まずはレスキューレメディを飲み、きれいにふき取った後

周辺にレスキュークリームを塗って絆創膏を貼ったら、

それでおしまい。一件落着となりました。

が、

もし逆だったら、と思うとぞっとします。

ぺティナイフの先端は鋭利です。

あの角度で落ちたのなら、きっと刺さりました。

好事魔多し。調子に乗ってるとき

案外、事故が起こりやすいものです。

 

そうそう、天使が私を蹴飛ばして足をすくったかも。

こんな時は無理は厳禁。

今朝は久しぶりに雨が降っています。

少し落ち着いて歩調を緩めましょう。

ほんと、ほんと、ありがとう。 


ありがとう!あいち子育てフェスタ

3年目の子育てフェスタ

BFRP東海 バッチフラワーの癒しの空間

今年で3年目となる子育てフェスタ。3年とも、いつもの会場のいつもの天井の高い大きな部屋が、私たちBFRP東海の場所です。入ってすぐの正面には、バッチフラワーレメディの棚を飾り、参考文献やリーフレットを並べます。そして色とりどりの元気なジニアが、訪れる人をお迎えしますが、実は毎年、この日のためにメンバーの家族が、畑で育ててくれているものです。年々花数が増えて立派になっています。向かって右側が15分間のミニレクチャーコーナー、その奥が20分間のミニコンサルコーナー、ここでは同時に4席をセッティング。そして最後に左側のボトリングのコーナーでマイボトルの出来上がり。改良に改良を重ねた予約システムのおかげで、混乱もなく2日間ともきれいに満員御礼。予定数を上回ってのご来場、ありがとうございました。

妖精がいそうね、と言っていただいた花いっぱいのバッチフラワーの会場
妖精がいそうね、と言っていただいた花いっぱいのバッチフラワーの会場

シュタイナー教育

あいち子育てフェスタの主催は、NPO法人ヴァルドルフうめの森こども園ですから、参加団体は基本的にシュタイナー教育関連の施設が中心です。うめの森こども園のほか、やまさと保育園、愛知シュタイナー学園小中学部、滋賀シュタイナー子ども園そら、あらはし館、名古屋シュタイナー土曜学校山里の森など、隣の画像は、山里の森の子どもたちのフィナーレでのコンサート、キンダーライアーのかそけき響きに、大勢の人が耳を傾けています。各団体のブースでは、シュタイナーらしい美しい作品の数々が大人気。あっという間に売り切れです。手作りの体験コーナーや、シュタイナー教育の体験授業、ライアーコンサートに人形劇、充実の食のマルシェでは、ヘルシーなお弁当に野菜や果物の実売も。


おつかれさまでした!

今年は心地よい風も通って、あまり暑くなかったのは幸いでした。

23日のスタッフは、レベル3受講生を含む14名、多少の入れ替わりがあって24日は13名でした。(2日間通しでのスタッフは、14名のBFRPと4名のレベル3受講生、合計18名)ここに至るまでの練習では、レベル1,2の受講生がクライアント役として参加協力。当日には、他のメンバーが家族や友人を連れて参加してくれたり、差し入れをもって応援に駆けつけてくれました。ボランティア料金のフェスタでは、物質的利益にはつながりませんが、この3年間の経験は最高の贈り物。みんなみんな、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。なんだかもう夏が終わったみたいな気分です。


カナルの住人

カナルいちの人気者は何といっても白鳥、今年は6羽も雛がかえり、道行く人は足を止めてカメラを構えます。白鳥用にパンを持ってくる人もいて、そうなると、水の上では嘴だけ白いクーツやカモ、小道には鳩にカラスに犬も集まってきて大騒動だ。

 

上空には時々カモメや大きなカナダがんも飛んできて

どうやら、白鳥のヒナを狙っているらしい。

愛らしいヒナたち
愛らしいヒナたち

 

ヒナはいつの間にか、3羽になりました。

首が大分伸びて、ちょっと白鳥らしくなっています。

 

お母さんの背中に乗っていた弱っちい子が

育ったなかったのか、それともカナダがんに奪われてしまったのか。こんなのどかなカナルの中でも

常に弱肉強食が繰り返されているのでしょう。

白鳥が怒ると、結構こわいです。

 


エンジェル・カナル周辺

 ヒースローから、電車を乗り継ぎ、地下鉄エンジェルに着いたのは夜の8時過ぎ。外へ出ると、午後3時くらいの明るさ。ロンドンの日没は9時半ごろ。空気はひんやり、風も心地よく気持ちがいい。1年ぶりのロンドン...。 長いフライトの後だから、身体を動かしたほうがいいね、とそのままゴロゴロとスーツケースを引いて、カナル沿いの道を、娘のフラットまで歩いていく。思ったほど歩きにくくない。

 家の窓には、REMAINの文字、イングランドの旗がなびいている。もうすぐ国民投票だもんね。そういえば夏至も近い。明るくて体内時計が狂いそう。明日からの予定は大まかに決めてあるけどまだ細かいことは全然調べていないし、とにかく眠い。今夜は早く眠ろう。

 

カナルボートが常駐する波止場。ロンドンプレイン(プラタナスの仲間)
カナルボートが常駐する波止場。ロンドンプレイン(プラタナスの仲間)
ノーザンライン・エンジェル駅のホームは広くて綺麗
ノーザンライン・エンジェル駅のホームは広くて綺麗
エンジェル駅から5分も歩けば、もうリージェンツカナル
エンジェル駅から5分も歩けば、もうリージェンツカナル

帰りました!

揺れるイギリスを映すかのように

いつも以上に不安定で。ころころ変わるお天気、

EU残留か離脱を問う国民投票では

スコットランドの時のように

結局は「残留」だったね、のはずが、

期待は裏切られ、どよめくロンドン、

やり場のない気持ちも晴れると

楽しみにしていたユーロカップでは

まさかのアイスランドに敗退。

 

世界で最もお金持ちといわれるイングランドチームが

パートタイマー選手さえいる

アイスランドチームに負けたとあっては

ますますがっくり。

窓に貼られたREMAINの文字もイングランドの国旗も

ひっそり姿を消しました。

 

そんな歴史的瞬間も、今のところは対岸の火事で

今回はウェールズへ

そして前回行けなかったキューガーデンへ。

毎度のことながらの歩いて歩いての植物三昧の旅。

で、あっという間に帰国となりました。

帰国便はフランクフルト乗継ぎで、初のロンドンシティ空港から。

コンパクトでビジネス仕様。まだ工事中のところもありましたが

市内からも近く便利な空港です。

初めてって、ちょっとドキドキしますね。 


行ってきます!

 

EU離脱か残留かで、揺れるイギリスに、

ドンピシャ国民投票めがけて、行ってきます。

といっても、決して

狙ったわけではありませんが。

 

おりしも6月のバイオグラフィーワークでは

鉄の女、マーガレット・サッチャーの

人生を取り上げたばかり。

彼女が、欧州寄りではではなかったのはなぜ?

案外イギリス人にとっては、普通のことなのかもしれません。

東洋人には、理解不能なところがありますが。

歴史的瞬間に立ち会うか?

