もっとエルムを

ミムラス

エルム

カテゴリー:失意と絶望

英名:ELM 
学名:Ulmus Campestris
和名:ハルニレ
キーワード:責任感に圧倒される



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森のクロイツ

 

 今週のクロイツにも書きましたが、二拠点生活に終止符を打ち、とうとう八ヶ岳南麓に定住しました。40年以上住み慣れた愛知には居場所がなくなり、帰るところはもうここだけと思うと、ちょっと寂しくもありますがそれは贅沢というもの。この一年、行ったり来たりしながら、森の仲間たちと少しずつ仲良くなって(そう思っているのは、私のほうだけですが)、山暮らしの厳しさ、辛さ、楽しさ、喜び、プロローグはおわったよ、とばかり、これからが本番。70代、おひとりさまの移住生活のはじまり、はじまりです。

 

ということで、改めまして

八ヶ岳南麓の「クロイツ」を

初めての方も、お馴染みの方もどうぞよろしく。

 

訪ねてくださる方には、住所の番地を入れても、ナビでは表示されないため、メールをいただければ直接ご案内します。またオンラインがベーシックになった今、昨春から始めた「バッチの無料相談室」は今も継続しています。リアルな対面とは質の異なるものですが、あったらいいな、と思うことは続けていきたい。けれどご縁のある方とは、やはりお目にかかり、今の私だからこそ手渡せるもの、受け取れるもの、共有できるものを、ぜひご一緒に深々と味わっていきたいと思っています。 

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身体の傷は心の傷?

 

私は痒いのが、超がつくほど苦手。

だから虫刺されにめっぽう弱い。

蚊に刺されると、アレルギーを起こすのか

刺されてもいないところまで赤くなる。

夏は、いつも、どこかをポリポリ掻いている。

 

そんな私に、

 

ひどく刺されたね。

 

いや、これって刺されたわけじゃなくって

反応して、増えてしまうのですよ。

小さい時から蕁麻疹っ子だったから

肌が覚えているのでしょうね。

 

肌にトラウマを持ってるってことなのかしら。

と言いながら、ハッと気づいた。

 

誰に、何の、言い訳をしてるんだ 私は。

 

 

それなら、なぜスターオブべツレヘムと

クラブアップルを飲まないの?

 

頭ではわかっていたのに、アクションにつなげていなかった。

 

 

慌てて、その日から飲み始めました。

身体が覚えてしまっているかゆみへの過剰反応。

その必要はないのに、そこにこだわり続けていた私。

無意味な記憶の上書き保存。

 

あら不思議

 

ピタリと止まりました。

新たな赤み

もう発現してこない。

あれは心の傷だったということか。

 

恐るべし

バッチフラワー!!

 

 

ミムラスの不安

5月のバッチフラワー

ミムラス

ミムラス

カテゴリー:不安と恐れ

英名:Mimulus 
学名:Mimulus Luteus (現代の学名 Mimulus guttatus)
和名:ミゾホウズキ
キーワード:対象がわかっている恐れ

世の中で起こること、病気、痛み、事故、貧困、暗闇、孤独、不幸などに対する恐れのためのレメディです。日常生活の中で感じる恐れです。このタイプの人は、恐れを心の中に静かに秘めていて、それを人に気軽に話したりすることができません。

Dr.Ed Bach「12ヒーラーとその他のレメディ」より


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バッチの無料相談室


 

今できること、今したいこと 

に書いたように

COVID-19の感染拡大防止から

外出自粛の要請をきっかけとして

せめて何らかの役に立てるのではないかと思い

無料相談室を始めましたが

今もまだ、気楽に人と会うことができません。

そして、さらに深刻な状況を

抱えていらっしゃる方もあります。

 

なのでもうしばらくの間

無料相談室を続けていきます。

こんな折りですから

ご遠慮なく、ご活用ください。

 

予約制・無料・30分

 

たった30分、されど30分

 

実際にあってお話しするのには及びませんが

でもZoomだからこそ、遠くの方ともお話ができます。

どうぞお気軽に、お声をおかけください。

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今、できること、今、したいこと


もし、いま、私が今よりずっと若かったら

2020年の春をどんな思いで過ごしているかしら。

 

今の私は、古びてはいるけれど健康で自由があり

安全な居場所を持ち、ごく普通に自分を着せて、

食べさせてやることができる。

責任という意味では、子どもたちはみな独立し

言い出したら、心配は尽きないけれど、

まあ、それはそれとする。

 

4月、仕事は片っ端からオンラインに移行した。

 モニター画面のむこうとこっち、

呼吸が合わず、じたばたしている。

退化していく能力と進化する能力。
それはどこで見極められるのかしら。

 

さて、残された私の仕事は?

 

自分を社会へ返していくこと。

 

で、なにができる?なにがしたい? 

 

花が咲いている。

 

不安な気持ちでいるあなたに

野辺に咲く花のように、耳を傾けたい。

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スクレランサスの葛藤

3月のバッチフラワー

スクレランサス

スクレランサス

カテゴリー:内心の不確かさ

英名:Scleranthus 
学名:scleranthus annuus 
和名:シバツメグサ
キーワード:優柔不断、迷い、混乱

 二つの選択肢がある時、一方が正しいように感じたかと思うと次の瞬間には、もう一方のほうが正しいように思えて、いつまでも決められないで苦しむ人、このタイプの人は、通常物静かで一人苦しみ、悩みを人と話したがりません。

Dr.Ed Bach「12ヒーラーとその他のレメディ」より


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クリスマスにはホリーを

12月のバッチフラワー

ホリー

カテゴリー:人や周囲に敏感すぎて影響されやすい

英名:Holly 
学名:llex aquifolim 
和名:セイヨウヒイラギ
キーワード:嫉妬 憎悪 猜疑心

 

嫉妬や羨望、復習や猜疑心と言った思いに時折かられる人のためのレメディです。また色々な場合に感じるいまいましさに対しても有効です。不幸の原因がこれといってない場合、しばしば自分自身の中で非常に苦しみます。

Dr.Ed Bach「12ヒーラーとその他のレメディ」より


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2019年の最後の植物観察会

2019年のバッチフラワー・BFRP東海の植物観察会の最終回に行ってきました。11月の観察会から、ほぼ3週間、植物たちの冬支度は進んでいるかしら、あの紅葉が終わったら風景はどう変わるかしら?

 

冬の植物観察会って大好き。確かにスケッチをしていると、しんしん冷えて、ちょっと辛いこともありますが、眠りに向かう植物たちとの静かな対話は、春や夏の植物たちの雄弁さとは全然違います。その静けさの中にいると、人間のもつ根源的な孤独感が和らぐ気がします。

 

詳細はBFRP東海ブログ植物観察会

ハニーサックルは前回には残っていた花も実もすっかり剪定されていました。でも以前ほどひどく刈り込まれてなくてホッ。冬芽が少し膨らんでいましたが、この姿で冬越しかな。



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十二星座と人間・世界Ⅲ

星々のことばで謎を解く

ルドルフ・シュタイナーによれば、「人間はみな、この世に生まれ落ちる時、それぞれの誕生星位(ホロスコープ)を大脳皮質に刻み込んでくる」のだそうです。ですから、私たちのあり方は、ホロスコープと分かちがたく結びついており、星々の運行や位置と響きあうのは、当然と言えば、当然なのかもしれません。わたしたちはそれぞれ、頭のてっぺんに星々とコンタクトするアンテナを乗っけてると想像しただけでも、ドラえもんのタケコプターみたいで、愉快な気分になります。

 

ジュピター東海では今年も丹羽敏雄さんをお招きして、十二星座と人間・世界Ⅲを開催します。2017年の1回目には、ホロスコープの全体像、2018年は、地上での活動分野を示すハウス、そして今回は、私たちの変遷してやまない、心魂の様々な働きや原理を表す「惑星」から人生の謎を解き明かしていきましょう。占星術入門講座の3回目ですが、初めての方も参加していただけます。(満席になりました

 

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もっとエルムを

ミムラス

エルム

カテゴリー:失意と絶望

英名:ELM 
学名:Ulmus Campestris
和名:ハルニレ
キーワード:責任感に圧倒される



 「良い仕事を行い、自分の人生でなすべきことを追求し、何か重要なことをしたいと願っていますが、それはしばしば人類のためになることです。しかし自分がやろうとする仕事があまりにも難しく、一人の能力を超えていると感じるときには、気落ちしてしまいます」 エドワード・バッチ『トエルブヒーラーとその他のレメディ』より

 

 こんな間近で、こんな立派なエルム(ハルニレ)に出会えるとは!!

