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ウォルナット

 

バッチフラワーレメディ全38種の中でも、私にとってウォルナットはトップスリーに入るレメディのひとつです。自分にもよく使うし、コンサルテーションでもよく選びます。それはこのレメディが持っている指標『守護と変容』が、現代人には、とても有効と思えるからです。

 

日々、洪水のように押寄せる刺激的な音、人工的な色や光、内にも外にも静けさを保つことの難しくなった現代の生活、ある時には、それは好ましいことかもしれませんが、強い刺激に晒され続けているうちに、私たちの感覚は鈍く、境域は曖昧にならざるをえないのかもしれません。

 

ウォルナットは、感じやすい人、カウンセラーやヒーラーのようなお仕事をする人には、ある種のシールドのような役目を果たし、外的なエネルギーアタックから守ってくれます。また呪縛のように、強い他者の影響下にいる人...例えば職場で、学校で、家庭などで、つい周囲の影響を受けてしまう人にとっても覆いとなり、それらを断つ、という、とっても便利なレメディなのです。

 

つまり自分を縛る、あるいは制限するような影響から自由でいられ、そして、私たちの人生の岐路、誕生から、歯生期、入学、卒業、思春期、転居、就職、転職、結婚、出産、離婚、更年期、老年期 死に至るまでの、ありとあらゆるはじまりとおわり、危機や変化の時を、スムーズに次の段階へとサポートしてくれる...こんなありがたいレメディを使わない手はありません。

ウォルナットの実

緑色の外皮で包まれているウォルナットの実は、熟して落ちると、外皮が腐って硬い殻が現れます。その殻の形は、まるで人間の脳のよう。その殻を割ると、美味しいクルミが入っているというわけです。

 

とはいうものの、バッチフラワーは医薬品ではありませんから、飲んだら、パッと効くという類のものではありません。じゃあ、なに?と言われそうですが、ま、そこはあえて、そのままにしておきたい。そのうちに科学が追い付いて解明される時が来るでしょう。

 

昔、実家の庭には夏蜜柑の木があって、毎年アゲハチョウがやってきて卵を産みました。最初は黒い毛虫みたいなのに、気づくと大きな青虫になっており、独特の匂いがするのです。そのうちに糸を出してサナギになる様子を飽きずに見たものですが、あのサナギの中で、いったい何が起こっていたのか。小学生の頃には、なにも分からず、ただ大きなアゲハチョウになるのを魔法のように感じていました。

 

ウォルナットのレメディを知った時、ふと、あのときのサナギの様子が目に浮かびました。あゝ、人にも同じことが起こるのだ、変化、変容、変態、メタモルフォーゼってそういうことか、と腑に落ちました。

 

迷いや混乱の中で感情が交錯し、身動きが取れなくなることは、大なり小なり誰にでも起こります。そんな時はちょうどサナギ状態・・・つまり殻の中で、もう一度ドロドロに溶けているのですが・・・でも、その状態があってこそ、次のステージに対応可の自分になるための再構築が始まるわけです。そのプロセスを通過しなければ、蝶々になれないのだと気付いたとき、私は私の運命を引き受ける決意、一歩踏み出す勇気を持てたのです。

 

辛い時、人はよく「変わりたい」って、いうけれど、実際、具体的には何も変わらないのです。ただどんな自分、どんな状況でも、肯定的に見る力、その地平からすべてが始まるという新たな視点の獲得だけなんだな、と思います。それはどんな変身よりもすごいことかもしれません。 

 

そう考えたらひきこもりなんて怖くない。ウォルナットをぜひ一度お試しあれ!

その時は、きっと他のレメディもご一緒に。美しい音楽を作曲するように、レメディを組み合わせる作業はとても楽しいのですから。

 

チョウチョウ

 

こころなら

こんなに きれいなの...

 

そう いって

でてくるのかしら

もじゃもじゃけむしから

いつも

チョウチョウは  

 

『まど・みちお少年詩集』「いいけしき」理論社1982

 

まど・みちおさんのこの詩 

 

ホント、そうね。

 

核なる私たちの「こころ」は、きっと、とてもピュアなんだと思う。

 

ウォルナット