アガサ・クリスティーを訪ねる旅(3)

トーキィー アガサの生まれ故郷

先月、ミス・マープルのセントメアリーミード村はどこに?ということで、その候補の一つとしてあげられている「妖精の住む村、コッキントン」について書きましたが、そこへ向かうバスが出ているのが「イギリスのリヴィエラ」と称される海辺の町、トーキィーです。

 

トー(tor)は とがった岩山、キィー(quay)は波止場、河岸のことで、アガサは、アメリカ人の資産家の父と、その義理の従妹にあたるイギリス人の母の間の第三子として誕生します。引っ越し好きで家を買うのが大好きだったアガサですが、トーキィーにある「アッシュフィールド」と名付けられたその家を、生涯を通して「我が家」と呼んだそうです。

 

「スリーピング・マーダー」、「エンドハウスの怪事件」、「書斎の死体」などで登場する、インペリアル・ホテルは、海を見下ろす小高い丘の上にあり、だらだら続く長い坂道を登っていくと、眼下に広がる海がキラキラと光り、行き交う船も美しく、いかにもリゾートという感じがします。インペリアルホテル(作中ではマジェスティックホテル)のバルコニーのテーブルで、ミス・マープル、またはポアロとヘイスティングの気分で、海を見ながら、優雅なランチタイムです。

アガサ・クリスティゆかりの場所につけられているアガサ・マイル