 八ヶ岳自然文化園の敷地内に、堂々と両手を広げたような大きなハルニレがあることを知り、定点観察をはじめたのは初夏の頃、瑞々しい新緑の季節でした。それから半年余りですから、開花や芽吹きなどの観察ができるのはこれからです。
 エルムはご覧の通り、背が高く巨大で美しい樹木です。材は堅く耐久性があり、水にも強く、蒸気をあてると曲げることもできる柔軟さを持っています。これまで私が目にしてきたエルムは、どれも主幹に寄り添うように垂直方向に枝を伸ばしていましたが、文化園のエルムは、広々とした空間の中で、大きな傘を広げたように、主幹に対してむしろ直角に枝を伸ばして風格のある美しい樹冠を形成しています。あまりに大きくて、枝や葉に手が届かないのが何とも残念ですが、大きな円を描いた木陰に憩うとき、豊かに包まれた幸せな気分になります。

 

 エルムの特徴として、真っ先に挙げられるのは、独特の葉の形です。不分裂葉、大小二重の鋸歯縁を持ち、葉の付け根は左右非対称のゆがんだ形をしています。葉柄は短く、葉の表面は堅くざらざらしています。そのため、葉柄の長いアスペンや、細い葉のウィローのように、よく動き、反応の敏感さとはちょっと異なる印象を受けます。惑星の水星と関連付けられるエルムですが、頭では水星の動きの軽やかさと結びつけることはできても、どうしても違和感を覚えます。この立派なエルムと水星をどうやって結びつけることができるのでしょう。 

ミムラス(モンキーフラワー)
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八ケ岳へ一人移住(3)

  移住を実現化するため、次に取り掛かったのは、八ケ岳周辺の諏訪圏域から北杜市小淵沢辺りまでの、定住可能なリゾートマンション、〇〇リゾート、〇〇の森、〇〇ビレッジ等々、管理別荘地の中古別荘、地元の不動産業者が扱っている中古住宅、古民家まで、検索に引っかかってくるサイトを手あたり次第、片っ端から見ていった。

 

ところがなかなかイメージがつかめない。

画面上の物件に、自分が住む絵が描けない。

 

 本来なら予算、物件の広さ、築年数、管理費用等々、条件に合致する物件をリストアップするべきなのだろうけど、初心者ゆえよくわからない。いろいろ見たり聞いたり、情報を集めていくうちに、わかってくるだろうと、とにかく運命の終の棲家を見つけるべく、内覧の申し込みをし、案内してもらい、自分のイメージが固まっていくはずだったのだけれど、見れば見るほど、徐々に自分がどんな家を探しているのか、分からなくなってしまう。目の前に現れる家は千差万別。とても綺麗でかっこよくて築浅だけれど、舗装道路から外れて坂道を延々と上ったところにあるログハウス、湖が近くて眺めもいい。でもなんだか暗い家、キッチンになぜか提灯がいっぱい並んでいて、お店?みたいな家、間取りが定住向けではない家、手入れの行き届いている家から、お皿が洗い桶に入ったまんまの家まで、それはもう混乱の極み。何回目かの内覧後、徒労感に落ち込んでいる私を見て、娘が言った。

ママにとって、何がいいかは分からないけれど、何が嫌なのかが分かったよ。

中古物件だもの、気に入らないところはどんな家にもあるのは当たり前でしょ。そろそろ、ここだけは譲れないという最低条件をリストアップして、あとは自分にとって重要かどうかを見極めるようにしたらいいんじゃない。

 

その頃にはすでに20件ほどの物件を見ており、目も慣れて、世間の相場とか、押さえどころとか、地域や築年数での金額設定など、そこそこ把握できるようになっていた。だからこそ、なかなかしっくりくる家に出会えないことに苛立ちもしていたのだけれど。なんと言っても70歳を越えた私が一人で住むには、若夫婦が移住するのとは違う最低条件があるのだ。まさしくその通りだと、ちょっと頭をがんとやられた気分で、リストを整理をしてみた。

 

*地域は山梨か、長野か=やっぱり馴染みがある長野県。

*価格と築年数は相関関係にあるから、予算の上限を明確にする。

*標高は1200m以上が望ましい…1000mくらいだと夏は空気が重い。寒いより暑いのが辛い。

*となると、別荘地。かつ年齢や男手のないことを考えると管理別荘地。

*後々を考えると、土地は借地権ではなく所有権。

*雪かきを考えると幹線道路からあまり奥まっていないほうがいい。 

*家の広さは30坪程度はほしい。

*土地はそこまで広くなくてもよい

*道路から敷地に入るのに段差がない

*車が複数台停められる

*JR中央線の特急停車駅からタクシーで来られる

*高速道路のインターが近い

*暖炉(薪ストーブ)があればうれしい

*近くに温泉があればなおいい。

 

 整理したとたんに、新着物件としてサイトに上がってきたのがこの家だった。

こんなことってある?

あったのです。

私がリストアップした条件をすべてクリア!!!

 

めでたく、私は、私の家と出会えたのです。

 

八ケ岳へ一人移住(2)

  

 いずれ忘れてしまうだろうから、今のうちに書いておこう。

 移住への思いを決意する半年前の秋、かつて家族で毎夏を過ごした山荘の近くに、東山魁夷の絵のモチーフになった御射鹿池があることに気づき、急にこみあげてきた懐かしさに誘われるように蓼科に向かった。10年ぶりのことだった。そしてその短い秋の間に、なんと私は3回も蓼科に行った。家族で過ごした蓼科、八ケ岳、この時の風景や印象は、やがて移住先を決める際の苗床になったと思う。ブログ「みたび蓼科

 それでも、物事は一直線には進まない。日々の生活はあるし仕事もある。差し迫って引越しをしなければならない理由はないのだから、優先順位を高く保つのはなかなか難しい。ほとんど「引越するする詐欺」になりかけていたとき、1年ぶりに訪れた八ヶ岳の麓、原村の小さなカフェで、移住してきた人たちとの語らいの中、ふとシェアハウスの案内に目が止まり心が動いた。

 

 シェアハウスか...お試しにどうだろう。行くなら一年で最も寒い時だよね。その季節を好きになれたら、山暮らしは可能だろうし。ところでカレンダーを見ると、せいぜい4日くらいしか、家を空けられない。思えば結構、仕事が詰まってたんだ、と思う。そんなので移住なんてできる?いやいや、でもずるずるしてると、実現から遠ざかる。

 

 年が改まり、2019年2月節分、雪に埋もれた原村へいざ!!

 

 結果は見事惨敗。

 まずシェアハウスは無理と分かる。若い時ならいざ知らず、もう心も体も思いっきり我儘になっているし、快適さの幅がめちゃくちゃ狭くなってしまっていることに改めて愕然とする。人と歩調を合わせるのは辛い。狭いのも辛い。元々人に気を遣う方だから、人といると疲れる。なんせおひとり様生活のプロだもの。

 それにしても案外平気だったのが寒さだった。寒さなんて吹っ飛んでしまうくらい世界が美しい。

 こうなったら、リゾートマンション、中古別荘で探してみよう。暖かくなったら活動開始。 

八ケ岳へ一人で移住(1)

  

 70代、一人暮らし、知らない土地、厳しい寒さ、交通不便、という、高齢者がしてはいけない転居禁止事項をすべて無視した私の移住は、周りから驚きと批判をもって見られたり、逆に喝采を受けたりもしたけれど、今のところ、この移住は大成功。今のところ、悪いことは一つもない。振り返ると家族から転居を勧める話が出たのは3.11の後、それは古い家に一人暮らしをしている私の身を心配してのことだったのだけれど。さらにいえば、夫を亡くしたころ、山ふところに住みたいという衝動が起こり(明らかに逃避だったけれど)、そのときは子どもたちもまだ幼く、両親も健在で、住まいは家族のホームとして機能していることが必要だったから、その場所を動くことは現実的ではなかった。

 

 息子夫婦が名古屋市内の、便利でなおかつ自然に恵まれたところにあるマンションに住み始めたとき、かなり刺激を受けて、同様の条件を持つマンションをいくつも見たけれど、結局、具体的に動き始めてみると、いろいろと思うところもあり、そうこうしているうちに気持ちも萎え、面倒くさくなってしまったのだった。

 