 

ともあれ、今年の旅の目玉はウェールズ

バッチ博士が初めてレメディに相応する植物を

見つけたアスク川流域を訪ねます。

 

またぼちぼちと、旅のご報告をいたします。

 


2016初夏の東海ツアー*茨木のり子の人生と詩の世界

昨秋の「茨木のり子の人生と詩の世界」からスタートしたdialog7の企画も

いよいよ今週末の豊橋が最終ステージとなりました。

毎回、一期一会の化学変化が起こっているようです。

可児市では10代から70代まで、まさしく老若男女、様々な背景の方々が集まってくださり

人生の流れに深く頷かれる方、茨木のり子さんの詩に涙する方あり、

途中のボイスワークでも、皆さん、大きく手を振ったり、飛び上がったりと大活躍。

翌日曜日の各務原では、悩み多き子育て世代が中心。

胸打つ言葉の数々とともに、特別な時が流れていました。

 


ダウンロード
茨木のり子の人生と詩の世界
おんなのことば2016.pdf
PDFファイル 286.8 KB

春の植物観察会その2

東山植物園

 数日風の強い寒い日が続きましたが、雨が上がると同時に、気温も急上昇。前回とは打って変わって20度以上。芽吹きが凄まじい勢いで始まって虫もぽとぽと落ちてくるので、帽子が手放せません。ハッと気づくと襟元を可愛い尺取虫がピコピコ動いていますが、今ではみんな慣れたもの。とにかく簡単にあいさつした後、2016年春の定点観察会の2回目。(実はこっそり5回目)いつものルートを歩きます。今回は初心者5人を含む14名。ほとんど変化のなかった冬芽がびっくりするほど成長しています。まずはオーク(ヨーロッパナラ)から。 


11月、まだ葉を落としていませんが、冬芽の準備が整っています。しぶとく落葉を拒否しながらも、12月~3月にはほぼ冬芽だけになっていきます。少し角張った水滴型の冬芽。そして芽吹きの季節到来。目が覚めるほど美しい緑。これは雄花を抱いた花芽、葉芽もあります。小さな冬芽の中にしっかりと折りたたまれていた葉っぱは開けばもう立派なオークの形。そして雌花、バッチ博士が、オークのレメディは雌花だけで作るように指示したとされる雌花は、先がほんのり赤く痛々しいほど小さくて息をのみます。オークのレメディが表している忍耐や義務への献身。女性性によって男性性を中和させるというところでしょうか。

東海の森のビーチ(ブナ)の芽吹きもずいぶん華やかになってきました。昨秋から見ている、私の冬芽はやっと、少し大きくなってきたところ、もうちょっと時間がかかりそうです。オークの冬芽に比べるとビーチは長細い水滴型です。日当たりのせいか、木による個体差か、倍くらいに長く伸びた冬芽は、もう少ししたら新芽が出てきます。蜘蛛の糸のような白い毛で包まれています。折り目がしっかりついた新芽も見えます。葉の表面には毛がいっぱいです。芽鱗がほどけて花のガクのよう。冬の間は明るかった森が、新緑とともに少しずつ暗くなっていきます。やがてここもビーチドームといわれるような他を寄せ付けない閉ざされた森になる日が来るのでしょうか。

トチノキも変化の激しい時期です。左は冬芽。水飴みたいなピカピカのねばねばに包まれています。十字対生の葉痕がはっきりと見えます。やがてふっくら膨らんで…ある時に、ばばっと開きはじめると、上を向いていた芽がちょうど羽を休めた鳥のように、葉先が下向きになります。とっても興味深いです。芽鱗はまるで脱ぎ捨てたスカートのよう。大きな掌状の葉っぱ7枚、5枚と対生に広がります。

日本のトチノキはバッチで使われているセイヨウトチノキ(ホワイトチェストナット)に比べるとやや小さめのようです。東山植物園のトチノキも花芽を一杯つけています。ちゃんと燭台のような形をしているのが、見えるでしょうか。花が咲く前から、そんな形に整っていることに感動を覚えます。考えてみるまでもなく、植物からしてみれば、芽吹きの季節、一緒に花芽を出し、開花期の準備をしているのは当たり前のことですが、それに気づいたときには、まるで大きな発見をしたかのように、飛び上がるほどうれしいものです。発見というのはちょっと大げさかもしれませんが、自然界はこんなにも、惜しげもなく私たちに秘密を開示してくれているのに、それにただ気が付かないでいただけだということ、そのものが、発見であるかのような気がしてきます。

まだ書きたいこと、覚えておきたいことがいっぱいありますが、また今度。

東海から関西へ

はじまりは夏のバッチセンター

2015年夏、イギリス観測史上初というほどの暑い一日、英国バッチセンターに日本各地からBFRPが集合しました。たまたま同じB&Bに泊まることになった東海と関西のメンバーたち。すっかり意気投合し、その秋のシンポジウムに続いて名古屋での植物観察会と、地域を越えた親しいお付き合いが始まりました。

2015年夏・英国バッチセンターでジュディ&ステファンを囲む日本のBFRPたち
2015年夏・英国バッチセンターでジュディ&ステファンを囲む日本のBFRPたち

前日に大阪入りをし、打ち合わせの後は、お好み焼きを食べ、会場の下見もかねて、造幣局の通り抜け、夜桜見物…生まれて初めてです。水の都大阪、水面に映る街の灯りに仄かに浮かび上がる、牡丹桜の白から濃いピンクの様々。旧桜の宮公会堂、泉布館、風雅な建造物を取り囲む美しい庭園を抜けて、源八橋たもとに来ると、そこにあるのが近畿中国森林管理組合の建物。その中のレストランが明日の会場です。なんて素敵な場所。窓に顔をくっつけて中を覗き込む私。

植物観察会

BFRP関西の植物観察会
旧桜の宮公会堂の裏手、林の中でのスケッチ

花曇りの穏やかな日。植物観察には最高のお天気です。慣れないうちは細かいことは言わず、とにかく、よく観ること。事実をしっかり、描くこと。技術はこの際、置いときます。そのあと、同じ植物を描いたグループに分かれてシェアすれば、一人では気づかなかったことが、見えてくるかもしれません。時折、桜の花びらが舞う下で、最後に全体で、スケッチを見せ合いながら本日の成果を報告。みんな、すごい、すごい!!さすが、いいセンスしてます。

まずは読書会

 そんなご縁から、東海に続いて、関西でも読書会や植物観察会を始めたい。ついては経験者の私にと声をかけてもらったのは自然な流れだったのかもしれません。その時は、たいしておおごととは思わず、東海の活動の延長で気楽に応じたのが、昨年末のころ。あっという間に30名になりました~と聞いて、うれしいような、困ったような…これは関西の底力ですねえ。 

 BFRP東海の読書会はこの4月でめでたく70回を迎えます。2009年夏から今に至るまで、とにかくしつこくバッチの遺産「なんじ自身を癒せ」を読んできましたが、メンバーは入れ替わりつつも一定して、だいたい15名内外、多くても20名を越えることはありません。さてさて初めての読書会、その大人数で、どうやる、わたし!? 

