2019年の最後の植物観察会

2019年のバッチフラワー・BFRP東海の植物観察会の最終回に行ってきました。11月の観察会から、ほぼ3週間、植物たちの冬支度は進んでいるかしら、あの紅葉が終わったら風景はどう変わるかしら?

 

冬の植物観察会って大好き。確かにスケッチをしていると、しんしん冷えて、ちょっと辛いこともありますが、眠りに向かう植物たちとの静かな対話は、春や夏の植物たちの雄弁さとは全然違います。その静けさの中にいると、人間のもつ根源的な孤独感が和らぐ気がします。

 

詳細はBFRP東海ブログ植物観察会

ハニーサックルは前回には残っていた花も実もすっかり剪定されていました。でも以前ほどひどく刈り込まれてなくてホッ。冬芽が少し膨らんでいましたが、この姿で冬越しかな。



3週間前は、黄葉真っ盛りだった「東海の森」の入り口にあるビーチ(ブナ)の林、今ではすっかり葉を落としました。細い枝が冬空にご挨拶。

 

日差しの少ない曇り空ですが、風もなく穏やかな観察日和です。紅葉シーズンも終わり、これからの季節は、訪れる人もまばらになりますが、黄葉から落葉へ変化するこの時期は、定点観察の観点からみれば、芽吹きの時に匹敵するとは言えないまでも、見逃せません。

アスペン(やまならし)は、枝の高いところに葉が残っていました。落ちた時間差で、落ち葉の色も変わります。アスペンは池にせり出すように植わっているので、みんな落ちそうなくらい身体を乗り出して見ています。それにしても冬の観察会って、実に渋い(笑)


ホワイトチェストナット(トチノキ)もすっかり葉を落としました。頂芽は大きく、水あめのような樹脂で包まれているため、日光が当たると、ピカピカ光ります。初めてそれを見た時、植物の不思議さに感動したものです。こうして冬を越し、春がやってくると鮮やかに芽吹いていきます。

お目汚しですが...今回のスケッチはトチノキの幹から直接出ている脇枝の冬芽。力強くまるで銃弾のような形をしています。葉痕は腎形で十字対生。維管束痕が蹄鉄を打ったように7個、美しく並んでいました。芽鱗痕を数えると、この枝はここまで育つのに6年経っていることが分かります。スケッチをしていると、自分が植物の動きの中に入り込んでいく感覚があります。画力の限界は仕方がないですが、紙に表される以上に、内的な動きの体験にワクワクするのです。



 スケッチのあと、まずは同じ植物を観察した人同士で気づいたことなどを話し合います。一人では気づかないことを気づかせてもらえる貴重なシェアタイム。そしてグループごとに、全体でまたシェアします。絵が下手とか、上手いとかそんな次元で観察は語れません(そりゃあ、上手いに越したことはないのですが)。大切なのは、植物への内的なまなざしを育てていくことですからね。で、それは個的な作業でもあるのですが...もちろん一人で楽しむことはできます。でも誰かと『共有』すること。できることって、実はすごいことなんじゃないかな。「きれいだね」と誰かが言って「あゝ、ホントにきれいだね」と、また誰かが答えるふうでもなく言う。こんな瞬間の共有は、宝物の時間だってこと、知っている人は案外少ない。


 

バッチフラワー・BFRP東海

新春の植物観察会は・・・

冬は冬で面白い!!

熱心なスケッチファンもいて、

新春初回は木々も凍る

2月開催になるとのことです。

新情報はこちら

バッチフラワー・BFRP東海

から。その際はぜひご一緒しましょう。

 

 2019年最後の植物観察会の

参加者全員、こんな素敵な

プレゼントをもらっちゃいました!

Mさん、ありがとう。

 

(上から)オリーブ、オーク、ラーチ

小枝、木の実のオーナメントです。

どう?かわいいでしょ。


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