 ブログ「人生の転換点」にも書いたけれど、2018年の初夏、バイオグラフィーワーカー養成コースで人生の鏡映関係がテーマで、21歳を基点とした自分のチャートを何気なく眺めていると、突然、雷に打たれたような衝撃が走った。15歳、27歳、48歳と、私自身の人生の大きな変化の時が直線上に美しく並んでいて、その延長線上に「現在」があったからだ。今まで、私は何を見ていたのだろう。人生の晩年に向けて、もうぼやぼやしていられないと、気持ちが定まった瞬間だった。 

 

森のクロイツ

 

 今週のクロイツにも書きましたが、二拠点生活に終止符を打ち、とうとう八ヶ岳南麓に定住しました。40年以上住み慣れた愛知には居場所がなくなり、帰るところはもうここだけと思うと、ちょっと寂しくもありますがそれは贅沢というもの。この一年、行ったり来たりしながら、森の仲間たちと少しずつ仲良くなって(そう思っているのは、私のほうだけですが)、山暮らしの厳しさ、辛さ、楽しさ、喜び、プロローグはおわったよ、とばかり、これからが本番。70代、おひとりさまの移住生活のはじまり、はじまりです。

 

ということで、改めまして

八ヶ岳南麓の「クロイツ」を

初めての方も、お馴染みの方もどうぞよろしく。

 

訪ねてくださる方には、住所の番地を入れても、ナビでは表示されないため、メールをいただければ直接ご案内します。またオンラインがベーシックになった今、昨春から始めた「バッチの無料相談室」は今も継続しています。リアルな対面とは質の異なるものですが、あったらいいな、と思うことは続けていきたい。けれどご縁のある方とは、やはりお目にかかり、今の私だからこそ手渡せるもの、受け取れるもの、共有できるものを、ぜひご一緒に深々と味わっていきたいと思っています。 

初めての冬

 

 八ヶ岳南麓に住み始めてほぼ2か月が経ちました。といっても毎月、愛知へ戻っているので、3分の2がこっち、というところでしょうか。ウィンタースポーツが特に好きでも得意でもない私が、わざわざ厳しい冬を選んで山暮らしを始めたのは、単なる成り行きですが、意味づけするとしたら、冬を越せたら、あとは怖いものなしということで、楽観的な資質を大いに使って飛び込んだ初めての冬です。

 

 標高1250Mの高原の冬は、寒さが厳しいのは当然ながら、晴天率が高く、空気が澄んで気温が低い。雪は決して多くないけれど、降るとそのあとほぼ凍るので、階段に積もった雪はすぐさま除けておかないと危険です。ある朝、あんまり寒いのでひょいと温度計を見ると、氷点下7度を指していたときには、さすがにのけぞりました。室内なのに!です。バスルームのドアが凍って開かないばかりか、シャワーの水栓具が凍って動かないとか、水滴が氷の柱になっていたり、しばらく留守をして戻ってくると、花瓶が割れている!ん?よく見れば、花瓶の中の水が、花瓶の形に凍っている。割れたのは水が凍って膨張したためだったのです。バナナが完熟していると思いきや、皮をむいてみると熟したのではなく、あまりの低温で皮が黒くなっていただけだったり、オリーブオイルが凍って半固体になってしまったり、これまで経験したことのない次元の違う寒さに、少々へこたれる日もありますが、そこは持ち前の呑気さで、面白がることにしています。

 

「今週のクロイツ」にも書いているように、寒い日にはストーブのスイッチを入れる前に、まず自家発電を目指して身体を動かすとか、日が落ちると、辺りはもう真っ暗だし、起きていると寒いので早く眠るとか、実際、薪割りだの枝集めや松ぼっくり拾いだの、身体を動かさずには生活ができないことも多く、疲れ果てて眠くなってしまうので、ある意味、以前よりずっと健康的なのが、山の暮らしです。

 

 散歩コースは、林を抜け池の縁を歩き小高い丘に上ります。東には八ヶ岳…といっても南麓なので、編笠山(2524m)の丸く雪を被ったてっぺんが見えるだけですが、西には南アルプスが開けて、朝から大音量で交響曲が鳴り響いているかのような風景が広がっています。雪の尾根が光り輝く鋸岳や甲斐駒が恐ろしいほどくっきりと迫って見える日もあれば、雲に隠れて全く姿を現さない日もありますが、どんな風景もご褒美のようなもの。まさに冬ならではです。

 

 うれしいことの一つに、周辺にはヤドリギが多く、白樺や桜、ズミの木に、大小さまざまなヤドリギを見ることができます。私が育った伊勢では、ヤドリギをつけた木の下を通って学校へ通った記憶があるので、ヤドリギを見るとなんだかとても懐かしい気持ちになるのです。自然界が冬眠するこの時期に花を咲かせ実をつけるヤドリギは、冬だからこそ遠くからでもよく目立ちます。アントロポゾフィー医学ではヤドリギ療法として、がん治療に用いられることはよく知られていますが、冬、神秘の植物ヤドリギを間近に見ることのできる幸運に胸が躍ります。

 

 2月も終わりに近づくと、気温は低くても日に日に明るくなり日差しも強くなります。ほんの少し前までは、秋に降り積もったラーチの葉をめくっても霜柱しか見えなかったのに、今ではそこここに緑の褥が広がる予兆が潜んでいます。暮らすには少々厳しい高原の冬ですが、冬から春へ、そして夏、秋、また巡ってくる冬を、私は何回、楽しませてもらえるでしょうか。

山暮らしはじめました

 

 八ヶ岳南麓に住まいを移してから一か月が経ちました。と言っても、その間、半分は愛知に戻っていましたので、ちょうど半々、山暮らしは超初心者のままです。それでも不思議なことに、最初はあんなに冷え切っていた家が、息づいたように暖かくなり、ブスブスと煙っていた薪ストーブも今ではご機嫌に家を暖めてくれています。急場しのぎで作った鳥の餌箱は今も健在。夜明けを待ちかねて小鳥たちが代わる代わる訪れます。今年一番の雪の朝、まばゆいほどの銀世界となりました。心が洗われるというのはこういうことを言うのでしょう。

 

 薪ストーブの前で、揺らめく炎を見ながら柔らかな午後の日差しについ微睡んでしまう。目覚めたとき、自分があまりに幸福に満たされていて、急に罪悪感に襲われました。私、こんなに幸せでいいのかな。こんなに楽しくていいのかしら。今、世界中が抱えている問題から、自分がまるで乖離しているようで…。でもでも、すぐに思い直しました。これは今という瞬間、うれしいときに微笑むことのどこが罪なのか、と。

* * *

もっと強く願っていいのだ
わたしたちは 明石の鯛が食べたいと

もっと強く願っていいのだ
わたしたちは 幾種類ものジャムが
いつも食卓にあるようにと

もっと強く願っていいのだ
わたしたちは 朝日の射す明るい
台所がほしいと

すりきれた靴は あっさりと捨て
キュッと鳴る新しい靴の感触を
もっとしばし味わいたいと

秋 旅に出たひとがあれば
ウィンクで 送ってやればいいのだ

なぜだろう
萎縮することが生活なのだと
思い込んでしまった村と町
家々のひさしは 上目づかいのまぶた

おーい 小さな時計屋さん
猫背を伸ばし あなたは叫んでいいのだ
今年もついに 土用の鰻と会わなかったと

おーい 小さな釣り道具屋さん
あなたは叫んでいいのだ
俺はまだ 伊勢の海も見ていないと

女が欲しければ奪うのもいいのだ
男が欲しければ奪うのもいいのだ

ああ わたしたちが
もっともっと貪婪にならないかぎり
なにごとも始まりはしないのだ
茨木のり子「もっと強く」第1詩集『対話』より
* * *
 時々自分に問いかけます。いったい人間というものは、幸福というものに指がかかると不意に不安になるのはなぜ?その指を自ら外したほうが安心だったりもします。決して安穏と至福を貪っているわけでもないのに、突然、浚われて失うのではないかという恐怖。それならば初めから期待しなければ、がっかりすることもないでしょう、と。
 でも本当にそうなのかしら。ほしい物はほしいと言って、その責任を引き受ければいい。
 自分はこの程度と、道半ばで手放したり、幸福を半分に留めておいたりする必要はないのです

人生の転換点

 

 もう10数年前のこと。既に廃刊になってしまったけれど、毎月発行のアントロ関係の情報誌の巻頭頁に、小文を書いていた時期があった。連載の最終回、私はこんなことを書いた。

 

 

 空が明るい。夕映えの時間が少しずつ長くなっている。ほんの数週間前は、日が落ちるとあっという間に夜になったものだが、いつしか光は春を孕み、冬枯れた木立さえも、今では燃え立つ炎のようだ。空も大地も樹木も目覚め、鳥たちが旅立つ日も近い。胸躍る春の幕がもうすぐ開く。