読書会ワールドカフェ、各テーブルのまとめの発表、神奈川PTT講師の京ヶ島さん
読書会ワールドカフェ、各テーブルのまとめの発表、神奈川PTT講師の京ヶ島さん

いやはや、なんとかなるものです。会場の「森の恵み~ジビエローストと里山野菜レストラン杣(ソーマ)」には、まるで誂えたかのようにぐるりと窓際に並んでいる4人席が8テーブル! ワールドカフェ方式にぴったりです。愛用の銅のベルをチリリ~ンと鳴らして時間と場をホールドしていきます。各テーブルごとに、とても活発な意見交換がなされました。会場と参加者の皆さんに助けられ、無事終了。


 

ところは変わっても読書会、植物観察会と、一日を振り返れば、やはり同じバッチの世界の住人達。ひとつの水脈を共有している力強さを感じます。関西の活動の担い手たちに、惜しみない拍手を送ります。この場に私をいさせてくれて光栄です。ありがとう。

 始めることと継続していくことは異なりますが、一人では難しいことも仲間がいれば大丈夫。個人の自己成長はいうまでもなく、こうして共同体形成をしていくときほど、バッチの『なんじ自身を癒せ』を自分は実践しているか、と突き付けられることはないでしょう。自分をさらなる高みへと導いていく理想や夢を忘れることなく、困難をものともせず、柔らかい心で、BFRP関西の面々はきっと越えていくことでしょう。

やさしい子らよ

やさしいちちと

やさしいははとのあいだにうまれた

おまえたちは

やさしい子だから

おまえたちは

不幸な生をあゆむのだろう

   池井昌樹 絵本『手から、手へ』より抜粋

 

3月末、ブログに「人生にYES!」を書きながら

なんとなくすっきりしない私に

1冊の本が届きました。

 

昭和の家族写真のようでいて

どこか、「あの世」的な「永遠」を思わせる

植田正治さんの写真とともに構成された

『手から、手へ』池井昌樹さんの詩集です。

 

どんなにやさしいちちははも

おまえたちとは一緒に行けない

どこかへ

やがてはかえるのだから

 

人によっては、やさしさだけではなく

むしろ、物心つかないうちから、

たとえ、それが愛にくるまれていたとしても

「NO」ばかり、言われて育つこともあります。

そういう場合、私たちは、

自分が傷つかないよう、無意識に

見かけ上の「YES」を言って、

辻褄を合わせたりもするのです。

 

おとなになっても、

外側からの「YES」が、ほしくてたまらない。

人の顔色が気になる。

人から評価されたい。

 

でも本当に必要なのは

内側から満ちてくる「YES」なのでしょう。

 

汲めども尽きぬ泉のように

たとえ、やさしさだけを手渡されたとしても

内なるYESをつぶやくことは

まことにむずかしい。

 

でも、この詩が語る言葉のように

 

怯んではならぬ

憎んではならぬ 

悔いてはならぬ 

 

やさしさは「ちまみれのばとん

 

どんな苛酷と思える人生にも

「YES」が言える。

それを支える一筋の光

それを人は私の中の「わたし」というのではないかしら。

 

ベルト・モリゾ「ゆりかご」1874
ベルト・モリゾ「ゆりかご」1874

準備ができた?

この家に住みはじめてはや33年

庭の真ん中にある欅は2階の屋根をとっくに越えた。

見上げても届かない空の上で、今、芽吹きが始まっている。

毎日、毎日、

来る日も来る日も、私はその木を見てきたけれど、

その木も、ずっとそこに居て、

私を、家を、私の家族を見ていたのだ。

家族は、その木が大好きで

晴れた日にはその下で食事をし、子どもたちは遊んだ。

その周りで歌い、走り、落葉をかき集めて焚火もした。

 

欅は何を思っているのだろう。

 

今、ツリープロジェクトでその欅を観察している。

観察し、スケッチを重ねていると

見てきたつもりで、全然見ていなかったことに気づく。

そう、こんな風に観てはこなかったのだ。

 

スケッチブックの真っ白な一ページに

柔らかい黒鉛筆で、ていねいに欅の冬芽を描く。

どの冬芽の下にも必ず葉痕(葉の落ちた痕)がある。

つまり新しい芽は前年の葉の付け根(葉腋)に出来る。

 

スィートチェストナットやオークのように

冬芽が出てきても、なかなか葉が落ちない木もあるけど

普通、広葉樹は、

冬芽ができると安心したかのように葉が落ちる。

「準備ができたね、それでは行くよ」というように。

 

ふと思う。私達にも同じことが言えるのかも。

それに気が付いていないだけで。 

立派なハルニレの木(札幌で)
立派なハルニレの木(札幌で)

人生にYES!

先日、久しぶりに会った少女が、

とても美しくなっていて、びっくりしました。

聞けば、希望の高校に合格したとのこと。

おめでとう! 身体中から自信があふれています。

 

あぁ、そうか。

人生がわたしに、「YES」を言ってくれた時

こんなふうに輝いたものだった。

  

  少女よ、

  今のあなたには、届かないだろうけど

  人生はいつも、あなたに「YES」と

  言ってくれるとは限らない。

 

どんなことがあっても、どんなに傷ついても、

何もかも失ったとしても、無数の涙のあとで、

それでも、人生に「YES」と言える自分になる。

 

痛みや悲しみの向こうにしかない

自分だけの「YES」を

あなたが人生に対して言う

その変容の瞬間を経て

人生は真に輝き出すのだから。

 

 

Knaus 野原の少女
Knaus 野原の少女

春の植物観察会その1

2016年3月2日、待ちに待ったBFRP東海、2016年の第1回、春の植物観察会です。なんちゃって、その前の週にも、実は下見と称して来ています。(私は風邪が治りきっておらず、鼻水ぐすぐす)フクジュソウ、マンサクやロウバイ、春にいち早く咲く花々はなぜ黄色いのかしら?下見の時は暖かだったけど、この日は冷えました。

短い花茎のフクジュソウ
短い花茎のフクジュソウ
チェストナットバッド 日が当たるとピカピカ光る
チェストナットバッド 日が当たるとピカピカ光る
ホーンビーム
イヌシデの芽吹き 青空にレースのよう

東山植物園

もう3月下旬なのに、アップするのを忘れていました。備忘録です。

次の植物観察会は4/14(木)スケッチしましょう!

この日は冷えました。でも風がなかったのでありがたかったです。東海の森にはいって、階段のところまで来ると、ビーチ林が目の前にひろがります。まだ細いビーチばかりだけれど、この場所は明るくて好き。私の観察しているビーチもここにあります。まだまだ秋に観察した時と、冬芽はほとんど変わっていません。もう少し、暖かくなるのを待たねばならないようです。 

ブナ Beech 惑星では土星
ブナ Beech 惑星では土星

 

この子が私が観察をしているビーチの冬芽。私がずっと見てますよ、って名札かけてあげたいな。

しわが寄ったような灰色の白っぽい木肌。ところどころにまるで目のようにみえるのは、葉痕?まだ若木なのに、おじいさんのように感じるのがビーチらしいところです。でも 若葉の頃はこもれびが美しい。今からその日を夢見ています。

これはおまけ。クロイツの庭のチコリの新しい株です。

まるでバラの花のよう。真ん中から茎が出て、あっという間に

背が高くなり、青紫の美しい花を初夏から秋まで次々と咲かせます。

君も待ち遠しいね。春が。


BIEPレベル1の復習会

スローな私にしては、2016年のBIEP愛知開催が、

はやくも2コース終了。なかなかのハイペースです。

2月にPTTコース、3月に2日間コースのレベル1終了。

そして5月には、レベル2の開催が決まっています。

 

レベル1修了から、レベル2受講までには

2か月おくという制限がありますし

地方開催は回数が限られているため、

タイミングが合わなくて、1年近く待たせてしまうこともあれば、

今期のようにすらすらと進める場合もあるのです。

バッチ国際教育プログラムで、もう少し学びたいと思われる方は、

ぜひ、レベル2へ進んでいただきたいな、と思います。

詳細はこちらへ

http://www.bachflower.gr.jp/biep/biep_top.html

2016年5月21.22日(土日)BIEPレベル2名古屋開催

レベル2受講前復習会

 

日時 4月18日(月)10:15~12:15

会場 日進日岩崎公民館 会議室2※駐車OK

内容 レベル1の復習と確認 Q&A

参加費 1,000円(満席になりました)

持物 BIEPレベル1の教材、ノートなど

 

準備の都合上ご希望の方はメールでお申し込みください。

クロイツでのPTTコースレベル1の受講風景
クロイツでのPTTコースレベル1の受講風景

受講生からのリクエストもあって、レベル2の開催に合わせて、

毎回、レベル1の復習会なるものを、事前に開いています。

 

レベル1が終わってから、時間が経ってしまった...