 

 年の初め、日頃離れて暮らす家族が帰ってきた。無人だった子どもたちの部屋にあかりが灯り、大人になった彼らの足音が家中に響き渡る。昔のように笑い声が充満して、若い息吹に心は浮き立つけれど、気楽な独り暮しから、母親に戻るのは年々億劫になってきた。潮が引くように彼らが去ると、華やぎは薄れ、静けさは重く澱んでいくが、それも悪くない。波のように来ては去る。人の往来、季節のめぐり。その繰り返しをずっと同じ場所から見ていたい。新しい春もまた、私はここでずっと見ていよう。

 

 
 同じ場所で、動くものをずっと見ていると、自分が動いていては見えなかったものが見えてくる。当時、私は50代後半、自分のことを「港」のように感じていた。けれど70代になった今、あの頃に立っていた場所からは見えなかったものが見える地点にやってきた。「年齢」という新たな「霊的な器官」は、60代半ばくらいから急にはっきり自覚できるようになった。
 
2年前の初夏、バイオグラフィーワークでは、「21の鏡(Vチャート)」とよんでいる、ミラーリングの自分のチャートを、なんとなく、ぼんやり眺めていた。すると不意に人生の転換点が、15歳、27歳、48歳と、美しく真横に並んでいるさまが浮かび上がってきて、そして何よりもその延長線が、まぎれもなく「今」を指していることに私は慄いた。
 
 それまでの私の転換点は、自分から、というより外からやってきた。否応なくやってくる様々なことを、案外素直に「はい」と受け取ってきたように思う。そのおかげでいろんな経験をさせてもらったし、きっと能力も開発されたに違いない。で、これからもそれでいいのだろうか、と思った。いやいや、そろそろ自分から転換点を生み出そうよ、私。そう思って決めたのが、一生に一度くらい自分が住みたいところに住んでみようということだった。思えば生まれてこの方、純粋に自分だけの意志で、ここに住みたいと思って住処を決めたことはなかった。
 
 物理的年齢から言えば、便利のいいところに住み替えるというのが当たり前かもしれない。それに対して思いっきり反対路線だ。さて、これが今後の私の人生にどんな影響を及ぼすのだろう。なんせ温暖な伊勢で生まれ育った私は、暑さも寒さもほどほどがベース。標高の高い山の暮らしを始めるには、最も厳しい季節ではないだろうか。あまりの寒さにシッポを巻いて逃げ帰るかもしれないけれど、この冬が乗り越えられたら、もう恐いものなし! 試すだけの価値はある。「港」から出ていく古びた小舟、40年近く住んだ愛しい我が家、家族の歴史、思い出がいっぱい詰まった、この場所を離れてでも。
   
関連エントリー 春のクロイツニュース  

身体の傷は心の傷?

 

私は痒いのが、超がつくほど苦手。

だから虫刺されにめっぽう弱い。

蚊に刺されると、アレルギーを起こすのか

刺されてもいないところまで赤くなる。

夏は、いつも、どこかをポリポリ掻いている。

 

そんな私に、

 

ひどく刺されたね。

 

いや、これって刺されたわけじゃなくって

反応して、増えてしまうのですよ。

小さい時から蕁麻疹っ子だったから

肌が覚えているのでしょうね。

 

肌にトラウマを持ってるってことなのかしら。

と言いながら、ハッと気づいた。

 

誰に、何の、言い訳をしてるんだ 私は。

 

 

それなら、なぜスターオブべツレヘムと

クラブアップルを飲まないの?

 

頭ではわかっていたのに、アクションにつなげていなかった。

 

 

慌てて、その日から飲み始めました。

身体が覚えてしまっているかゆみへの過剰反応。

その必要はないのに、そこにこだわり続けていた私。

無意味な記憶の上書き保存。

 

あら不思議

 

ピタリと止まりました。

新たな赤み

もう発現してこない。

あれは心の傷だったということか。

 

恐るべし

バッチフラワー!!

 

 

ミムラスの不安

5月のバッチフラワー

ミムラス

ミムラス

カテゴリー:不安と恐れ

英名:Mimulus 
学名:Mimulus Luteus (現代の学名 Mimulus guttatus)
和名:ミゾホウズキ
キーワード:対象がわかっている恐れ

世の中で起こること、病気、痛み、事故、貧困、暗闇、孤独、不幸などに対する恐れのためのレメディです。日常生活の中で感じる恐れです。このタイプの人は、恐れを心の中に静かに秘めていて、それを人に気軽に話したりすることができません。

Dr.Ed Bach「12ヒーラーとその他のレメディ」より



 新型コロナ感染症拡大のニュースが、世界中を駆け巡るようになって以来、不安のレメディ~ミムラスやアスペンの小瓶に、これまで以上に手が伸びるようになった。思えば、こんなふうに世界中の人々が、同時的に共通する不安を抱えたことがあっただろうか。物質的に満たされた時代には、ことさら私たちは不安でいることに耐えられず、無意識に依存や消費に走りがちだけれど、一時的にしろ、それさえ閉ざされることになった今、これをチャンスとして、ゆっくり自分の中の不安と向き合ってみるのも悪くない。

 

 ミムラスとの出会いは、もう10年以上前、北米シエラネバダの山中だった。雪解け水の小さな流れの中に金色に輝いていたミムラス。別名モンキーフラワーと呼ばれる、ユーモラスなその花の横顔、光をもたらす明るい黄色、花弁の奥に覗く強さの象徴の赤、この花には、明るさ、ユーモア、勇気、自己意識など、不安によって導き出される自分の傾向と向き合い、自らを再構成させるヒントが詰まっているように思える。

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70歳のひとりごと(3)

 

外出自粛のおかげで家が片付く。

 

部屋の隅にずっと置き忘れていた箱を開けたら

出てくる出てくる

手紙の束、

あの箱もこの箱も手紙の山

よくぞ、これだけ取ってあった。

 

これだけもらっているということは

自分も同じくらい書いていたに違いない。

 

心のこもった手紙、

書いている人のまなざしが浮かぶ手紙、

もうこの世を去った母からの手紙。

 

それにしても、私、いつから手紙を書かなくなってしまったのだろう。

日付はほとんど古いものばかり。

ここ20年位ですっかり通信手段が変わってしまった。

 

ふと思う。もし私がいなくなって

こんな手紙が残されていたら、家族が困る。

そう思うと、忍びないけれど、自分で始末するしかない。

 

ありがとう。さようなら。

優しい気持ちだけを残して。

 

 

 

70歳のひとりごと・3

柔らかだったオーク(欧州ナラ)の葉がずいぶんしっかりしてきました。受粉した雌花がドングリになりかけてます

バッチの無料相談室


 

今できること、今したいこと 

に書いたように

COVID-19の感染拡大防止から

外出自粛の要請をきっかけとして

せめて何らかの役に立てるのではないかと思い

無料相談室を始めましたが

今もまだ、気楽に人と会うことができません。

そして、さらに深刻な状況を

抱えていらっしゃる方もあります。

 

なのでもうしばらくの間

無料相談室を続けていきます。

こんな折りですから

ご遠慮なく、ご活用ください。

 

予約制・無料・30分

 

たった30分、されど30分

 

実際にあってお話しするのには及びませんが

でもZoomだからこそ、遠くの方ともお話ができます。

どうぞお気軽に、お声をおかけください。

 

短い時間ですが、心を込めてお話に耳を傾け

助けになるレメディをご提案します。

いま、ご自身は人生のどんな位置にいらっしゃるのか

バイオグラフィカルな視点から見ていきましょう。

 

ただし、バッチフラワーは身体の症状を緩和させることや、

具体的な問題を解決するためのアドバイスなどはできません。

なお、レメディが必要な方はご相談ください。

 

カレンダーをご参照の上

空白の日から、ご都合の良い日、時間を選び

下記のメッセージ欄に、第2希望まで書いてご予約ください。

  

準備していただくのは、安定したインターネット環境とパソコン、またはタブレット、スマートフォンなどの端末。

Zoomの場合は、こちらからお送りするアドレスをクリックするだけで、簡単にお話しができます。

スマートフォン、iPad、iPhone等は、先にアプリのダウンロードが必要です。

尚、顔出しは遠慮したいとか、ラインを使用することも可能です。

メモ: * は入力必須項目です

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今、できること、今、したいこと


もし、いま、私が今よりずっと若かったら

2020年の春をどんな思いで過ごしているかしら。

 

今の私は、古びてはいるけれど健康で自由があり

安全な居場所を持ち、ごく普通に自分を着せて、

食べさせてやることができる。

責任という意味では、子どもたちはみな独立し

言い出したら、心配は尽きないけれど、

まあ、それはそれとする。

 

4月、仕事は片っ端からオンラインに移行した。

 モニター画面のむこうとこっち、

呼吸が合わず、じたばたしている。

退化していく能力と進化する能力。
それはどこで見極められるのかしら。

 

さて、残された私の仕事は?

 

自分を社会へ返していくこと。

 

で、なにができる?なにがしたい? 

 

花が咲いている。

 

不安な気持ちでいるあなたに

野辺に咲く花のように、耳を傾けたい。

 このエントリーは4月に書いていますが、バッチの無料相談室は、現在も継続中です。
関心のある方はこちらへどうぞ。

 

これまで、バッチフラワーのコンサルテーションも、バイオグラフィーワーク・セッションも、対面が大前提でした。

 

このところ、オンラインで話すことが増えて、分かったのは、

対面するって、ホントにホントにホントにすごいことなんだってこと。

 

よく知られているように、私達は視覚によって8割以上の情報を得ていて、

残りを聴覚、触角、嗅覚、味覚で分け合っているらしく

だから数字的に見れば、オンラインの場合、視覚+聴覚でかなりの分量の情報が受け取れることになります。

でも、それは場や空間を共にしてお話を聴くのとは全く「質」の違うもの。

無意識に、生身で出会う経験を下支えにして、デジタルで切り捨てられたものを補完しているのでしょう。

 

それでも、こんなときですから、

バッチの無料相談室オープンします。

 

時間は30分

予約制です。

 

私ができるのは、丁寧に心を込めてお話を聴くこと。

バイオグラフィカルな視点から人生の考え方や捉え方をお伝えすること。

バッチフラワーのレメディとハートをつなぐこと。

ただし、具体的な身体の症状を緩和させることや、

具体的な問題を解決するためのアドバイスなどは含まれていません。

なお、レメディが必要な方はご相談ください。

 

下記のメッセージ欄に、第2希望まで書いてご予約ください。

 

4月24日(金)

13時30分~14時(予約済)
14時30分~15時(予約済)

4月25日(土)

10時30分~11時(予約済)

11時30分~12時(予約済)

5月1日(金)

13時30分~14時(予約済)
14時30分~15時(予約済)

5月2日(土)

10時30分~11時

11時30分~12時(予約済)

 

準備していただくのは、安定したインターネット環境とパソコン、またはタブレット、スマートフォンなどの端末。

Zoomの場合は、こちらからお送りするアドレスをクリックするだけで、簡単にお話しができます。

スマートフォン、iPad、iPhone等は、先にアプリのダウンロードが必要です。

尚、ラインを使用することも可能です。

メモ: * は入力必須項目です

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70歳のひとりごと(2)

 

世界中が緊張に包まれているけれど、この瞬間にも、生まれてくる命がある。

 

歴史を振り返れば、戦時中にも同じことが言えたのだろう。

なぜ人は、選んだかのようにその時代に、生まれてくるのかしら。

 

詩人茨木のり子さんは二十歳に敗戦を迎えた。

「わたしがいちばんきれいだったとき」という詩は

もし彼女が中学生で敗戦を迎えていたら、生まれなかったはず。

 

そう思うと、人が生きる目的と時代は、

否応なく結びついていると思わざるを得ない。

 

同様に70歳の私が、COVID-19によって経験している「今」と

こどもたち、そして進学や就職で、新しい世界に出て行く若者たちが

経験している「今」は、おそらくちがう。

 

私のあしたは、若者と比べるまでもなく、短い。

食料も、マスクの数もトイレットペーパーだって一人分。

第一、あまり心配もしていない。外出自粛も苦ではない。

けれど、もし、私に育ち盛りの子どもがいたら、

どんなに不安なことだろう。

身の安全もさることながら、教育、経済、この先いったいどうなっていくのだろうと。

 

人と人が分断され、

世界中の人々が「境域に立つ」経験をしている。

いまだ、その全容は見えてこないけれど、

この危機の背後に何が待っているのか。

それはいつになったら現われてくるのか。

新しい意識、価値観、生き方...

それをちゃんとキャッチできるだろうか。

そのためには、十分に目覚めて、準備をしなくてはならない。

 

私に何ができるだろう。

 

わからない。

 

けれど、きっと、

こうして考えることが大切なのだと思う。

 

 

刻々と季節が移っていく。

オークの雌花が美しい。秋には実を結ぶ。 

スクレランサスの葛藤

3月のバッチフラワー

スクレランサス

スクレランサス

カテゴリー:内心の不確かさ

英名:Scleranthus 
学名:scleranthus annuus 
和名:シバツメグサ
キーワード:優柔不断、迷い、混乱

 二つの選択肢がある時、一方が正しいように感じたかと思うと次の瞬間には、もう一方のほうが正しいように思えて、いつまでも決められないで苦しむ人、このタイプの人は、通常物静かで一人苦しみ、悩みを人と話したがりません。

Dr.Ed Bach「12ヒーラーとその他のレメディ」より



早春、田んぼの土手を覆うスクレランサス。今、満開!!え?どこに花があるの?
直径7㎜にも満たないほど小さな花は、一瞥しただけではわかりません。
 

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70歳のひとりごと(1)

 

昨年の夏、私は70歳になった。

 

だからもう「アラ7」というよりも、立派な70代だけれど、まだまだ70代は初心者なので、老いのあれこれ、だからこそ日々出会う発見を、忘れないように書いておこうと思う。

 

あれっ、いつの間にか年下ばっかり、

と気づいたのは30代後半だったかな。

 

それでもその頃に出会ったアントロの世界には、年上の凄い人たちがいっぱいいたから、まだまだと甘えていられた。ところが、いつの間にか、自分が自分の親の年代になり、それどころか、すでに祖母の年代になっている、と気づかされるのに、さほどの時間はかからなかった。この間のスピードたるや!!

 

自分の「魂の仕事」に出会うためには、時間のかかる地道な経験が私には必要で、スロースターターだったなあと思うけれど、その分、こうして今もそれがちょっとは役に立っていると思わせてもらえるのは幸運だ。毎日、毎夜、眠りに入っていくときに、今日もいい一日だったなあ、と呟いて身を横たえるように、いい人生だったと永遠の眠りにつけたなら最高だけれど、逆にあがくのもいいかもしれない。それは全く安心して素の人間である自分をさらけ出せるってことだから。

 

とにかく私はとても恵まれている。これからそれをちょっと自慢してみようと思っている。実際、人の幸福な話なんて、絶対に面白くないとは思うけれどね。ふっふ・・・つづく

 

クリスマスにはホリーを

12月のバッチフラワー

ホリー

カテゴリー:人や周囲に敏感すぎて影響されやすい

英名:Holly 
学名:llex aquifolim 
和名:セイヨウヒイラギ
キーワード:嫉妬 憎悪 猜疑心

 

嫉妬や羨望、復習や猜疑心と言った思いに時折かられる人のためのレメディです。また色々な場合に感じるいまいましさに対しても有効です。不幸の原因がこれといってない場合、しばしば自分自身の中で非常に苦しみます。

Dr.Ed Bach「12ヒーラーとその他のレメディ」より


 

クリスマスが近づく頃、初夏に花を咲かせたホリーの実が真っ赤に色づきます。『魂の植物 バッチの花療法への新しい洞察』では「ホリーの葉はイエスの痛みの印として棘を、無実で流した血の印として赤い実をつけるようになった」と書かれています。

 

 花の画像は、我が家の玄関先にある園芸種のクリスマスホリー。いつしかとても大きな株に成長しました。初夏には蜂がいっぱい飛んできます。下の画像はイギリスのあちこちで見かけるホリーですが、クリスマスホリーに比べて、棘を持った鋸歯葉は刻みが細かくて、それはそれは触ると痛い。いつか野に咲くホリーの花をイギリスで見たいものです。



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2019年の最後の植物観察会

2019年のバッチフラワー・BFRP東海の植物観察会の最終回に行ってきました。11月の観察会から、ほぼ3週間、植物たちの冬支度は進んでいるかしら、あの紅葉が終わったら風景はどう変わるかしら?