よくわからないレメディがある...

このままでは不安、自信がない...

 

とおっしゃる方は、ぜひご参加ください。

レベル1で学んだ知識を、より定着させて

安心してレベル2に臨みましょう。

もちろん、まだ受講を決めかねている方、

今回はパスだけど、いつかは受けたい、と

思っていらっしゃる方も、お気軽にどうぞ。


霧の中で思うこと

今朝、目が覚めると、外は真っ白だった。

雪ではなく霧......

何も見えません。こんな霧は久しぶり。

  

  いつも見えるものが見えない

  って、ちょっとこわい。

  境界がわからない。

  って、こんなに不安になることだったのか。

  

すごく前だけど

季節は今頃

鳥羽のパールロードを走っている時

深い霧にあってしまった。

あの道は、海にせり出すようにカーブが続く。

いつ海に落ちてもおかしくない、と

冷や汗をかきながら、

必死でハンドルにしがみつく。

 

なんとか抜け出た時はヘロヘロでした。

脱力・・・

 

道路を踏み外すことは、とても怖いのに

見えない世界の境界を越えることに

わたしたちは、無頓着。

 

自分の分をわきまえなかったり、

人の領域に勝手に踏み込んだり、

自分の感情のありかを見失うことも日常茶飯事。

 

見える世界から学ぶ事は、

なんてたくさんあるのでしょうか。

 


詩人茨木のり子とふるさと西尾

 私が、詩人茨木のり子さんと出会ったのは、まだ中学生のころ。当時、母は毎月『装苑』という婦人雑誌を取っていて、巻頭ページを飾っていたのが、茨木さんの詩でした。少女の私は、毎月どんな詩が届くのかが楽しみでした。その詩から連想する詩人茨木のり子さんは、すっきりと背筋の伸びた人に思えました。いつしか人生も後半になり、バイオグラフィーワーカーになった私は、かつて中学生の頃に憧れた詩人の人生を、作品と重ねてみたくなりました。彼女が愛知県西尾市で幼少期から思春期を過ごしたということを知り、いつかは彼女が育った場所に行ってみたいものだと思い続けてきましたが、2月、その願いがかないました。

西尾市岩瀬文庫で

西尾市の岩瀬文庫で開かれた「詩人茨木のり子とふるさと西尾」展。岩瀬文庫は日本初の古書ミュージアムです。こんな素晴らしい財産が西尾市にはあるのですね。本当にびっくりしました。

静かな館内に心温まる展示。地元だからこそなのかもしれません。世田谷文学館での企画展も感動しましたが(なんせ装苑の巻頭ページが大集合でしたし)、岩瀬文庫の展示もなかなかのもの。後年「吉良のチェホフ」と詩の中で詠んだお父さんの絵もありました。優等生ののり子さん。頑張り屋ののり子さん。お嬢様ののり子さん。明るい海辺の空の下、はつらつとした姿が目に浮かびます。


1階の展示コーナーには、詩の人気投票も。

一番人気は「自分の感受性くらい」、「倚りかからず」あたりでしょうか。「私が一番きれいだったとき」、「汲む」もなかなか得点が高そうです。で、私は何に投票したかって? 甲乙つけがたいので、ちょっとマイナーな「一度視たもの」にシールをポン!!

 

休憩コーナーで、ケーブルTVの茨木さんの番組を見たあとは、お抹茶を一服。さすが、お抹茶生産日本一の西尾市です。その後、昼食をいただいたお店でも再び一服。結構なお手前でございました。

少し車を走らせて、海の見えるカフェに。

波間に鳥たちの群れ。トンビが悠々と空を舞っています。

遠くまた近く、見えるのは知多半島? それとも渥美半島?

 

ふるさとの多彩な海岸線を誇る伊勢志摩が私の海の原点。

なので愛知の海には物足りなさを感じていたのですが、

この日の海は極上でした。

おそらく茨木のり子展の余韻があったのでしょう。

青く澄んだ海もやがて日が陰りはじめると空も島影も茜を帯びて。

ふと浮かんきたのは嶋崎藤村の詩

~湧きて流るるやほ潮の そこにいざよふ海の琴 調も深しももかはの

よろずの波を呼び集め ときみち来ればうららかに 遠く聞こゆる 春の潮の音~

京都でも植物園に

バイオグラフィーワーカー・ジュピターの総会が今年は京都で開催。会場となる関西セミナーハウスへ向かう途中に植物園があることに気づき、少し早めに出かけることにしました。お正月の頃のような暖かさでないにしろ、風もなく穏やかで日差しもたっぷりの植物園日和。ありがたい、ありがたい。京都駅から地下鉄に乗換え、北山駅で降りると植物園に直結。スゴイスゴイ、こんなに簡単に来ちゃったよ。

200円の入園料は安いなぁ。入り口で地図をもらいまずは腹ごしらえ。園内の「森のカフェ」で軽くお昼を食べたら、さぁてどこへ行こう。名古屋の東山植物園に比べるとこじんまりしています。高低差がほとんどないので、広々と明るく、人も少なくて静かな園内。

スノードロップ
球根庭園のスノードロップが早くも開花

京都府立植物園

池の周りではカメラを抱えたたくさんの人。聞いてみるとカワセミがいるのだとか。レンズの方向を見定めると、おぉ!いるいる、アッ飛んだ! 宝石のように煌く青い翼を広げて水音と共に水中に..オレンジ色の腹もはっきりと見えました。カシャカシャカシャパシャパシャ、無数のシャッター音が響き渡ります。

ここでも年6回、自分の好きな気を定めて、定点観察会が開かれているようです。

あちらこちらの木に「私の好きな木」観察者の名前と共に札が掛けられていました。

よかったね、たくさん見てもらえて...と

思わず木肌をすりすり。

あゝ、名古屋のブナに会いたくなっちゃったよ。

 


立派なアキニレの巨木。横に張り出した枝がすごい。支柱がいっぱいです。長い年月を経た樹木の前に立つと、思わず知らず畏敬の念があふれてきます。この季節、大地の中は力で満たされているけれど、外はとても静か。若いオニグルミは葉痕がお猿さんの顔に見えるということで、今年の木!? 確かにちゃんと見えますね。歩いた後は小腹も空き、約束の今宮神社へお参りに。参道に向かい合わせにならんだ2件の炙り餅のお店。串に刺した小さなちぎり餅を炭火で焼き、黄粉と白みそのたれでいただきます。目の前で実演中。さあ、どっちへ入る?