 

冬の植物観察会って大好き。確かにスケッチをしていると、しんしん冷えて、ちょっと辛いこともありますが、眠りに向かう植物たちとの静かな対話は、春や夏の植物たちの雄弁さとは全然違います。その静けさの中にいると、人間のもつ根源的な孤独感が和らぐ気がします。

 

詳細はBFRP東海ブログ植物観察会

ハニーサックルは前回には残っていた花も実もすっかり剪定されていました。でも以前ほどひどく刈り込まれてなくてホッ。冬芽が少し膨らんでいましたが、この姿で冬越しかな。



3週間前は、黄葉真っ盛りだった「東海の森」の入り口にあるビーチ(ブナ)の林、今ではすっかり葉を落としました。細い枝が冬空にご挨拶。

 

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星々のことばで謎が解けるようになったかな?

『十二星座と人間世界Ⅲ』2019年11月23日、G20の開催でざわつく名古屋でしたが、今回はこれまでにも増して、遠くからまた近くから、たくさんのご参加をいただきました。主催者冥利に尽きるとはこういうことです。ありがとうございました。

 

思えば第1回目は2年前の奇しくも今回と同じ11月23日。占星学の基礎として、サインに始まり、次の年にはハウス、そして今回がプラネットでした。一年の一度の開催ですが、自分のホロスコープを見ながら、あらら、いつの間にかホロスコープが以前よりずっと分かる!!と、少なからず感動しています。

 

楽譜を読む訓練を受けていないものにとっては、楽譜を見るだけでは、それが表している音楽のすばらしさを味わ うことは困難です。ただの記号の羅列にしか感じられません...それと同じように、宇宙で鳴り響く宇宙音楽の本当のすばらしさを、いわばその楽譜である星空の動きを見ているだけでは、味わうことはできません...(「やさしい占星術」丹羽敏雄 より) 

 

その通り、楽譜の読み方ならぬ、星々のことばを読み解く練習をしてるわけですものね。たとえゆっくりでも、積み重ねていくってすごいことだと再認識しました。講師の丹羽敏雄さんの語り口は、とても穏やかで優しいので、まるで簡単なことをおっしゃっているように聞こえてしまうのですが、まったくもって、深く難しいことが散りばめられていて、その著書である『やさしい占星術』は、実は『やさしくない占星術』と同じで、とにかく、分かりやすいのにむずかしく、次々と興味深いことが語られるので、始まりから終わりまで息をつく暇がありませんでした。

 

講座の終わりの方で、12星座と調性の関係について話された時、あっと驚きました。実はモーツァルトの人生を調べていて、いろんな曲を聴くうちに、なぜ長調の曲でありながら、胸の奥がえぐられるような痛みを感じるのだろうと(それはもちろんモーツァルトだからなのでしょうけれど)。どうやら、♯や♭との不思議な関係がありそう…ちょっとヒントをもらった気になったのですが…あとは来年のお楽しみ、というところでしょうか。

 

次回のテーマは、いよいよ「アスペクトとトランジット」。日程が決まり次第お知らせしますのでお楽しみに。ぜひ皆さま、ご参加くださいませ。

十二星座と人間・世界Ⅲ

星々のことばで謎を解く

ルドルフ・シュタイナーによれば、「人間はみな、この世に生まれ落ちる時、それぞれの誕生星位(ホロスコープ)を大脳皮質に刻み込んでくる」のだそうです。ですから、私たちのあり方は、ホロスコープと分かちがたく結びついており、星々の運行や位置と響きあうのは、当然と言えば、当然なのかもしれません。わたしたちはそれぞれ、頭のてっぺんに星々とコンタクトするアンテナを乗っけてると想像しただけでも、ドラえもんのタケコプターみたいで、愉快な気分になります。

 

ジュピター東海では今年も丹羽敏雄さんをお招きして、十二星座と人間・世界Ⅲを開催します。2017年の1回目には、ホロスコープの全体像、2018年は、地上での活動分野を示すハウス、そして今回は、私たちの変遷してやまない、心魂の様々な働きや原理を表す「惑星」から人生の謎を解き明かしていきましょう。占星術入門講座の3回目ですが、初めての方も参加していただけます。(満席になりました

 

楽譜を読む訓練を受けていないものにとっては、楽譜を見るだけでは、それが表している音楽のすばらしさを味わ うことは困難です。ただの記号の羅列にしか感じられません...それと同じように、宇宙で鳴り響く宇宙音楽の本当のすばらしさを、いわばその楽譜である星空の動きを見ているだけでは、味わうことはできません...(「やさしい占星術」丹羽敏雄 より) 

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森のクロイツ

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十二星座と人間・世界Ⅲ

星々のことばで謎を解く

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バイオグラフィーワークで観る・聴く・対話する2019

ジュピター東海の取り組みとしてご紹介した、バイオグラフィーワークで読み解く、杉原千畝の企画「出会いの神秘」が近づいてきました。

 

今回の企画で、私自身は発表やワークを直接リードするわけではありませんが、企画を支える役目としても、杉原千畝の生涯の起点となった八百津町にある記念館は必見と、梅雨の晴れ間を縫って訪ねてきました。

 

杉原千畝記念館のサイトはこちら

 

ウィキペディアで杉原千畝を検索すると、岐阜県美濃に生まれ、3歳には福井県に転居、1年後には三重県四日市へとあり、5歳になって再び岐阜県中津川へ、そこも1年半ほどで桑名へ転居、そして愛知へと移動に次ぐ移動、第1七年期の間に転居が5回!?

なんと動きの多い幼少期なのでしょう。

それにつけても、八百津町という地名が出てこないのに、記念館があるのはどうして?と素朴な疑問がわいてきます。調べてみれば、何やら千畝さんの功績とは無関係の様々な思いがあるようです。

 

それはさておき、とてもいい内容の記念館でした。

来てよかった! 皆さんも行ってみて!!

 

それにしてもこの辺り一帯の緑の濃さはただならぬものがあります。

思い浮かぶのは島崎藤村の『夜明け前』の有名な冒頭の一節です。

 

 木曾路《きそじ》はすべて山の中である。あるところは岨《そば》づたいに行く崖《がけ》の道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曾川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。一筋の街道《かいどう》はこの深い森林地帯を貫いていた。

 

近くの山並みを見渡すと、街道筋ではないものの、この描写がしっくりきます。こういう空気をまとった両親に千畝さんは育てられたのでしょうか。例え、あっちこっちと転居があったとしても、千畝さんの揺るがなさは、こういう背景があってのことだったのでしょうか。それはまた、6月30日を、お楽しみに。

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健康オイリュトミー2019

柴田絵里子 健康オイリュトミー講座 

2019/07/09 ①10:00-12:00 ②13:00-15:00

参加費:5,000円(1こま3,000円)

会場 イーブル名古屋(地下鉄東別院徒歩3分)

講師 柴田絵里子(治療オイリュトミスト・ドイツ在住)

 

オイリュトミスト柴田絵里子さんは、1980年代後半、共にオイリュトミーを学んだ仲間です。その後、彼女は渡独、オイリュトミストに。そしてかれこれ10年くらい前のことでしょうか。一時帰国した彼女の講座に参加して、私は驚くような体験をしました。

 

講座のはじまりに、彼女は私たちに一枚の絵を見せて言いました。

「この絵をよく観て、覚えておいてください。」

誰の作品か、見たことのない絵でしたが

一人の女性が描かれていました。

そして母音や子音を十分に動いた講座の終りに、再度同じ絵を見せて、

「なにか気づいたことがありますか?」と問いました。

 

もう驚いたのなんのって! 嘘でしょう!?

 

はっきりくっきり、色鮮やかに見えたのは言うまでもないのですが、全く存在すらしていなかった色や線がそこにはあったのです。オイリュトミーってすごい。そして2019年7月、今回はさらに「視覚」に特化した講座です。これを受講しないでどうしましょう。

 

お申込・お問合せ:電話/FAX:0567-65-6608(鈴木)Email: kreuz706@gmail.com(中村)

 

講師より・・・近年、現代生活において、視覚への負担は増大しています。そこで特に視覚の健康を促進する練習を中心に紹介する予定です。そのためには、リズム器官、腎臓、様々な関節、手足、手足の指先、前後左右上下のバランスなど、全身に働きかけることが必要になります。参加者の皆さんには、必要な練習を覚えていただき、ぜひ日常生活に組込んでいただけたらと思っています。

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夏のオイリュトミー講座に向けて

「名古屋オイリュトミーの会」夏のオイリュトミー講座の予定

 

2019年7月9日(火)イーブル名古屋 

健康オイリュトミー 柴田絵里子(治療オイリュトミスト・ドイツ在住)

近年、現代生活において、視覚への負担は増大しています。そこで特に視覚の健康を促進する練習を中心に紹介する予定です。そのためには、リズム器官、腎臓、様々な関節、手足、手足の指先、前後左右上下のバランスなど、全身に働きかけることが必要になります。参加者の皆さんには、必要な練習を覚えていただき、ぜひ日常生活に組込んでいただけたらと思っています。

 

2019年7月14日(日)

☆音楽オイリュトミー ピーチ洋子(オイリュトミスト・スウェーデン在住)

 

2019年8月3-4日(土日)

☆夏の2日間集中講座  横山守文(オイリュトミスト)

 

お申込・お問合せ  

電話/FAX:0567-65-6608(鈴木) Email: kreuz706@gmail.com(中村)

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バッチの読書会 100回達成!

 

よもや、誰が想像できたでしょう。

あのささやかな読書会が、100回を迎える日が来ようとは!

 

2009年4月10日

クロイツでスタートした最初のBIEPレベル1

 

いつか、どこかで集まることを

約束をしてきたような1期生の仲間たち。

コースが終わっても別れがたく、

このまま学びを続けましょうと始まったのが

バッチの読書会でした。

 

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春のクロイツニュースから

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春のオイリュトミー集中講座

 

オイリュトミーはもともとギリシャ語で「調和のとれた美しいリズム」を意味していますが、ここで美しいというのは、内面と外面が一致、調和しているということを指しています。では、ミクロコスモスとしての人間のありようが、マクロコスモスの宇宙と響きあい調和しているとは、具体的にどんなことなのでしょう。

 

解けそうで解けない謎...言葉とは?音楽とは? 日々の行為、所作、植物の形態、フォルメン線描などなど、深みにはまっていく予感を抱きつつ、この春も「名古屋オイリュトミーの会」では、オイリュトミスト横山守文氏を迎え、2日間の集中講座を開催します。未経験者も大歓迎。一コマから参加していただけます。

 

3月30日(土)

 午前の部/10:00~12:00

「講義」過去・現在・未来のアルファベット

午後の部/13:30~15:30

「言葉のオイリュトミー」

 講義での学びを実際に動きます

3月31日(日)

午前の部/10:00~12:00、午後の部/13:00~15:00

「音楽のオイリュトミー」

惑星と音楽 具体的な関係について

バッハ・ベートーベン・メンデルスゾーンの曲とともに

   

講 師:横山守文(オイリュトミスト) ピアノ:鈴木里美

会 場:イーブル名古屋 

参加費:1コマ3,000円、1日5,000円

定 員:各20名

持物:底の薄いシューズ、動きやすい服装(女性はフレヤースカート等)

お申込・お問合せ 

電話/FAX:0567-65-6608(鈴木)

Email: kreuz706@gmail.com(中村)

 ※参加ご希望の日時、コマ数をお知らせください。追って詳細をご連絡します

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ジュピター東海の取り組み

 

バイオグラフィーワーカーズ・ジュピターは、養成コースの卒業生たちの同窓会組織ですが、ジュピター関東、ジュピター東海、ジュピター関西、ジュピター九州等々、中国地方や、北海道など、全国に卒業生たちは散らばっており、それぞれの地域で活動しています。

 

さて、ここ東海地方では、1期がスタートした2001年から17年経った今も、1期、3期、6期から各1名、まだ3人しか修了生がいません。ところが、1年後の2020年1月、現在、名古屋で学んでいる9期生が卒業すると、ジュピター東海は、飛躍的に人数が増えます。それはまた、数年後の12期の卒業で、さらに大所帯になっていくはずです。(もちろん、修了生全員がジュピターに入会しての話しです)

 

これまで、ほぼ毎月1回、ジュピター東海の定例会と称して、クロイツに3人が集まっては、ダイアログの練習や読書会、企画の相談など、地道に楽しく活動を重ねてきましたが、気づけばこの3人体制も残すところ、あとわずか。

  

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バッチフラワーへの思い

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秋のクロイツニュースから

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オイリュトミーのこと

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初夏のクロイツニュースから

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音楽オイリュトミー講座2018夏

名古屋オイリュトミーの会 主催

 

スウェーデン在住のオイリュトミスト ピーチ洋子さんの帰国に合わせて、この夏も音楽オイリュトミーの講座を開催します。経験のあるなしに関わりなく、一緒に動く楽しさを味わいましょう。

 

オイリュトミーって何?

 

聞いたことはあるけど動いたことはないとおっしゃる方、どうぞ一度ご体験ください。ピーチ洋子さんの気さくな人柄と、わかりやすい言葉は、私たちを自然に動きの世界へ導いてくれます。

 

皆さまお誘いあわせの上ぜひご参加ください。

お待ちしています。

 

第6回 ピーチ洋子音楽オイリュトミー講座

日 時:2018年7月12日(木)10:00~12:00   

参加費:2000円  

講 師:ピーチ洋子(オイリュトミスト) ピアノ:鈴木里美

会 場:イーブル名古屋(旧名古屋市女性会館)

    (地下鉄名城線「東別院」下車1番出口東へ徒歩5分)

定 員:20名

持 物:底の薄いシューズ、動きやすい服装(女性はフレヤースカートなど)

申込み: 鈴木もとこ TEL/FAX 0567-65-6608/090-1097-0230

    Email:meguru-motoko@sf.commufa.jp

 

ピーチ洋子(オイリュトミスト)プロフィール

イギリス留学を経て、スェーデンでオイリュトミーと出会う。1993年スェーデン・ヤーナオイリュトミー学校卒業。卒業後、地元の舞台グループでオイリュトミー活動。1999年、独自のアート追及のためムーヴィングアートカンパニーを設立。無体活動の傍ら、児童、青少年のための舞台グループや大人向けオイリュトミーコースにて指導。近年は65歳以上を対象に講座を持ち、そのメンバーで舞台を計画中。また和太鼓の普及にも力を入れ、2008年に和太鼓グループ「舞鼓」を立ち上げ、年に数回国内でコンサートを開催。HP www.movingart.se

 

 

 

名古屋オイリュトミーの会

1990年から続いているオイリュトミー愛好家の会です。現在は年間に数回の集中コース開催ですが、新旧の区別なくオイリュトミー好きや関心のある人が集まって動いています。  

 

  

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ホロスコープと人間

ルドルフ・シュタイナーによれば、「人間はみな、この世に生まれ落ちる時、それぞれの誕生星位(ホロスコープ)を大脳皮質に刻み込んでくる」のだそうです。ですから、私たちのあり方は、誕生星位と分かちがたく結びついており、星々の運行や位置と響きあうのは、当然と言えば、当然なのかもしれません。人々は、それぞれ頭のてっぺんに星々とコンタクトするアンテナを乗っけてるなんて、想像しただけでも、何やらおそろしいような愉快な気分になります。

 

昨秋、ジュピター東海で開催した十二星座と人間・世界では、あっという間に席が埋まり、星を読むことへの関心の高さに、今更ながら驚きました。2018年ジュピター東海の「星祭り」は七夕の頃、再び丹羽敏雄さんをお招きします。今回はより具体的にホロスコープが読めるよう、地上での活動分野を示すハウスから、人生の謎を解き明かしていただきます。占星術入門講座の2回目ですが、初めての方も参加していただけます。

 

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早春のクロイツニュースから

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師走のクロイツニュースから

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霜月のクロイツニュースから

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秋のクロイツニュースから

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初秋のクロイツニュースから

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真夏のクロイツニュースから

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最後のPTT6回コース

 

新着情報にも書いたとおり、2017年から

愛知県の講師は2人体制となり

BIEP・PTT(6回)コースは、

牧野宏江新講師が担当し

私はレベル1の2日間コースだけを担当します。

 

奇しくも 2016年9月~10月に開催した

クロイツでのPTTコース

この期が、私にとっての

最後の6回コースとなりました。

 

8年間、このログハウスで、

たくさんの方々が学んでくださいました。

皆さん、本当にありがとう。

 

私の願いは、一人でも多くの人が

バッチフラワーという

比類のないツールを使って、

感情を観る方法を学ぶこと。

 

自分自身を癒す、

こんな強力なツールを使いこなせたら

人生はどれほど異なった局面が

見えてくることでしょう。

クロイツでのバッチ国際教育プログラム

講師が二人体制になるということは

自ずと開催回数が増えますから

ご不便をおかけすることもなくなります。

 