最近のバッチ事情

愛知県でバッチ国際教育プログラム(BIEP)のレベル1を担当するようになって8年目。

このコースを入り口にバッチを学んだ方々から、数十人ものプラクティショナーが誕生し、

今や東海地方は、バッチ王国さながら、個性豊かなプラクティショナーたちが日々研鑽に努めつつ活躍しています。

 

毎年、何回かのコースを開催していますが

ここ数年、コースの問い合わせをいただく中で、

今までには、あまり聞かれなかった共通する質問があります。

 

「このコースは、直感やカードでレメディを選んだりしませんよね?」

「クライアントのセルフヘルプを支えるような学びができますか?」

 

というものです。

 

かつては「あやしい」と言われたフラワーエッセンスの世界、

(いや、今もまだ、そうでしょうけれど)

バッチフラワーが、明確なエビデンスを得られない分野だとしても

このような質問が、何を意味するか、を考えてみると

ここで求められているのは、あやしさのかけらもない、

他者の痛みに対して、全円的な視点からの、人間への信頼と謙虚な姿勢です。

こんな質問が出てくる背景には、バッチフラワーに限らず

ヒーリングの世界に携わる人々の、地道な積み重ねがあるのかもしれません。

 

バッチフラワーの真髄は、なんといっても「なんじ、自らを癒せ」で、

BIEPのレベル1からレベル3までこの考え方が貫いています。

時代や文化、環境や性別を超え、すべての人間がもつ感情の普遍性に取り組むことは、

誰もが、自分の人生を生きるために、等しく必要なことのように思われます。

 

バッチフラワーという比類なきツールを手に、自在に使いこなすスキルを磨くことは

魔女の世界のようでいて、実はとても現実的なことなんですよね。

 

BFRP東海*バイオグラフィーワーク&コミュニケーション講座

BFRP東海では、2014年から毎年1月~3月までのあいだにプラクティショナーのための勉強会を開いています。

1年目にはトエルブヒーラーズ、2年目でセブンヘルパーズとこれまでバッチフラワーレメディの理解を深めてきましたが

3年目となる2016年は、よりよいコンサルテーションのできるプラクティショナーとして、

自分の表現方法にどんな癖や思い込みがあるかをバイオグラフィーワークの手法を使いながら探っていきます。

 

 

 

BFRP東海

 

バイオグラフィーワーク&コミュニケーション講座

 

 

聴く力 話す力

 

幼い頃から、私たちはどんなふうに自分の気持ちを表してきたでしょう。 

知らず知らずのうちに身についた私の表現方法は? 

それは今、私の聴き方、話し方にどんな影響を与えているのでしょうか

私たちプラクティショナーにとって、大きな意味を持つ「聴く力・話す力」 

相談者と向き合う時、平穏な中心を保ちながら、どれほど心を開いていられるか、 

いかに早く相談者との間にラポールを築けるかは、コンサルテーションの質を大きく左右します。

 

2016年、木曜会は、よりよいコンサルテーションのできるプラクティショナーを目指して 

バッチフラワーと関係づけながら、「自らを知る」ことからスタートします。 

 

参加に当たって特別な経験や技術は必要ありません。どうぞお気軽にご参加ください。 

(プログラムにはアートワークとシェアリングが含まれますが、話したくない内容を強制することは一切ありません) 

 

日 時   2016//21、2/18,3/17(第3木曜日 全3回)10:00~13:00 

会 場   岩崎公民館 会議室2 

参加費   9,000円 (一回ごと分納可) 

対 象   BFRPBIEPレベル3受講生 (満席になりました )

ファシリテーター 中村かをる(BFRP、バイオグラフィーワーカー)

お問合せ・お申込みは BFRP東海 bach38tokai@yahoo.co.jp 

 

お正月

あけましておめでとうございます。

新しい年を迎えました。

昨日と今日の間には、何の変りもないはずなのに

ダイニングの窓辺に差し込む光までも、

なにかしら

あらたまってみえるから不思議です。

 

私は年末からの風邪が年が明けても治らず

おかげでぐうたらしたお正月になりました。

睡眠を十分にとり、ゆっくりのんびり。

窓からはおひさま燦々。ゴキゲンなお正月です。


冬のPTTコース開催決定

 ある金曜日の朝のことです。今日はそらクリニックでコンサルテーションの予定なので、出かける前にPCのチェックすると、PTTコースの問い合わせメールが届いていました。バッチフラワーの伝え手として、お問い合わせをいただくのは、とてもうれしいことなのですが、2015年のBIEP愛知開催日程はすべて終了し、来年はまだ3月の2日間コースの予定しか組んでいません。それで詳細が決まったらご連絡をと返信を送って、出かけました。

 それから数時間後、コンサルテーションで2回目にお会いした方から、バッチを1回経験したら、その変化が余りに大きいので、学んでみたくなったと聞かされた私は、今日は朝からPTTコースの問い合わせもあったし、ふっとその気になり、PTTコースは3人集まれば開けますよと答えました。その途端、あれよあれよという間に催行可能人数となり、年末年始にかけて、鶴舞の「そらクリニックのにじフロアー」での開催が決定しました。「すべての条件が合った時の展開の早さに鳥肌が立ちました」とはその内の一人の言葉。そんなわけで、今年の年末年始は、いつもとは全然違った過ごし方になりそうな予感。お待たせしているレベル2の日程もそろそろ決まりそうです。

PTTコースでは6回のコース中に毎回レメディの体験をします
PTTコースでは6回のコース中に毎回レメディの体験をします

親子の対話

上の画像はすべて

東山植物園のハニーサックル

蕾から開花、結実、そして・・・

先日、娘とスカイプで長話をしたやり取りを

友人たちに話したところ、一瞬、沈黙。

「親子じゃないみたい」と言われて、

びっくりしてしまいました。

「え~どこが?」という私に

「だって、親子なら、もっと、モロな感情が出るもんでしょ。」とのこと。

なるほど! そういえば、見かけによらずクールだよね、とも言われる。

 

で、つらつら考えてみると、

これは、やはり子育ての途中から遠距離になったせいかも。

 

第1子の長女がイギリスに行ったのは1993年の秋、

13歳になったばかりのことでした。

思春期前期、不安定さの真っただ中。

今のようにラインもスカイプもなく、それどころか、

まだ携帯もインターネットもありません。

国際電話のコレクトコールにヒヤヒヤしながら、

ちょっとした愚痴や苛立ちに、じっと耳を傾ける。

口を出したくなる時もあるけれど、

ガマンガマン、ただ寄り添うだけ。

母親の不用意な言葉は、他人以上に傷つけることもあります。

近くにいれば、修正可能かもしれない。

でも、離れているから、自然に、

迂闊な言葉が出なくなりました。

 

不安から、怒りから、親は子どもに、本当の気持ちではなく

感情的な言葉を投げつけてしまうこともありますが

それが本来の家族らしい会話だとしたら、私たち親子は?


どの家族にも対話には特有のスタイルがあります。

好き勝手に思ったことを言い放てる親子、

ある意味、その正直さ、無遠慮さが、ちょっと羨ましい。


距離と時間がつくった親子の対話のかたち。

とにかく、私の「聴く力」は子どもたちによって

育てられた、ってことらしい。



秋の植物観察会その2

2015年11月23日、今秋2回目の植物観察会は祝日。曇り空ながらも雨の気配はなし。今日は大阪から、そして普段はお仕事の人も参加で、これまた顔ぶれがちょっと違うだけで、雰囲気が変わるのも興味深く、刺激的な植物観察会です。園内はここ数日、急激に夜間、気温が下がったとのことで一気に紅葉が進みました。4日前に比べるとどこを見ても紅葉真っ盛り。今日は珍しく也有園内の茶室ではお茶席が出ています。いい感じ。

オリーブ
スペインから運ばれてきた樹齢80年のオリーブ

ビオトープの水辺にじっと佇むアオサギ。最初見た時、飾り物だと思っていたら動いてびっくり、本物でした。すぐそばに人がいても、知らんぷり。↓クラブアップルは、可愛い赤い実が残っています。

東山植物園

紅葉の中を歩く私たち。今回はいつものルートに、新たにクレマチスやゲンチアナ、東海の森だけではなく、もともとこの地にあった大きなビーチのある万葉の散歩道、ウィローを求めてビオトープなどのルートが加わりました。バッチフラワーのレメディ38種類中、近隣種を含めると、22種の植物がここで見ることができます。東山植物園はスゴイ!!探した私たちもエライ!!

草むらの中、立ち枯れに近い状態ですが、まさしくこれはリンドウ…ゲンチアナです。開かなかった蕾でしょうか。微かに紫を帯びたピンクが残っています。次の季節にはこの花が咲いているのを観たいものです。ゲンチアナに続いて、万葉の散歩道へ。若い東海の森のブナと異なり、ここのブナ(ビーチ)には風格があります。この大きさの木なら実を落としているかもしれない!?みんな大騒ぎをして探しましたが、それは果たせず。でも木の回りを取り囲み、みんなで歌いたい気分でした。

 


植物観察はただ観るだけではありません。各自、自分の植物を決めてじっくり観察、そしてスケッチをします。そのあと植物のグループごとにシェアをして、最後に全体でシェア。気づきの多い時間です。


今年のBFRP東海主催の植物観察会はこれでおしまい。今夜はライトアップもされるそうです。

充足感でいっぱいの一日を振り返りつつ、暮れなずむ植物園を後にしました。

美術館を梯子する

10月、11月と、ちょっと頑張った自分へのご褒美に、

今回は、春頃から固く心に決めていた

没後20年―調和の器‣永久の憧れ

「ルーシー・リー展」に、姫路市立美術館まで行ってきました。

 

そればかりか、ここまで来たなら、スルーは無理でしょ、と

兵庫県立美術館の「パウル・クレー だれにもないしょ」まで

一日で回る計画。 ちょっとやりすぎ。

 

初姫路です。雨に煙る白鷺城をめざして、11時過ぎには美術館到着。

赤レンガの落ち着いた美術館、中は強靭な糸をピーンと張ったような静謐な空間、

初期の1921年~の作品から1990年88歳までの作品 200点が展示されています。

宇宙を閉じ込めたような青いボールがまっさきに目に飛び込んできました。

ひとつ、ひとつ、対話するように見ていくと

あっという間に3時間が経っていました。なにも食べていないのに、お腹がいっぱい。

食事をする間もなく姫路を後に、大急ぎで神戸三ノ宮へ向かいます。

すでに3時を回っています。がらりと雰囲気が変わって、現代的な兵庫県立美術館。

ここは、4月にホドラー展を観にやってきたところ。

そういえば、あの時もチューリッヒ展と、美術展の梯子をしましたっけ。


こちらもまた、とても力ある美術展でした。

 謎かけ、謎解きをしているような作品群。

強いまなざしのクレーも印象的でした。

異なる世界の間を行き来するパウル・クレー

この世で僕を捉まえることはできない/僕は死者たちのもとに/

そして未だ生まれていない者たちのもとに住んでいるのだから/

クレーの絵を観ていると、もう絵画の世界には、

新しいものは生まれないんじゃないか、と思わずにおれません。


それにしても、少々くたびれました。

新企画 Dialog7

みなさま、たくさんのご参加、そしてお手伝い、応援をありがとうございました。

この企画は さらに内容を深めつつ、2016年、春から夏にかけて東海各地で展開します。

新情報は「 Dialog7」 のHPでご案内。http://www.dialog7.jimdo.com お問合せは Email: dialog76127@gmail.com まで。


11月8日、雨の日曜日、

バイオグラフィーワークとポエトリーを組み合わせた

「茨木のり子の人生と詩の世界~おんなのことば」は

社会教育芸術~もとい、未来教育芸術の

新しい取り組みとして活動をはじめました。

時間という空間のなかを、吸ったり吐いたりしながら

植物のように、生長発展していく私たちの人生。

七年周期のアーキタイプを道しるべとして

茨木のり子さんの人生を紐解いていくにつれ

「飛翔することば」に結実していくプロセスの中には

受取ったものと与えていくもの、

様々な問いと答えが浮かび上がってきます。

わたしたち自身にも、反映させながら。

 

さて、あなたの人生は、いまどのあたり?

バイオグラフィーワーク
ライアー演奏と詩の朗読

軽く気持ちと身体を整えたら、いよいよ後半です。


ライアーのやさしい音色が、空間を優しく包みます。

今回のプログラムは、詩集「おんなのことば」から、

今年リリースされたCDに収録されている後半の詩を中心に、

前半の詩も幾つか朗読します。

CDのジャズピアノはカッコよくてしびれますが、

マイクを通さないライブでは、会場によって、

ちょっと強すぎるのが難点、それに比べて、

ライアーの響きはとにかく柔らかい。

Hirokoさんの声が、それを縫うようにのびやかに、また軽やかに

ある時はどっしりと、はたまたスパイシーに響き渡ります。

それにしてもHirokoさんの声って自由自在!!

そして、やはり「詩」は詩人の人生そのもの、

言葉が立体的というか、重層的に聴こえてくるのは、

何とも不思議です。


茨木のり子の人生と詩の世界

茨木のり子さんの人生と詩の世界の企画がいよいよ1週間後に迫ってきました。

 

バイオグラフィーワーカーである私にとって、

バイオグラフィー研究はとても興味深い分野です。

昨今、注目されているエンディングノートや個人史、

医療や介護の世界でのナラティブメディスンやセラピーと重なり合いながらも、

さらに未来への希望、人生の意味や目的、人間存在への尊厳などを

これほど語り掛けてくるものはないと自負しています。

それはおそらくバイオグラフィーワークが持っている

人生観や世界観へまなざしの違いではないかしら?

 

どこが? と、思われる方、ぜひお出かけください。

ご一緒できることを、楽しみにしています。

東山動植物園
ダウンロード
ウェブ用フライヤー
詩人茨木のり子さんの人生をバイオグラフィーワークの観点から読み解くとともに
私たちの人生に語り掛けてくる珠玉の詩の数々を、ライアーの響きと共にお贈りします。
茨木のり子2015k.pdf
PDFファイル 176.1 KB

シンポジウムのあとさき

メンデルの葡萄
小石川植物園 メンデルの葡萄

 

久し振りに訪れた東京は冷たい雨、シンポジウムの2日前のことです。名古屋の東山植物園にある「メンデルの葡萄」の本家本元の「メンデルの葡萄」を見るため、傘をさして小石川植物園に行ってきました。紅葉にはまだ早く、ひとけのない園内ではニュートンのリンゴ、精子発見のイチョウ、小石川養生所の井戸など、面積は東山植物園の半分ほどですが、さすが日本最古、300年の歴史を誇る植物園です。

次はおおあまな(スターオブベツレヘム)の咲く季節に訪れたいな。

 

さて日曜日、すっきりと晴れました。

詳細報告はBFRP東海のブログに任せますが

会場に次々と現れるBFRP東海の仲間たち!!!!!


そうか、、、グループの発表ですから、

発表者以外のメンバーにとっても、我がことです。

もちろん、仕事の都合、家庭の事情で、この場にいなくても

遠くから応援してくれている人がいっぱいいますけれど。

 

ひとり、またひとりと知った顔が増えていく度に

会場の雰囲気に東海色が混じりはじめます。

つまり、アウェーな感じが薄まっていくのです。

人の力って、本当に無限大∞~

 

今回のシンポジウムで、思わず あっ と

驚かされたのは、グリーンフラスコの林真一郎さんの

バッチフラワーを飲むのは

「口中になんらかのセンサーがあるのでは?」の個所でした。

 

ん、ん??