今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

2日間コース 2017/2/18-19 豊田市

6回コース  2017/3月、5月開講 名古屋市


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秋のPTTコース開催

今年の愛知県でのBIEPコースは、年明けにPTT6回コース、3月に2日間コースを開催したきりになっており、お問い合わせをいただくたびに、身の縮む思いで、申し訳ないを繰り返していたのですが、9月から10月にかけて25期の開催を計画しました。受講生の募集を開始します。受講をお考えの方、ぜひご検討ください。PTTコースは定員が少ないのですが、バッチフラワーをじっくり学ぶには、PTTコースは最高です! 久々にクロイツで開催するPTTコース、深まる季節、どんな方とご一緒できるかしら、と今から楽しみにしています。

 

第25期 バッチ国際教育プログラムレベル1 PTTコース

水曜日午前クラス 10:15~12:15 (毎回2時間×6回)

実施日 9/14,21,28 10/12,19,26 

講師  中村かをる BFRP BIEPレベル1(愛知県担当)

受講料 38,000円(教材費、消費税込み)

定員  5名(3名から開催)

会場  クロイツ

 

詳細は愛知開催のバッチ国際プログラムのページでご案内

ウェブ用フライヤーはこちら

 

PTTコースでは6回のコース中に毎回レメディの体験をします
PTTコースでは6回のコース中に毎回レメディの体験をします

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2016初夏の東海ツアー*茨木のり子の人生と詩の世界

昨秋の「茨木のり子の人生と詩の世界」からスタートしたdialog7の企画も

いよいよ今週末の豊橋が最終ステージとなりました。

毎回、一期一会の化学変化が起こっているようです。

可児市では10代から70代まで、まさしく老若男女、様々な背景の方々が集まってくださり

人生の流れに深く頷かれる方、茨木のり子さんの詩に涙する方あり、

途中のボイスワークでも、皆さん、大きく手を振ったり、飛び上がったりと大活躍。

翌日曜日の各務原では、悩み多き子育て世代が中心。

胸打つ言葉の数々とともに、特別な時が流れていました。

 

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BIEPレベル1の復習会

スローな私にしては、2016年のBIEP愛知開催が、

はやくも2コース終了。なかなかのハイペースです。

2月にPTTコース、3月に2日間コースのレベル1終了。

そして5月には、レベル2の開催が決まっています。

 

レベル1修了から、レベル2受講までには

2か月おくという制限がありますし

地方開催は回数が限られているため、

タイミングが合わなくて、1年近く待たせてしまうこともあれば、

今期のようにすらすらと進める場合もあるのです。

バッチ国際教育プログラムで、もう少し学びたいと思われる方は、

ぜひ、レベル2へ進んでいただきたいな、と思います。

詳細はこちらへ

http://www.bachflower.gr.jp/biep/biep_top.html

2016年5月21.22日(土日)BIEPレベル2名古屋開催

レベル2受講前復習会

 

日時 4月18日(月)10:15~12:15

会場 日進日岩崎公民館 会議室2※駐車OK

内容 レベル1の復習と確認 Q&A

参加費 1,000円(満席になりました)

持物 BIEPレベル1の教材、ノートなど

 

準備の都合上ご希望の方はメールでお申し込みください。

クロイツでのPTTコースレベル1の受講風景
クロイツでのPTTコースレベル1の受講風景

受講生からのリクエストもあって、レベル2の開催に合わせて、

毎回、レベル1の復習会なるものを、事前に開いています。

 

レベル1が終わってから、時間が経ってしまった...

よくわからないレメディがある...

このままでは不安、自信がない...

 

とおっしゃる方は、ぜひご参加ください。

レベル1で学んだ知識を、より定着させて

安心してレベル2に臨みましょう。

もちろん、まだ受講を決めかねている方、

今回はパスだけど、いつかは受けたい、と

思っていらっしゃる方も、お気軽にどうぞ。


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冬のPTTコース開催決定

 ある金曜日の朝のことです。今日はそらクリニックでコンサルテーションの予定なので、出かける前にPCのチェックすると、PTTコースの問い合わせメールが届いていました。バッチフラワーの伝え手として、お問い合わせをいただくのは、とてもうれしいことなのですが、2015年のBIEP愛知開催日程はすべて終了し、来年はまだ3月の2日間コースの予定しか組んでいません。それで詳細が決まったらご連絡をと返信を送って、出かけました。

 それから数時間後、コンサルテーションで2回目にお会いした方から、バッチを1回経験したら、その変化が余りに大きいので、学んでみたくなったと聞かされた私は、今日は朝からPTTコースの問い合わせもあったし、ふっとその気になり、PTTコースは3人集まれば開けますよと答えました。その途端、あれよあれよという間に催行可能人数となり、年末年始にかけて、鶴舞の「そらクリニックのにじフロアー」での開催が決定しました。「すべての条件が合った時の展開の早さに鳥肌が立ちました」とはその内の一人の言葉。そんなわけで、今年の年末年始は、いつもとは全然違った過ごし方になりそうな予感。お待たせしているレベル2の日程もそろそろ決まりそうです。

PTTコースでは6回のコース中に毎回レメディの体験をします
PTTコースでは6回のコース中に毎回レメディの体験をします

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新企画 Dialog7

みなさま、たくさんのご参加、そしてお手伝い、応援をありがとうございました。

この企画は さらに内容を深めつつ、2016年、春から夏にかけて東海各地で展開します。

新情報は「 Dialog7」 のHPでご案内。http://www.dialog7.jimdo.com お問合せは Email: dialog76127@gmail.com まで。

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茨木のり子の人生と詩の世界

茨木のり子さんの人生と詩の世界の企画がいよいよ1週間後に迫ってきました。

 

バイオグラフィーワーカーである私にとって、

バイオグラフィー研究はとても興味深い分野です。

昨今、注目されているエンディングノートや個人史、

医療や介護の世界でのナラティブメディスンやセラピーと重なり合いながらも、

さらに未来への希望、人生の意味や目的、人間存在への尊厳などを

これほど語り掛けてくるものはないと自負しています。

それはおそらくバイオグラフィーワークが持っている

人生観や世界観へまなざしの違いではないかしら?

 

どこが? と、思われる方、ぜひお出かけください。

ご一緒できることを、楽しみにしています。

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もうすぐシンポジウム!

クローマー英国教会


今年は秋が早かったせいか、

旅心がずっと誘われて、

あゝ、山に行きたいと思い続けてきましたが、

今のところ、実現できていません。

そのうちに寒くなってくると、

もう、いいや、

と、なるのは目に見えていますから、

なんだって、思い立ったが吉日、

タイミングって、そんなものです。

 

さて、10月になって、バッチのシンポジウムの準備も佳境に入ってきました。

BFRP東海ではコアメンバーの二人が発表を担当します。

これまで、ストーリーの骨格を決め、原稿を書き、スライドをつくり、

なんとかまとめた二人、、、先日の読書会の後、

時間の許す人には残ってもらって、プレゼンの練習を見てもらいました。

なかなかいい感じ!! 

今回のテーマ「身近な平和活動」の成果でしょうか、

ありがたいことに、ご家族の応援もあって、

貴重な経験を、楽しんでいるようです。

 

愛知でPTTコースが始まって7年目、

「BFRP東海」発足から丸3年が経ちました。

あらためて、そのプロセスを語られるのを聞くと

我知らず、感動します。(ま、手前味噌ですが)

PTT講師の私は、レベル1しか担当していないのに、

受講生がプラクティショナーに育っていく途上も、

BFRPとなった後も、ずっと一緒に学びあえるのですから、

講師冥利に尽きるというか、グループをつなぎ合わせてくれている、

大きな力の存在を感じずにはおれません。

 

本番まで、あと10日余り、

これまでの実りをたくさんの方々と共有する時間が

今から楽しみです。

バッチフラワーシンポジウム2015はこちら

 

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PTTコースはじまりました

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14年ぶりのサイト引っ越し

ひょんなことから、サイトの引っ越しをすることになりました。

これまでホームページビルダーでコツコツ作ってきたけれど

あまりにバージョンも古く

PCを替えたら、どうにも起動しなくなってしまいました。

 

ビルダーの新しいバージョンを買うか、

それとも他にいい案は、と調べてみると...


日進月歩はわかっていたつもりでしたが

あらためて、この世界の変化の速さを実感。

今はこんなシステムごと、無料で使えるなんて!!

 

コンテンツの積みかえはまだこれからですが

少し慣れてきたら、さくさくシンプルに

新しいページが作っていけるので感動しています。

 

う~む、なんだかなあ。

これまでとは違う方向へ向かう

列車に乗った気分でワクワク!!

 

明日は乙女座の満月。

 

満ち潮に乗って、月の道を行く春の宵。

でも、おかげでこの数日

すっかり睡眠不足です。

 


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