とても興味深い切り口です。

 

飲むということは喉、食道をとおり消化器官に入っていきます。

感情にストレートに働きかけるバッチフラワーが

なぜ飲むの?…薬みたいに、ということは

私にとって、かなり初期からの疑問でした。

コンサルテーションを受ける方の中には

二の足を踏まれる方もいらっしゃるのですが

もし、口中にセンサーがあるとしたら、

飲むという一連の行程が必要になります。

 

かといって、ダイレクトに胃に入っていく

胃ろうのような場合に、レメディは果たして効果を持つのか。

 

残念ながら、今のところ、何のエビデンスもありませんが

関心を持っていると、どこかから

ひゅ~と糸口がやってくるかもしれません。

 

これは面白いことになってきたぞ。


科学が発達しても

解けない謎はまだまだいっぱいあります。

もうしばらく解けないでいてほしいけど

バッチフラワーから目が離せません。


子育ての行方

2015/9/29 ミカエル祭の満月
2015/9/29 ミカエル祭の満月

9月、末娘の誕生日が来て、

私の3人の子ども達全員、30代になりました。

もうみんな、すっかり大人です。

 

18年前、金木犀の香る美しい秋の日に

夫は、私と3人の子どもを遺して

旅立っていきました。

振返れば、大変な時もありましたが、

それぞれみんなよく頑張りました。

子どもたちは、まだ幼かったのに、

誰一人、それについて、

文句を言わなかったのは、えらい。

 

何があっても、それはそれとして、自分の人生を引き受けること。


子どもたちは、見える父親は失ったけど

見えない父親が、とてもいい教育をしてくれました。

 

死者と生者の協力で、この世は成り立っている、と思えば

自力だけで、ことが成されるわけでないのは当たり前。

 

なにもかも、すべてのことに、ありがとう

 

この澄んだ秋の空気の中で、冴え冴えとする心を抱いて

私を追い越していった子どもたちの後ろ姿を

楽しく思う此の頃です。


もうすぐシンポジウム!

クローマー英国教会


今年は秋が早かったせいか、

旅心がずっと誘われて、

あゝ、山に行きたいと思い続けてきましたが、

今のところ、実現できていません。

そのうちに寒くなってくると、

もう、いいや、

と、なるのは目に見えていますから、

なんだって、思い立ったが吉日、

タイミングって、そんなものです。

 

さて、10月になって、バッチのシンポジウムの準備も佳境に入ってきました。

BFRP東海ではコアメンバーの二人が発表を担当します。

これまで、ストーリーの骨格を決め、原稿を書き、スライドをつくり、

なんとかまとめた二人、、、先日の読書会の後、

時間の許す人には残ってもらって、プレゼンの練習を見てもらいました。

なかなかいい感じ!! 

今回のテーマ「身近な平和活動」の成果でしょうか、

ありがたいことに、ご家族の応援もあって、

貴重な経験を、楽しんでいるようです。

 

愛知でPTTコースが始まって7年目、

「BFRP東海」発足から丸3年が経ちました。

あらためて、そのプロセスを語られるのを聞くと

我知らず、感動します。(ま、手前味噌ですが)

PTT講師の私は、レベル1しか担当していないのに、

受講生がプラクティショナーに育っていく途上も、

BFRPとなった後も、ずっと一緒に学びあえるのですから、

講師冥利に尽きるというか、グループをつなぎ合わせてくれている、

大きな力の存在を感じずにはおれません。

 

本番まで、あと10日余り、

これまでの実りをたくさんの方々と共有する時間が

今から楽しみです。

バッチフラワーシンポジウム2015はこちら

 

クローマーの家

クローマー英国教会

イギリス10日目 クローマーその2

 

鉄道のクローマー駅を降りて東へ10分ほど歩いていくいうちに、この教会の塔が見えてきます。


今回のイギリス滞在は、日本の真夏並みの暑さの中を、来る日も来る日も歩け歩けで、なかなかサバイバルでしたが、この日、私にとって、最もチャレンジングだったのは、この教会の塔の上までの階段を上ったことです。


古い石組みの異様に高い石段が300段以上続きます。もし踏み外しでもしたら事故になるのは必至ですから、文字通り必死の形相でしがみつくようにして上り切りました。人ひとりがやっと通れるくらいの、鍵のかかった小さな扉をあけ、やっとの思いで塔の上に出た時の安堵感ったら!

遥々と広がる北海、クローマーの町、背景の豊かな緑、それはそれは息をのむ光景です。

こわいけど一見の価値あり!! 


教会の隣は、クローマーミュージアムです。小さなミュージアムですが、

マンモスの骨などと一緒にバッチ博士のことも、ちゃんとパネルで紹介されており、

先ほど見たバッチの「冬の家」と共に、山側にある「夏の家」の住所も

ちゃんと記されていました。それを頼りに、再び歩け!歩け!!

 

セントメアリーロードのその家の前には、

大きな大きなホワイトチェストナットの木がありましたが

バッチ博士が、ここに住んでいた時には、ホワイトチェストナットは

まだレメディとしては見つけられていなかったのです。そう思うとちょっと不思議ですね。


ドアが見えているのが、バッチ博士の夏の家、寿命の短い日本の家と違って、イギリスは200年、300年なんて家はざら。この家も新しく見えますが、バッチ博士が住んでいたのは80年以上も前です。みんなでドアの傍まで行き、代わる代わる覗きこみました。ごめんなさい。


それにしても、こんな暑いイギリスは初めて。


ところで、クローマーは蟹が有名です。海辺のピアでも、何人も釣り糸を垂らして蟹を釣っていました。以前この町を訪れた「マウントバーノンの風」の鈴木さんから、蟹を食べた話を聞いていたので、みんなその気でいたのですが、いざレストランに入ってみると、イギリスの名物、フィッシュ&チップスを食べていないということで、結局、このように大きなフィッシュ&チップスを食べることになりました。ビールを使ってカラリと揚げてあり、なかなか美味。

お腹いっぱいになりました。

レスキューレメディが生まれた海

ロンドン シティ街

イギリス10日目 クローマーへ

 

翌日には帰国、というタイトなスケジュールをものともせず

イギリス中東部の海辺の町、クローマーまで日帰り決行。

シティを抜けてリバプールストリート駅に着くと、

すでに名古屋チームは、構内のWASABIで

お弁当を買って待っててくれました。

総勢7名で、かのレスキューレメディが生まれた海、

クローマーを目指します。

 

7:30発 Nowich~乗換~Cromerで10:31到着。

片道3時間、£24.50 、約5,000円の列車の旅。

2時間あとの9:30発なら£13.00と、ほぼ半額??

 

これまでヨークへ行くために、北へ向かう列車に乗ったことは何度かありましたが、この路線は初めてです。

動きはじめてしばらくは、郊外の大学へ通う学生が乗り降りしますが、あっという間に車窓は緑豊かな風景に変っていきます。

緩やかに果てしなく続く丘、草を食む羊の群れ、ハッとさせられる水辺やボート、水鳥たち...。

絵のように可愛らしい村々。

ノーウィッチまで北上すること2時間、そこで電車を乗り換えて東へ。

遠く海が見え始めると気分は小躍り。どうです、この見事な青!!!!!!

バッチ博士は、最晩年に住んだマウントバーノンに移るまえ、この海辺の町が気に入り、年に数か月は住んでいたようです。ピンクの家から数えて4件目がバッチ博士の冬の家。今日のような穏やかな海ばかりではなかったでしょう。ある時、難破した船の漁夫を助けるために、ロックローズ、クレマチス、インパチエンスの3種類が使われました。現在、世界中で最もよく知られているレスキューレメディの元型です。この地では、アグリモニー、チコリー、バーベイン、セントーリー、セラトー、スクレランサスなど、初期のレメディも誕生しています。(続く

バッチフラワーが世界へ…

ネルソン社

イギリス9日目 ネルソン社にて

 

2日間のウォリングフォード滞在の後は、ロンドンに戻り、バッチフラワーレメディを世界中へ送り出している、ウィンブルドンのネルソン社訪問です。


バッチ博士が、このヒーリングシステムを完成させ、1936年に没して以降、残されたノラ・ウィークスらスタッフは、博士の遺志を継ぎ、レメディを作り続けていきました。やがて1960年代頃から、バッチフラワーが広がり始め、1980年代には、毎週8,000本を世界中に送り出すまでに...。

 

高まる需要に応えることができなくなっていったバッチセンターは、

1991年、バッチ博士が生前から縁があったネルソン社にボトリングを委託、

その後、販売権も委託して、レメディを販売するプレッシャーから解放されました。

今もバッチセンターの庭で、バッチ博士がそうしたようにレメディは作られていますが、

バッチセンターの役目は、レメディを販売することから、

バッチ博士の教えを守り、伝えることに定まっていきました。

 

ネルソン社

とはいえ、バッチ博士のセルフヘルプには、レメディは必須です。どんな工程で作られているのか、興味津々。私たちは工場の中に入り、写真もいっぱい撮らせていただきましたが、カメラはここまでにしておきましょう。

ネルソン社の入り口にはラベンダーの花が美しく咲いていました。中に入ると、プリンス・オブ・ウェールズ、すなわちチャールズ皇太子訪問時の写真や、大きな世界地図が飾られていました。地図にピンが打ってある国々にバッチフラワーレメディが届けられているわけです。

 

バッチセンター2015の2

バッチセンターへのお土産は、名古屋のレメディ植物の観察ノートです

イギリス8日目

 

バッチセンターのセミナー棟に集まった日本からのBFRP総勢20余名の憧れのまなざしを集めて、私たちの前に立っているのは、バッチセンター代表のジュディ・ハワードさんと運営を担っているステファン・ボールさん。バッチを学ぶ者には、よく知られた名前ですが、さまざまな質問に、さらりと、かつ心を込めて応えてくれます。その有り様は、カリスマティックではなく、まさしく自然体でバッチフラワーのごとく。

こうでなくっちゃね!!

 

ステファンさんが手に持っているのは、名古屋からのお土産(?)の、植物観察の資料です。

BFRP東海では、近隣の植物園などで、レメディーに使われている植物観察会を催していますが、

メンバーの一人が、定点観察などを繰り返して丁寧に作っています。

 

ところで、この日はイギリス観測史上、最も気温が高かったのだとか。

外を歩いていると、突き刺さる日差し、くらっと来る暑さは、

信じられないことに37.8度!!!

バッチセンターのあるソットウェル村から、ウォリングフォードへ向かうバス停を探し、

歩いた道のりの暑かったこと、遠かったこと。(本当に遠かったわけではないのですが)

サバイバルな一日を楽しんだのは言うまでもありません。

 


バッチセンター2015

バッチセンターのあるソットウェルはとても上品で閑静な村です。

イギリス7日目

 

時間の余裕を持って出たにもかかわらず、パディントン駅に着いたのは、約束の時間を過ぎており、合流するはずだった日本からのメンバーを乗せた電車は出た後でした。今回、お手伝い役の娘とふたり、20分あとの電車に乗ったのに、なんと数分遅れでディドコットパークウェイに到着。なんたる早業!これは奇跡か!?

 

駅について、タクシー乗り場へまっしぐら。あたふたとタクシーに乗り込んだ後、ふと駅舎のほうを見ると、何やら日本人の団体が! あれっ、ひょっとすると私たち、先に着いちゃうかも。

えへへ、やっぱり先に着いちゃった。一番乗りでしたぁ~

今回で4回目のバッチセンター訪問です。あれれ???

なんだかこれまでに比べると、花が少ないぞ~というか、なんか元気がない。

お天気が良すぎて水が足りない?いや、そんな...これはいったい、どういうこと...?

左側の画像は2011年のほぼ同じ季節の庭の池。右側は今年の池。今年はミムラスがいっぱい咲いていますね。なにも咲いていない池の前で、「ここにはミムラスとウォーターバイオレットがあります」と、説明してくれているのが、この庭を13年間守ってきたガーデナーのエマさん、今年も会えると密かに楽しみにしてきたのですが、な、なんと、私たちが来る1週間ほど前に退職し、ちょうど庭師が入れ替わったところだったのです。どおりで、今年の庭は、ハニーサックルとミムラスばかりが目立つのか...と、もちろんこれはこじつけですが、ちょっと同情してしまいました。そうか、そうか、お花さんたち、エマさんがいなくなってしまって淋しいね...不安だよね...

ガーデンツアーの案内人は、我らがステファンさんでした。

チェリープラムにまつわる、とっておきのエピソード、あゝ、みんなに早く言いたい。

V&Aミュージアム

ロンドン6日目

 

ビクトリア&アルバートミュージアム、(V&A)かつて、ここを訪れた時はアールヌーボー&デコの特別展が開かれていて、その頃、私はアンティークに嵌っていましたから、見るものすべてが感激の嵐! で、ミュージアムを出てボ~ッとしたまま乗った地下鉄の中で、バッグから財布を抜き取られた苦い思い出があります。にもかかわらず、知らぬが仏で、サボイに入り、アフタヌーンティーをしたあと、いざ、支払いをと気付いたときには後の祭り。警察に届け出をしたり、カードを無効にしたりと散々な目に遭いました。そして1年後、ほとぼりが冷めたころ、盗まれたカードがアメリカで使われたようで、その請求書が私の手元に届いたときには、一瞬、なんのこと!?もちろん、無効の届け出が出ているカードですから、私には実害はなかったのですけれど。旅先では思いがけないことが起こるものです。


今回、観ると決めてきたのは、ルーシー・リーの作品。初めて彼女の作品を知ったのは、友人から送られてきた美しいポストカードでした。その時は機会に恵まれず観に行けませんでしたが、今年また、没後20年のルーシー・リー展が日本で開かれていますから、秋には姫路あたりまで出かけようと目論んでいます。

わき目もふらず陶磁器が展示されている6階を目指します。そこにはルーシー・リーの工房が再現されたコーナーがあって、ガラス越しではありますが、土や釉薬やら、使いかけの布などが無造作に置かれていて、なかなか興味深いです。作品は想像していたよりはたくさんの数があり。かなり満足しました。とはいえ、それはないよ、というくらい、雑多に並べられているのを見ると、テートの時の絵のように、せっかくの作品のありがたみが減ってしまうのは何とも残念です。ひっそりと静かな展示室はそれだけでうれしくて、あちらのガラスケース、こちらのガラスケースと、行ったり来たりしながら、角度を変えてのぞき込んだりして、端正な美しいフォルムを楽しみましたが、やはり作品には、それにふさわしいだけの十分な余白がほしいものです。

あゝ、手に取って、触れてみたい・・・

V&Aのカフェ、ウィリアム・モリスの内